おとぎ話と秘密の物語~あべこべ世界で人助けをする事になりました~
「――お父様」
晩餐会も無事に終わり眠りにつく頃。
シュネージュは引っ掛かりを覚えたまま寝付けず、お父様の部屋へと訪れていました。
「どうした?」
「あ、えぇと……」
さて、どう切り出したらよいのやら。
シュネージュは口を開けたり閉じたりさせますが、中々言葉は出てこないようです。
そうしていると察したお父様が、
「シェルディのことか」
と声を掛けてくれました。
「はい。シェルディについて気になってしまい……」
シュネージュは一つしか歳が変わらず、それでいて人間の血と獣人族の血を持つシェルディが気になって仕方ありません。
第一、あれだけ愛し合っていた夫婦でした。
お母様が亡くなって、こんなにも早く再婚をしたのも不思議だったのです。
お父様は何かを隠していたのではないか。
シュネージュはよからぬことを考えてしまいます。
「――シュネージュ、よく聞くんだ」
お父様は言いました。
「父さんにはね、もう一人の愛人がいたんだ」
晩餐会も無事に終わり眠りにつく頃。
シュネージュは引っ掛かりを覚えたまま寝付けず、お父様の部屋へと訪れていました。
「どうした?」
「あ、えぇと……」
さて、どう切り出したらよいのやら。
シュネージュは口を開けたり閉じたりさせますが、中々言葉は出てこないようです。
そうしていると察したお父様が、
「シェルディのことか」
と声を掛けてくれました。
「はい。シェルディについて気になってしまい……」
シュネージュは一つしか歳が変わらず、それでいて人間の血と獣人族の血を持つシェルディが気になって仕方ありません。
第一、あれだけ愛し合っていた夫婦でした。
お母様が亡くなって、こんなにも早く再婚をしたのも不思議だったのです。
お父様は何かを隠していたのではないか。
シュネージュはよからぬことを考えてしまいます。
「――シュネージュ、よく聞くんだ」
お父様は言いました。
「父さんにはね、もう一人の愛人がいたんだ」