剛腕SATな旦那様は身ごもり妻を猛愛で甘やかす~利害一致婚のはずですが~
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太陽と真綾、ふたりの結婚式は婚姻届を提出してから二年後の六月の善き日に執り行われた。
「準備できた? はいどうぞ」
「はい、どうぞ」
許可を出すと、太陽はおずおずと花嫁の支度部屋に入ってきた。
「綺麗だよ、真綾」
恥ずかしそうに微笑む妻を見るなり、うっとりと目を細める。
真綾が着ているのはマーメイドラインのウェディングドレスだ。レースが尾びれのようにいくつも縫いつけられた極上のドレスである。
「ふふっ。ありがとう。太陽さんも素敵です」
めったに見られない儀礼服姿に、真綾も彼を褒めちぎる。
「駿太もパパといい子で待ってたぞ」
太陽は警察官を模した子供服を着た男の子を抱っこしていた。
「マーマ!」
「お待たせ、駿太」
十月十日を経て、昨年の夏の盛りに真綾は第一子となる駿太を出産した。
真綾はあぶあぶと両手を伸ばしてくる息子の手を取り、よしよしと握りしめた。
太陽とのリンクコーデもよく似合っている。
駿太は鳴海に瓜二つで、とくに強い意志を秘めた瞳と鼻の形がそっくりだ。
最近はどこにでもひとりで歩いていくせいで、なにをしていても目が離せない。