大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【でも、何かが違う】
時は、午前11時10分頃であった。
またところ変わって、JR和歌山駅の中にあるホテルグランヴィアにて…
玲奈《れいな》さんが館内に入った時、エントランスホールに礼服姿の親類たちがたくさん集まっていた。
この時であった。
エントランスのカフェテリアにいる嫂《あによめ》・よりえが玲奈《れいな》さんに向けて大きく手を振りながら呼んだ。
「玲奈《れいな》さ〜ん〜」
「嫂《ねえ》さん。」
「こっちこっち〜」
玲奈《れいな》さんは、よりえたちが待っているカフェテリアへ行った。
またところ変わって、カフェテリアにて…
カフェテリアの席に玲奈《れいな》さんの実家の家族たち6人と光秀《みつひで》の知人の弁護士の男性がいた。
和正《かずまさ》は、急なお仕事が入った関係でここにいなかった。
玲奈《れいな》さんは、空いている席に座った。
その後、かよのが玲奈《れいな》さんの前に1枚のショメンを差し出した。
差し出されたショメンは、リコン届けであった。
玲奈《れいな》さんは、やや困った声で『これはなに?』とたずねた。
かよのは、にこやかな声で玲奈《れいな》さんに『リコン届けよ。』と言うたあと玲奈《れいな》さんに対して笑いながら言うた。
「玲奈《れいな》…ごめんね。」
玲奈《れいな》さんは、ものすごく困った声でかよのに言うた。
「ごめんねじゃないわよ!!」
「玲奈《れいな》。」
「悪いことをしたと思うのであれば心底からあやまってよ!!」
「分かってるわよ〜」
よりえは、過度にやさしい声で玲奈《れいな》さんに言うた。
「玲奈《れいな》さん、今回のリコンの原因は義父母《おとーさまとおかーさま》のセンタクミスをしたことによるフリョの事故なのよ。」
「フリョの事故と言うけど…」
光秀《みつひで》は、玲奈《れいな》さんに対して笑いながら言うた。
「ホンマにセンタクミスによる事故だよ…おとーちゃんは、徳久《のりひさ》くんの収入面で判断したので、肝心な面を見ていなかったのだよ…」
玲奈《れいな》さんは、ますます困った声で言うた。
「なんで収入面で判断したのよ?」
光秀《みつひで》は、玲奈《れいな》さんに対して見苦しいいいわけを言うた。
「ワシは、玲奈《れいな》を食べさせて行くことができるかどうかを判断した上で徳久《のりひさ》くんを選んだのだよ〜」
「もういいわよ!!うちは、男なんかいらないわよ!!」
光秀《みつひで》は、玲奈《れいな》さんに対してヘラヘラ笑いながら言うた。
「分かってるよ〜…ワシらはサイコンせえとは言うてないよ〜…ねえかあさん。」
かよのは、玲奈《れいな》さんに対してケーソツな言葉を言うた。
「そうよそうよ…おひとり様の方が気楽でいいわよ。」
弁護士の男性は、玲奈《れいな》さんに対して決めつけ言葉を言うた。
「ああ、そうだよ…今の若い人たちは結婚したいと考えている人なんかひとりもいないよ。」
玲奈《れいな》さんは、困った声で言うた。
「それじゃあ、兄《おにい》はなんで嫂《おねえ》と結婚したの?」
玲奈《れいな》さんの問いに対して、弁護士の男性は『それは…ガマンするためだよ~』と答えた。
玲奈《れいな》さんは『それはほんとうですか?』と言うた。
かよのは、にこやかな声で『ほんとうにほんとうよ。』と玲奈《れいな》さんに言うたあと明信《あきのぶ》に声をかけた。
「明信《あきのぶ》〜」
「(明信《あきのぶ》、困った声で言う)かあさん。」
「明信《あきのぶ》は、なんのためによりえさんと結婚したのかな?」
「ガマンするためだよ〜」
「そうよね…だれのためにガマンしているのかな?」
「だから、よりえの親きょうだいのためにガマンしているのだよ〜…それと、よりえと安志《やすし》と安明《やすあき》がフリになったらかわいそうだから、しかたなく父親になったのだよ〜」
「そうよね〜」
「おかーさん!!」
「兄さんはなにもかもをガマンするために嫂《ねえ》さんと結婚したのよ…ほんとうよ。」
