大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【長い夜・その2】
ゆりこは、生まれた時から小学校2年生までのあいだは城陽市で過ごした。
ゆりこが小学校3年生の時に豊が犯したあやまちが原因で家族たちと一緒に京田辺市に逃げ込んだ。
小学校3年生から中学生までの間は、京田辺市内《しない》のガッコーに通った。
高校は、周辺の地域にある私立高校《ガッコー》に進学した。
しかし、入学してから10日後に休みがちになった。
その末に、ゆりこはろくでなしの男と一緒に家出した。
家出したゆりこは、京都府外《ふがい》にある安アパートでカレと暮らし始めた。
そんな中で、ゆりこは深刻な事件に巻き込まれた。
ゆりことドーセーしていたカレシが大阪新世界にある酒場街でヤクザの男たち数人と乱闘を繰り広げた末に拳銃《チャカ》で撃ち殺したあと逃げた事件を起こした。
それが原因で、ゆりこは仲間のヤクザの男たちによって連れ去られた。
時は、1989年1月20日の夕方4時頃であった。
この時、ゆりこは17歳だった。
ところ変わって、京都府城陽市の国道24号線沿いにあるラブボにて…
ゆりこは、仲間のヤクザの男たちによって部屋に監禁された。
ゆりこの目の前にものすごくするどい針がついている注射器が向けられた。
ゆりこは、かれらに対して泣きながら命乞いをした。
「やめて!!やめて!!」
かれらは、ものすごく怒った声でゆりこに言うた。
「なにがやめてや!!」
「オンドレのカレがおれたちの仲間を拳銃《チャカ》で撃ち殺したんや!!」
「オンドレのカレが犯したあやまちは、オンドレ自身がつぐなうのだよ!!」
「イヤ!!死にたくない!!」
ゆりこは、激しく抵抗したあと数人の男のまたくらを右足でけとばして立ち上がった。
その後、ベッドの横に置かれているテーブルの上にのっている電話機の受話器をあげようとした。
この時、男たち数人がゆりこの身体を押さえつけた。
「やめて!!イヤ!!離して!!」
リーダーの男は、ものすごく怒った声で言うた。
「おい、この女をだまらせろ!!」
このあと、男たち数人はゆりこを無理やりベッドに寝かせた。
「やめて!!やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
仲間の男たちは、ゆりこが着ていた衣服をズタズタに破いた。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!助けて!!」
ゆりこは、よりし烈な声で泣き叫んだ。
この時、仲間のひとりがゆりこの口にクロロホルムがたっぷり付着したタオルでゆりこの口を押さえつけた。
その後、ゆりこは意識をなくして倒れた。
それから12時間後であった。
ところ変わって、城陽市久世《しないくぜ》にある建設工事現場にて…
意識をうしなったゆりこは、棺おけに入れられた状態で穴の中に置かれた。
仲間の男たちは、棺おけを穴に入れたあと近くに停まっているタンクローリー車の機械を操作した。
(ドボドボドボドボドボドボドボドボ…)
この時、タンクローリー車の後ろ側から大量のコンクリートが穴に流し込まれた。
この時であった。
機関銃を持ったゆりこのカレシが現場にやって来た。
「オドレぶっ殺してやる!!」
(ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!)
