Only



心はまさにぐちゃぐちゃで、底のない暗闇に落ちているような感覚が身体さえも崩れさせる。



それでも、その中で今にも消えてしまいそうなほど小さいのに、それでも暗闇の中、確かに光り輝いている想いを、絶対に消えない光を、俺は確かに知っていた。



そんな資格はないのに。そんなこと、許されるわけがないのに。



俺は今も、明衣を愛してる。




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