玲奈《れいな》さんは『理解できない!!』と言うた。
この時、弁護士の男性はものすごくあつかましい声で言うた。
「ガマンしているのはお兄さんだけじゃないよ…お嫂《ねえ》さんもガマンしているのだよ。」
「だから、なにをガマンしていると言うのよ?」
「決まっているじゃないか…お嫂《ねえ》さんは、楽しいこと全てをガマンしているのだよ〜…オシャレすることもスイーツを食べに行くこともショッピングすることも…オシカツも…結婚して家庭を持ったら楽しいこと全般ができないのだよ〜…それはいやとは思わないのか?」
そうは言うけど…
弁護士さんが言うた言葉に対して、かよのはにこやかな声でよりえに言うた。
「よりえさん。」
「はい。」
「よりえさんは、楽しいこと全てをガマンしているよね。」
よりえは、にこやかな声で『はいそうです。』と答えたあと玲奈《れいな》さんに対して当てつけがませの声で言うた。
「玲奈《れいな》さんはいいな〜」
「嫂《ねえ》さん…嫂《ねえ》さんってば〜」
「なあに?」
「嫂《ねえ》さん、どこかで無理をため込んでいるのじゃないの?」
「ため込んでないわよ…うちは大丈夫よ…オシャレすることもスイーツを食べに行くこともショッピングすることもオシカツに行くことなどをぜーんぶガマンしているのよ〜…」
「嫂《ねえ》さん〜」
「玲奈《れいな》さんは、徳久《ろくでなしのダンナ》とリコンしたから楽しいことがたくさんできるのでしょ〜」
「だけど…」
よりえは、玲奈《れいな》さんに対して当てつけがませの言葉を言うた。
「うち、オシャレがしたいなぁ~…スタバへ行ってスイーツを食べたい〜…ジャニーズのオシカツに行きたいな〜…エステに行きたいな〜」
それじゃあ、行けばいいじゃないか…
玲奈《れいな》さんは、あきれた表情でつぶやいた。
よりえは、なおも当てつけがませの言葉を言うた。
「なのに…ダンナとふたりの子どもたちがいるから行くことができないのよ…」
明信《あきのぶ》は、なさけない声で『仕方ねえだろ…オレだってガマンしてるのだぞ〜』と言うた。
その後、よりえは安志《やすし》と安明《やすあき》に対してにこやかな声で言うた。
「安志《やすし》、安明《やすあき》。」
「なあに?」
「ふたりに聞くけど、おとーさんとおかーさんはなんのために結婚したのかな?」
「ガマンするためです。」
「そうよ…おとーさんとおかーさんは、ガマンするために結婚したのよ…だれのためにおとーさんとおかーさんはガマンしていると思う?」
「ぼくたちのため。」
「そうよ。」
「なんでガマンしているの?」
「安志《やすし》と安明《やすあき》がしあわせになるためにガマンしているのよ…おとーさんとおかーさんがガマンしていれば、安志《やすし》と安明《やすあき》がしあわせになるのよ〜」
信じられない…
玲奈《れいな》さんは、思い切りあきれた表情でつぶやいたあと席を立った。
この時、光秀《みつひで》が困った声で玲奈《れいな》さんに言うた。
「玲奈《れいな》。」
「うち、帰ります!!」
「どうして帰るのだよ〜」
「急な予定変更が出たから帰るのよ!!」
「お昼はどないすんねん?」
「いらないわよ!!」
「せめてラーメン一杯だけでも食べて行けや〜」
「やかましい!!いらないと言ったらいらないわよ!!なんなのよ一体もう…ひとがばたついている時に急に呼び出すなんてドサイテーよ!!」
玲奈《れいな》さんに怒鳴られた実家の家族たちは、ひどくおびえた。
このあと、付き人軍団の男たち1000人がドカドカと足音を立てながらやって来た。
付き人軍団の男たちは、玲奈《れいな》さんに対して『出発の時間です〜』と伝えたあと玲奈《れいな》さんを取り囲んだ。
その後、男たちは光秀《みつひで》たちに対して『出発準備を始めます。』と言うたあと『じゃますんな!!』と言うた。
玲奈《れいな》さんは、ホテルから出たあと玄関前に停まっている黒のトヨタセンチュリーに乗り込んだ。
それから3分後に玲奈《れいな》さんが乗り込んだトヨタセンチュリーがホテルグランヴィアの前から出発した。
