再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
「凄く素敵…」

白亜の壁に木材がアクセントにふんだんに使われていて、海外のオシャレなリゾートホテルのような外観。
植栽も南国風のテイストでまるで旅行に来たような錯覚に陥りそうだ。

「よかった。中に入ろう」

手を引かれてエントランスに入れば、モノトーンでまとめられていてシンプルで近代的なのに、配置されている装飾がラタンや古木、石などの自然素材で溢れていた。

「ヤバすぎる。ドンピシャすぎる」

「部屋も見て。四階な」

エレベーターに乗ると四階までしかボタンがなかった。
まさかと思い丈慈を見る。

「最上階です。お姫様。しかもワンフロアだけだぞ?」

ねぇ、本当にさ。
ボタンを押す指が尻込みしてしまって震えてしまう。
なんとか押せばスーっと静かに上昇して一瞬で着いてしまった。

扉が開くと広いホールが目の前に現れた。
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