闇夜の星
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「ほんっと信じらんない!」
「ごめんー!我慢できなかった」
あんな色んな人の前でキスするなんてありえない。だから念押ししてほっぺって何回も言ったのに!
「おーい、冬花」
「なによ!功真!」
「なんで俺までとばっちりを…まぁいいや、ちょい来い」
真っ直ぐにあたしを見てくる功真に珍しさを感じた。
「ほれ、握手」
「ん?まぁ、はい?」
手を差し出すとぐっと握り返された。
「なにこれ?」
「俺の初恋に終止符を打とうと思って」
「は!?」
ありえない言葉に思わず叫んだ。
「何年も思い続けたのに呆気ないもんだわー
ま、これからもお前の幼なじみとして困った時は味方だからな」
「ふふっありがと!幼なじみじゃなくて世界一の親友だわ!」
ふたりで笑いあった。功真がいたからあの日、あの後避難生活を生き抜けたんだよ。伝わってると思うから言わないでいるね。
照れ屋な親友くん。
「宙ー」
「なに?」
「あのね、キス、嬉しかった」
あなたの思いがけない行動も、
嫌いって言っても向かってきてくれる愛情も、
何気に涙脆くて弱いところも、
いざって時にはどんなところにでも現れて、
あたしを助けてくれる。
そんなあなたが大好きです。