車は、阪和道を通って大阪市内へ向かった。
またところ変わって、JR和歌山駅の中にあるホテルグランヴィアにて…
玲奈《れいな》さんが館内に入った時、エントランスホールに礼服姿の親類たちがたくさん集まっていた。
この時であった。
エントランスのカフェテリアにいる嫂《あによめ》・よりえが玲奈《れいな》さんに向けて大きく手を振りながら呼んだ。
「玲奈《れいな》さ〜ん〜」
「嫂《ねえ》さん。」
「こっちこっち〜」
玲奈《れいな》さんは、よりえたちが待っているカフェテリアへ行った。
またところ変わって、カフェテリアにて…
カフェテリアの席に玲奈《れいな》さんの実家の家族たち6人と光秀《みつひで》の知人の弁護士の男性がいた。
和正《かずまさ》は、急なお仕事が入った関係でここにいなかった。
玲奈《れいな》さんは、空いている席に座った。
その後、かよのが玲奈《れいな》さんの前に1枚のショメンを差し出した。
差し出されたショメンは、リコン届けであった。
玲奈《れいな》さんは、やや困った声で『これはなに?』とたずねた。
かよのは、にこやかな声で玲奈《れいな》さんに『リコン届けよ。』と言うたあと玲奈《れいな》さんに対して笑いながら言うた。
「玲奈《れいな》…ごめんね。」
玲奈《れいな》さんは、ものすごく困った声でかよのに言うた。
「ごめんねじゃないわよ!!」
「玲奈《れいな》。」
「悪いことをしたと思うのであれば心底からあやまってよ!!」
「分かってるわよ〜」
よりえは、過度にやさしい声で玲奈《れいな》さんに言うた。
「玲奈《れいな》さん、今回のリコンの原因は義父母《おとーさまとおかーさま》のセンタクミスをしたことによるフリョの事故なのよ。」
「フリョの事故と言うけど…」
光秀《みつひで》は、玲奈《れいな》さんに対して笑いながら言うた。
「ホンマにセンタクミスによる事故だよ…おとーちゃんは、徳久《のりひさ》くんの収入面で判断したので、肝心な面を見ていなかったのだよ…」
玲奈《れいな》さんは、ますます困った声で言うた。
「なんで収入面で判断したのよ?」
光秀《みつひで》は、玲奈《れいな》さんに対して見苦しいいいわけを言うた。
「ワシは、玲奈《れいな》を食べさせて行くことができるかどうかを判断した上で徳久《のりひさ》くんを選んだのだよ〜」
「もういいわよ!!うちは、男なんかいらないわよ!!」
光秀《みつひで》は、玲奈《れいな》さんに対してヘラヘラ笑いながら言うた。
「分かってるよ〜…ワシらはサイコンせえとは言うてないよ〜…ねえかあさん。」
かよのは、玲奈《れいな》さんに対してケーソツな言葉を言うた。
「そうよそうよ…おひとり様の方が気楽でいいわよ。」
弁護士の男性は、玲奈《れいな》さんに対して決めつけ言葉を言うた。
「ああ、そうだよ…今の若い人たちは結婚したいと考えている人なんかひとりもいないよ。」
玲奈《れいな》さんは、困った声で言うた。
「それじゃあ、兄《おにい》はなんで嫂《おねえ》と結婚したの?」
玲奈《れいな》さんの問いに対して、弁護士の男性は『それは…ガマンするためだよ~』と答えた。
玲奈《れいな》さんは『それはほんとうですか?』と言うた。
かよのは、にこやかな声で『ほんとうにほんとうよ。』と玲奈《れいな》さんに言うたあと明信《あきのぶ》に声をかけた。
「明信《あきのぶ》〜」
「(明信《あきのぶ》、困った声で言う)かあさん。」
「明信《あきのぶ》は、なんのためによりえさんと結婚したのかな?」
「ガマンするためだよ〜」
「そうよね…だれのためにガマンしているのかな?」
「だから、よりえの親きょうだいのためにガマンしているのだよ〜…それと、よりえと安志《やすし》と安明《やすあき》がフリになったらかわいそうだから、しかたなく父親になったのだよ〜」
「そうよね〜」
「おかーさん!!」
「兄さんはなにもかもをガマンするために嫂《ねえ》さんと結婚したのよ…ほんとうよ。」
玲奈《れいな》さんは『理解できない!!』と言うた。
