闇夜の星
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「そらちゃん?そらちゃんじゃないかい?」


「なん、で俺の本名を…」


「ほら手の甲のここ、ホクロが2つくっついてる様だろう
このホクロがついてる小さな手を握らせてもらったことがあってねぇ
近所に住んでたんだよぉ

やっぱりそらちゃんやったかぁ

大きなったねぇ」

人の目もあるし少し離れたところで話をさせてもらった。


「本当に俺のこと知ってるんですか?」


柔らかく微笑むと口を開いてくれた。



「宙って名前はねぇ【無限の可能性や才能を羽ばたかせてほしい】母親のトキちゃんはいつもそう言ってたよ」


母親の名前も知ってて俺は思わず今まで聞けなかった言葉を口にした。


「あの日、どうして俺だけ助かったか知ってますか?」


「教えて貰えなかったんだねぇ
いいかい?覚悟して聞くんだよ

トキちゃんは嫁の年に近かったけどすごく良くしてくれててねぇ

親が亡くなってるから私のことをお母さんみたいに思ってくれてたよ

そらちゃんが産まれるまでほんとーに楽しみにしとったよ

初めての子やからちゃんと育てられるやろうか、どんなふうに育って欲しいか、毎日のよーに聞かされとった


やっと生まれた時は涙流して喜んどったが1週間もすると「無理やー私には育てられん!」なんて弱音吐き出して叱ったこともあったっけっねぇ


それでも必死に育てとった

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