おとぎ話と秘密の物語~あべこべ世界で人助けをする事になりました~
二章-シラユキ

モノローグ

 →小テーブルの花瓶を手に取る  から




 むかしむかし、あるところに白雪姫と呼ばれる美しいお姫様がおりました。
 しかし王妃は、自分が一番美しいことにこだわりがありました。
 王妃は魔法の鏡に問いました。

 世界で一番美しいのは誰?

 それはお妃様です。

 王妃は満足したように頷きました。

 数年が経ち、いつもの様に鏡に問いました。

 世界で一番美しいのは誰?

 それは白雪姫です。

 それを聞いた王妃は、猟師を使い白雪姫の殺害を企てました。

 白雪姫を殺し、肝臓を取って来い。

 しかし、猟師は白雪姫を目の前に、殺すことができませんでした。

 遠くへ逃げなさい。

 猟師はそう言って、白雪姫の肝臓の代わりにイノシシの肝臓を渡しました。
 王妃は喜び、その肝臓を食べたのでした。

 一方白雪姫は、猟師の言葉に従い森の中をひたすらに進みました。
 そして、走り疲れてもう動けなくなってきた頃、とある小さな家を見つけました。
 使えなくはないけど、自分が使うには少しだけサイズが合わない家具にベッド。
 目の前の光景はとても魅力的ではありますが、白雪姫は疲労からベッドで眠ってしまいました。
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