闇夜の星
よりによって嫌いな奴と働かなきゃいけないなんて最悪だし、芸能界に興味もない。何とか断ろうとした時「給料は弾むから!」即答で「よろこんで」と言ってしまった自分を夜殴りまくりたかったのは言うまでもない。
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「やっほ」
2日後にバイトで一星の事務所にやってくると待ち伏せしていたかのように登場した。
2日間後悔しまくって連絡しようとしたけどバイト代が頭に浮かび連絡をできなかった。
「どうも····」
「今日からよろしくね」
「仲良くする気は無いんで」
そのまま呼び出されていた部屋へ行くと例のマネージャーさんがいた。
「改めまして高山といいます」
名刺を渡されて大人として扱われてる気がして恥ずかしい。こんなに手厚くしてくれるんだからその分仕事で返さなきゃ。
「補助って何すればいいんですか?」
「私は主に一星の全般をやってるわ
売れるために会社に勧めるいわゆる営業もだし、あとはこいつの身の回りの世話」
ギラッとした目つきで一星の方を見ると呆れたようにため息をついた。
「ほんと、どんな人もダメなのよ
すぐに辞めちゃって
だからあなたには期待してるの
一星がはじめて自分から頼んだ補助だからね」
その言葉に驚いた。つまりあたしが高山さんに選ばれたのはこいつが言ったから?仕事を認めて貰えたんじゃなかった。
「すみません·····あたしやっぱり無理です」
「えっ」
高山さんが引き留めようとあたしの肩に手を伸ばしたけどとっさにスマホを返してそのまま事務所を出ていった。
やっぱり神さまなんていないじゃん。信じたこともないけど改めてそう思った。