恋愛日和 いつの日か巡り会うその日まで
インターホンが隼人くんにも聞こえてるはずなのに、行為を全く辞めてくれず、
拳を作って肩を叩くも、何度も角度を変える食べられてしまいそうなキスに
息も苦しくて、口の端から唾液が溢れた

ピンポーン


「んっ………はぁ…ッ…はぁ」

『‥‥‥残念。やっと素直にここを
 開けてくれたのに。ここにいて?
 そんな顔誰にも見せたくないから。』


‥‥えっ?


不満気に部屋を出て行く姿を見送ると、
胸まで捲れ上がった服と露出した下着を慌てて整える

こんなの‥‥初めてでおかしくなりそう


隼人君の甘い舌に途中から気持ちよくなっていた事にも驚いたし、このまま誰も来てなかったら隼人くんと‥‥‥


頭をブンブンと横に振り、私のせいでレポート勉強会を途中で終わらせちゃったことを今になり申し訳なく思った。


暫くして落ち着いてから部屋を出れば、
隼人君はリビングのソファに腰掛けていたから、ゆっくりと階段を降りた。



「お、お客様だった?」

『‥‥‥‥‥ん?大丈夫、セールス。』



良かった……。
セールスだったんだ‥‥。


あの後隼人君は出版社に出掛けてしまったので、私は隅に寄せていたノートを開いてレポートの続きをすることにした



「ツッ!!」


何‥これ‥‥。ノートに書かれていた事に思わず固まってしまう


【ずっと好きだった。
 ちゃんと立花と話したい。】


安藤君のことを友達としか見てなかったのに、そんなの受け入れられない‥‥。
私は先輩以外好きにはなれないから。
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