甘い仮面に騙されない!
「……私学校行く準備するから。 寝とけば!」
パジャマにしているスウェットをいつまでも着ているゆるい格好の小宮山 錬にそう吐き捨て、自分の部屋へと早歩きで向かう。
はあ~~。もうやだ。
……私ほんとにこの人と暮らすの?半年間も?
まだ信じきれてない現実ともんもん戦いながら、前髪をヘアアイロンで簡単に整えて、スクバを肩にかける。
部屋を出て階段を降りたら、既に支度を終わらせていた小宮山 錬が、玄関で靴を履いてる姿が見えた。
あんまりだらだらしてるからサボるんじゃないかと思ったけど、そうだ。この人一応 " 優等生 " だった。
……ていうか、準備終わるの早くない?
だったら前髪なんて巻くんじゃなかったよー…。
15分前の自分を恨んでげんなりしながらその場で立ち尽くしてたら、視線の先でこっちを振り向いた小宮山 錬とばちっと目が合った。