いつの日か巡り会える  その日まで
私はあれからお兄ちゃんが持ってきてくれた本を1日中読んでいた

『立花さん。外はまだ暑いけど、夕方
 に車イスで散歩に行きましょうか。』


病室からの景色も正直見飽きてしまい、
暑くても季節の風や温度を感じたかった
し、ここから出たかった。


本当は‥‥自分のことが分からなくて
今でも不安で押し潰されそうだ。


でもどうしてだろう………止まってては
いけないような気がする。どこかに行かないといけないって‥‥。
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