大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【浅い眠り】

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…キーッ、プシュー…)

時は、午後3時過ぎであった。

ところ変わって、JR新宮駅のプラットホームにて…

大阪・和歌山方面から到着した特急オーシャンアロー号が到着した。

せつこさんは、列車から降りたあと改札口へ向かって歩いた。

ところ変わって、駅前広場にて…

改札口を通って駅の外に出たせつこさんは、歩いて比江島家へ向かった。

またところ変わって、比江島家の大広間にて…

大広間のテーブルに佐和子《さわこ》智太郎《ともたろう》の夫婦とたまよの実父・妹尾秀典《せのおひでのり》と再婚妻《ごさい》・龍子《りゅうこ》と龍子《りゅうこ》の連れ子・花栄《はなえ》(22歳)と花代《はなよ》(高2)の4人家族がいた。

となりの部屋にいる智之《ともゆき》は、ひとりで遊んでいた。

佐和子《さわこ》は、秀典《ひでのり》龍子《りゅうこ》の夫婦に対してたまよを妹尾《せのお》の家に帰した方がいいのではと言うた。

佐和子《さわこ》が言うた言葉に対して、龍子《りゅうこ》は困った表情で言うた。

「比江島《ひえじま》の奥さま…うちはいま、たまよと智之《こども》が使える部屋がないのです。」
「使える部屋がないって…どう言うことでしょうか?」
「比江島《ひえじま》さん、私たちはいじわるで言うたのじゃないのです…花代《はなよ》の受験を再来年に控えているので受験勉強《べんきょう》に集中させたいのです…それと、花栄《はなえ》が来年の春に京都の大学を卒業する予定なのです…大学を卒業したあとはうちに帰ることになっているのです。」
「それじゃあ、たまよさんはどうなさるのですか?」

龍子《りゅうこ》は、ものすごくナマイキな声で言うた。

「たまよは妹尾《せのお》じゃなく砂川《さかわ》の家の娘だから関係ありませんわよ!!…そんなことよりも、たまよのダンナをどうにかしてよ!!…比江島《ひえじま》のご夫婦がたまよのダンナを過度に甘やかしてばかりいたことが原因でたまよと夫の仲が悪くなったと言うことに気が付きなさいよ!!」

龍子《りゅうこ》からボロクソに言われた佐和子《さわこ》と智太郎《ともたろう》は、ハンロンすることができずにコンワクした。

それから5分後であった。

ところ変わって、家の前にて…

せつこさんが家の手前300メートルのところに来た時であった。

妹尾《せのお》の家の家族たちが怒った表情で家から出てきた。

その様子を見たせつこさんは、ものすごくコンワクした表情を浮かべながらつぶやいた。

このままでは…

比佐志《ひさし》さんとたまよさんが話し合いをすることができない…

どうしたらいいのよ…

……………………………

せつこさんは、比江島《ひえじま》の家に行くことをやめた。

このあと、せつこさんは新宮駅へ引き返した。
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