恋愛日和 いつの日か巡り会うその日まで
瀬木 遥 side
『いつまで着いてくる気?』
日和との時間を邪魔されただけで只でさえ機嫌が悪いっていうのに相手が相手だけにイラつく
睡眠を削って仕事を急いで片付けるのは
、少しでも彼女に会いたいからだ
俺への記憶が全くないのに、すぐに寝不足なのを見破られて一瞬記憶が戻ったのかと期待してしまった。
『待ってください!!あ、あの私は
瀬木さんと話がしたいんです!』
『悪いけど君と何も話すことはないよ。
それと‥‥。次ここに勝手に来たら
俺君に何するかわからないよ?』
あの時警告したのにこうなってしまったことは多分俺の責任だ。
睨んだ後、青ざめて逃げる姿に
疑問に思っていた事が少し確信づく
久しぶりに握った日和の小さくて温かい手の感触を思い出す。
本当はすぐにでも抱き締めたかったけど、混乱させることだけは避けたかったから、手を思わず握ってしまった。
あんなに小さな体で痛みに耐えてリハビリをして汗を流して頑張ってる姿に、
自分も頑張ろうって思わされる。
記憶なんかなくてもこれからまた作っていけばいい。戻ってきた日和を絶対守れるように俺がしっかりする番だから。
彼女の手の温もりが消えないように
拳にした手に唇をそっと寄せた。
瀬木 side 終
『いつまで着いてくる気?』
日和との時間を邪魔されただけで只でさえ機嫌が悪いっていうのに相手が相手だけにイラつく
睡眠を削って仕事を急いで片付けるのは
、少しでも彼女に会いたいからだ
俺への記憶が全くないのに、すぐに寝不足なのを見破られて一瞬記憶が戻ったのかと期待してしまった。
『待ってください!!あ、あの私は
瀬木さんと話がしたいんです!』
『悪いけど君と何も話すことはないよ。
それと‥‥。次ここに勝手に来たら
俺君に何するかわからないよ?』
あの時警告したのにこうなってしまったことは多分俺の責任だ。
睨んだ後、青ざめて逃げる姿に
疑問に思っていた事が少し確信づく
久しぶりに握った日和の小さくて温かい手の感触を思い出す。
本当はすぐにでも抱き締めたかったけど、混乱させることだけは避けたかったから、手を思わず握ってしまった。
あんなに小さな体で痛みに耐えてリハビリをして汗を流して頑張ってる姿に、
自分も頑張ろうって思わされる。
記憶なんかなくてもこれからまた作っていけばいい。戻ってきた日和を絶対守れるように俺がしっかりする番だから。
彼女の手の温もりが消えないように
拳にした手に唇をそっと寄せた。
瀬木 side 終