闇夜の星
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「ねぇ、おじいちゃん」
「なんだ?」
「一星はあたしの過去知ってるんでしょ?」
「どこに住んどったかは話したが他にはなんにも話とらんよ」
予想と違う答えが返ってきて頭の中はハテナだらけ。
知らないって、なのに、いやあの出来事は日本中に報道された。どこに住んでたかさえ聞けば分かるものか。
一星はその光景を見たわけだし少なくとも何があったか簡単に思い出せるって訳か。
考えすぎてる自分がバカバカしい。
ていうかあいつで頭がいっぱいになるとか最悪。
「新しい学校は友人できそうか?」
心配そうに見つめてくるおじいちゃんに暖かさを感じながら笑顔で報告できることが嬉しくてたまらない。
「うん!ていうかもうできた!」
ほっとするおじいちゃんは本当にあたしのことを考えてくれていると感じさせてくれる。
今度えりに会った時にはどんなのことしよう。そんな“当たり前”がすごく楽しみだ。