この時、弁護士の男性はものすごくあつかましい声で言うた。
「ガマンしているのはお兄さんだけじゃないよ…お嫂《ねえ》さんもガマンしているのだよ。」
「だから、なにをガマンしていると言うのよ?」
「決まっているじゃないか…お嫂《ねえ》さんは、楽しいこと全てをガマンしているのだよ〜…オシャレすることもスイーツを食べに行くこともショッピングすることも…オシカツも…結婚して家庭を持ったら楽しいこと全般ができないのだよ〜…それはいやとは思わないのか?」
そうは言うけど…
弁護士さんが言うた言葉に対して、かよのはにこやかな声でよりえに言うた。
「よりえさん。」
「はい。」
「よりえさんは、楽しいこと全てをガマンしているよね。」
よりえは、にこやかな声で『はいそうです。』と答えたあと玲奈《れいな》さんに対して当てつけがませの声で言うた。
「玲奈《れいな》さんはいいな〜」
「嫂《ねえ》さん…嫂《ねえ》さんってば〜」
「なあに?」
「嫂《ねえ》さん、どこかで無理をため込んでいるのじゃないの?」
「ため込んでないわよ…うちは大丈夫よ…オシャレすることもスイーツを食べに行くこともショッピングすることもオシカツに行くことなどをぜーんぶガマンしているのよ〜…」
「嫂《ねえ》さん〜」
「玲奈《れいな》さんは、徳久《ろくでなしのダンナ》とリコンしたから楽しいことがたくさんできるのでしょ〜」
「だけど…」
よりえは、玲奈《れいな》さんに対して当てつけがませの言葉を言うた。
「うち、オシャレがしたいなぁ~…スタバへ行ってスイーツを食べたい〜…ジャニーズのオシカツに行きたいな〜…エステに行きたいな〜」
それじゃあ、行けばいいじゃないか…
玲奈《れいな》さんは、あきれた表情でつぶやいた。
よりえは、なおも当てつけがませの言葉を言うた。
「なのに…ダンナとふたりの子どもたちがいるから行くことができないのよ…」
明信《あきのぶ》は、なさけない声で『仕方ねえだろ…オレだってガマンしてるのだぞ〜』と言うた。
その後、よりえは安志《やすし》と安明《やすあき》に対してにこやかな声で言うた。
「安志《やすし》、安明《やすあき》。」
「なあに?」
「ふたりに聞くけど、おとーさんとおかーさんはなんのために結婚したのかな?」
「ガマンするためです。」
「そうよ…おとーさんとおかーさんは、ガマンするために結婚したのよ…だれのためにおとーさんとおかーさんはガマンしていると思う?」
「ぼくたちのため。」
「そうよ。」
「なんでガマンしているの?」
「安志《やすし》と安明《やすあき》がしあわせになるためにガマンしているのよ…おとーさんとおかーさんがガマンしていれば、安志《やすし》と安明《やすあき》がしあわせになるのよ〜」
信じられない…
玲奈《れいな》さんは、思い切りあきれた表情でつぶやいたあと席を立った。
この時、光秀《みつひで》が困った声で玲奈《れいな》さんに言うた。
「玲奈《れいな》。」
「うち、帰ります!!」
「どうして帰るのだよ〜」
「急な予定変更が出たから帰るのよ!!」
「お昼はどないすんねん?」
「いらないわよ!!」
「せめてラーメン一杯だけでも食べて行けや〜」
「やかましい!!いらないと言ったらいらないわよ!!なんなのよ一体もう…ひとがばたついている時に急に呼び出すなんてドサイテーよ!!」
玲奈《れいな》さんに怒鳴られた実家の家族たちは、ひどくおびえた。
このあと、付き人軍団の男たち1000人がドカドカと足音を立てながらやって来た。
付き人軍団の男たちは、玲奈《れいな》さんに対して『出発の時間です〜』と伝えたあと玲奈《れいな》さんを取り囲んだ。
その後、男たちは光秀《みつひで》たちに対して『出発準備を始めます。』と言うたあと『じゃますんな!!』と言うた。
玲奈《れいな》さんは、ホテルから出たあと玄関前に停まっている黒のトヨタセンチュリーに乗り込んだ。
それから3分後に玲奈《れいな》さんが乗り込んだトヨタセンチュリーがホテルグランヴィアの前から出発した。
車は、阪和道を通って大阪市内へ向かった。