ゆりこのカレシは、機関銃で仲間を撃ち殺したあとタンクローリー車の機械を鉄パイプでたたき壊した。
その後、ゆりこのカレシはゆりこを助けるためにシャベルを使ってコンクリートを取り除こうとした。
しかし、コンクリートに大量の水分がふくまれていたのでひとりの力でかき出すことができなかった。
そこへ、ランチ休みを終えて現場に戻ってきた作業員たち20人がやって来た。
ゆりこのカレシは、ものすごくおたついた声で作業員たちに対して『人が埋まっているから助けてくれ〜』とコンガンした。
それを聞いた作業員たちは、大急ぎで消防を呼んだ。
それからまた20分後であった。
現場に到着した消防隊員たち30人は、手作業でコンクリートをかき出した。
作業開始から60分後であった。
穴の中からコンクリートまみれになった棺おけが引き上げられた。
(ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…)
この時であった。
工事現場に京都府警《ふけい》のパトカーがサイレンを鳴らしながら現場に入った。
パトカーの後ろのドアがひらいたと同時に豊夫婦が降りた。
「ゆりこ!!」
「ゆりこ!!」
豊夫婦は、コンクリートまみれになった棺おけの前にかけつけた。
消防隊員は、大きなバールを使って棺おけをこじ開けた。
それから20分後であった。
全裸でドロドロに汚れた姿のゆりこが棺おけの中から救助された。
豊夫婦は、大急ぎでゆりこを抱きしめた。
「ゆりこ〜」
「ゆりこ〜」
「ううううううううううううううう…ゆりこ…許してくれ!!」
豊夫婦は、激しい声で泣き叫んだ。
危ないところを救助されたゆりこは、京都伏見の大型病院に緊急搬送された。
ゆりこのカレシは、殺人罪などでケーサツに逮捕された。
ゆりこは、それから数日の間に渡って集中治療室にカクリされたあとめざめた。
事件のあと、豊と最初の妻はリコンした。
それから2ヶ月後に豊は今の妻とサイコンした。
同時に、ゆりこは休学していた私立高校《コーコー》に復学して1年生からもう一度やり直した。
1992年春、ゆりこは私立高校《コーコー》を卒業した。
その後、松山の大学に進学した。
豊は、希望に満ちあふれた表情で卒業証書を受け取ったゆりこを見ることができたと言うて喜んだ。
しかし、ゆりこの内面は希望に満ちあふれていなかった。
豊夫婦の願いを叶えるためにしかたなく行った私立高校《コーコー》の卒業証書は、ただの紙切れよ…
こんなことになるのであれば…
ユーフクな家にもらわれた方がよかったわ…
…………
ゆりこが小学校3年生の時に豊が犯したあやまちが原因で家族たちと一緒に京田辺市に逃げ込んだ。
小学校3年生から中学生までの間は、京田辺市内《しない》のガッコーに通った。
高校は、周辺の地域にある私立高校《ガッコー》に進学した。
しかし、入学してから10日後に休みがちになった。
その末に、ゆりこはろくでなしの男と一緒に家出した。
家出したゆりこは、京都府外《ふがい》にある安アパートでカレと暮らし始めた。
そんな中で、ゆりこは深刻な事件に巻き込まれた。
ゆりことドーセーしていたカレシが大阪新世界にある酒場街でヤクザの男たち数人と乱闘を繰り広げた末に拳銃《チャカ》で撃ち殺したあと逃げた事件を起こした。
それが原因で、ゆりこは仲間のヤクザの男たちによって連れ去られた。
時は、1989年1月20日の夕方4時頃であった。
この時、ゆりこは17歳だった。
ところ変わって、京都府城陽市の国道24号線沿いにあるラブボにて…
ゆりこは、仲間のヤクザの男たちによって部屋に監禁された。
ゆりこの目の前にものすごくするどい針がついている注射器が向けられた。
ゆりこは、かれらに対して泣きながら命乞いをした。
「やめて!!やめて!!」
かれらは、ものすごく怒った声でゆりこに言うた。
「なにがやめてや!!」
「オンドレのカレがおれたちの仲間を拳銃《チャカ》で撃ち殺したんや!!」
「オンドレのカレが犯したあやまちは、オンドレ自身がつぐなうのだよ!!」
「イヤ!!死にたくない!!」
ゆりこは、激しく抵抗したあと数人の男のまたくらを右足でけとばして立ち上がった。
