大嫌いで大の苦手な強面上司が私だけに優しくしてくるなんて聞いていない
そうか。私へした事を彼なりに反省しているのか。罪悪感と好意から来る優しさ。か……。
「そういや、本条部長はきびしいけど普段はあそこまで怒らないとは他の社員から聞きました」
「本当にすまなかったという思いです」
「反省から、あのような優し差に繋がったのですね。騙していた訳では無いんですね?」
「はい。今はあなたを深く愛したい。それだけです。まおさん、あなたを抱きしめても構いませんか?」
彼の真剣な眼差しが私の身体の全てに向けられている。
「がんばってね」
先ほどの母親の声が脳内に響いた。私は彼の事を誤解していた。騙されてるとかじゃなく、彼なりに愛を全力で注いでくれていたのを今、理解した私。胸の中に漂うもやもやや彼への疑いなど負の感情が全て取れていって綺麗さっぱり無くなった。
(この人は良い人なんだ。確かに私はちょろいかもしれないけど今は……いや、やっぱり私は部長が好きだ)
「お願いします」
と言うと本条部長は少しだけ目を潤ませながら私を優しく抱きしめてくれた。
「まおさん、私はあなたが大好きです……」
社内での冷たい厳しい強面の彼のイメージとは真逆の温かな体温。私はまだぎこちない手つきで、大きな彼の背中に腕を回した。
そしてひとしきり抱き締め合っていると、本条部長の顔がすぐそこまで近づいてきたので私はすっと目を閉じた。
今朝の私に今から本条部長とキスするって伝えたら絶対信じないだろう。
「んっ……」
つぷっと唇の先同士がなんども触れる。まるでついばむような触れ合いが数度交わされた後、唇の割れ目を縫うようにして熱い舌が口内に入り込んで来る。
舌同士が口内にて絡み合う最中、舌にも口にも私の腰と背中に手を回す彼の愛の熱量が重苦しいほどに伝わってきた。
こんなに本条部長は私を好きでいたんだ。胸のドキドキが止まらないまま、私は本条部長から与えられる愛の全てをそのまま受け止めたのだった。
「そういや、本条部長はきびしいけど普段はあそこまで怒らないとは他の社員から聞きました」
「本当にすまなかったという思いです」
「反省から、あのような優し差に繋がったのですね。騙していた訳では無いんですね?」
「はい。今はあなたを深く愛したい。それだけです。まおさん、あなたを抱きしめても構いませんか?」
彼の真剣な眼差しが私の身体の全てに向けられている。
「がんばってね」
先ほどの母親の声が脳内に響いた。私は彼の事を誤解していた。騙されてるとかじゃなく、彼なりに愛を全力で注いでくれていたのを今、理解した私。胸の中に漂うもやもやや彼への疑いなど負の感情が全て取れていって綺麗さっぱり無くなった。
(この人は良い人なんだ。確かに私はちょろいかもしれないけど今は……いや、やっぱり私は部長が好きだ)
「お願いします」
と言うと本条部長は少しだけ目を潤ませながら私を優しく抱きしめてくれた。
「まおさん、私はあなたが大好きです……」
社内での冷たい厳しい強面の彼のイメージとは真逆の温かな体温。私はまだぎこちない手つきで、大きな彼の背中に腕を回した。
そしてひとしきり抱き締め合っていると、本条部長の顔がすぐそこまで近づいてきたので私はすっと目を閉じた。
今朝の私に今から本条部長とキスするって伝えたら絶対信じないだろう。
「んっ……」
つぷっと唇の先同士がなんども触れる。まるでついばむような触れ合いが数度交わされた後、唇の割れ目を縫うようにして熱い舌が口内に入り込んで来る。
舌同士が口内にて絡み合う最中、舌にも口にも私の腰と背中に手を回す彼の愛の熱量が重苦しいほどに伝わってきた。
こんなに本条部長は私を好きでいたんだ。胸のドキドキが止まらないまま、私は本条部長から与えられる愛の全てをそのまま受け止めたのだった。