大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【夜霧の第二国道】

時は、深夜2時40分頃であった。

またところ変わって、呉市天応町《てんのうちょう》の国道31号線沿いにある終夜営業のラーメン屋にて…

カウンターの席に座っている私は、大根とあつあげとやきちくわとこんにゃくが盛られているおでんとぎょうざダブルを肴《さかな》に千福の冷酒をのんでいた。

私は、冷酒をのみながら週刊プレイボーイに掲載されているセーラ・ロウエルさん(故人)の水着《ビキニ》のグラビアをみていた。

店の中には、数人の運転手《うんちゃん》たちがいた。

セーラ・ロウエルさんの水着《ビキニ》のグラビアをみていた私は、つらい表情でつぶやいた。

ああ…

恋人がほしいよ…

お嫁さんがほしいよ…

やっぱり…

お嫁さんがいないと…

生きて行くことができないよ…

……………………

つらい表情でつぶやいた私は、雑誌を閉じたあと食べかけの大根のおでんを食べた。

………………………

(つるつるつるつるつるつるつるつるつるつる…)

それから30分後であった。

私は、しめのチャーシューメンとおでんとぎょうざの残りを食べていた。

この時、運転手《うんちゃん》がひとり店に入った。

店に入った運転手《うんちゃん》は、数人の運転手《うんちゃん》たちと楽しくお話をしていた。

運転手《うんちゃん》たちはまず、ゆうべのプロ野球広島東洋カープのナイターの話から始めた。

「おう、ゆうべの試合は最高だったな〜」
「ああ、最高だったね〜…コージ(山本浩二さん)とキヌガサ(衣笠祥雄さん)がふたりそろって2打席連続ホームランを打ったね〜」
「エガワは、5回をもたずにノックアウトされたね〜」
「ほんとほんと。」
「あっ、オヤジ、いつものヤツとチャーシュー大盛りちょうだい。」
「へぇ。」
「それと、ゆうべの先発のペーさん(北別府学さん)が1安打カンプー勝ちで19奪三振…すごいな〜」
「ああ、この調子で行けば20勝は行けると思うよ〜」
「ああ行ける行ける〜」
「そうだな〜」

………………

運転手《うんちゃん》たちは気楽でええな…

………………

私は、そうつぶやきながらラーメンを食べていた。
< 475 / 900 >

この作品をシェア

pagetop