その後、ベッドの横に置かれているテーブルの上にのっている電話機の受話器をあげようとした。
この時、男たち数人がゆりこの身体を押さえつけた。
「やめて!!イヤ!!離して!!」
リーダーの男は、ものすごく怒った声で言うた。
「おい、この女をだまらせろ!!」
このあと、男たち数人はゆりこを無理やりベッドに寝かせた。
「やめて!!やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
仲間の男たちは、ゆりこが着ていた衣服をズタズタに破いた。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!助けて!!」
ゆりこは、よりし烈な声で泣き叫んだ。
この時、仲間のひとりがゆりこの口にクロロホルムがたっぷり付着したタオルでゆりこの口を押さえつけた。
その後、ゆりこは意識をなくして倒れた。
それから12時間後であった。
ところ変わって、城陽市久世《しないくぜ》にある建設工事現場にて…
意識をうしなったゆりこは、棺おけに入れられた状態で穴の中に置かれた。
仲間の男たちは、棺おけを穴に入れたあと近くに停まっているタンクローリー車の機械を操作した。
(ドボドボドボドボドボドボドボドボ…)
この時、タンクローリー車の後ろ側から大量のコンクリートが穴に流し込まれた。
この時であった。
機関銃を持ったゆりこのカレシが現場にやって来た。
「オドレぶっ殺してやる!!」
(ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!)
ゆりこのカレシは、機関銃で仲間を撃ち殺したあとタンクローリー車の機械を鉄パイプでたたき壊した。
その後、ゆりこのカレシはゆりこを助けるためにシャベルを使ってコンクリートを取り除こうとした。
しかし、コンクリートに大量の水分がふくまれていたのでひとりの力でかき出すことができなかった。
そこへ、ランチ休みを終えて現場に戻ってきた作業員たち20人がやって来た。
ゆりこのカレシは、ものすごくおたついた声で作業員たちに対して『人が埋まっているから助けてくれ〜』とコンガンした。
それを聞いた作業員たちは、大急ぎで消防を呼んだ。
それからまた20分後であった。
現場に到着した消防隊員たち30人は、手作業でコンクリートをかき出した。
作業開始から60分後であった。
穴の中からコンクリートまみれになった棺おけが引き上げられた。
(ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…)
この時であった。
工事現場に京都府警《ふけい》のパトカーがサイレンを鳴らしながら現場に入った。
パトカーの後ろのドアがひらいたと同時に豊夫婦が降りた。
「ゆりこ!!」
「ゆりこ!!」
豊夫婦は、コンクリートまみれになった棺おけの前にかけつけた。
消防隊員は、大きなバールを使って棺おけをこじ開けた。
それから20分後であった。
全裸でドロドロに汚れた姿のゆりこが棺おけの中から救助された。
豊夫婦は、大急ぎでゆりこを抱きしめた。
「ゆりこ〜」
「ゆりこ〜」
「ううううううううううううううう…ゆりこ…許してくれ!!」
豊夫婦は、激しい声で泣き叫んだ。
危ないところを救助されたゆりこは、京都伏見の大型病院に緊急搬送された。
ゆりこのカレシは、殺人罪などでケーサツに逮捕された。
ゆりこは、それから数日の間に渡って集中治療室にカクリされたあとめざめた。
事件のあと、豊と最初の妻はリコンした。
それから2ヶ月後に豊は今の妻とサイコンした。
同時に、ゆりこは休学していた私立高校《コーコー》に復学して1年生からもう一度やり直した。
1992年春、ゆりこは私立高校《コーコー》を卒業した。
その後、松山の大学に進学した。
豊は、希望に満ちあふれた表情で卒業証書を受け取ったゆりこを見ることができたと言うて喜んだ。
しかし、ゆりこの内面は希望に満ちあふれていなかった。
豊夫婦の願いを叶えるためにしかたなく行った私立高校《コーコー》の卒業証書は、ただの紙切れよ…
こんなことになるのであれば…
ユーフクな家にもらわれた方がよかったわ…
…………