大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【ひとり遊び】

時は、午後2時頃であった。

またところ変わって、大阪メトロなんば駅のすぐ近くにある三菱UFJ銀行(大手都市銀行)の支店のオフィスにて…

オフィスは、朔太郎《さくたろう》が契約社員《ケーヤク》で働いている職場であった。

朔太郎《さくたろう》は、ものすごくイラついた表情でデスクワークをしていた。

朔太郎《さくたろう》は、13年前に本店勤務をやめたあと1年おきに更新する契約社員《ケーヤク》に変えた。

手取りで9万円のお給料しかもらえない…

毎日毎日、なんばの支店と和歌山の家を南海電車で往復するだけ…

うちにいれば、仁《ひとし》と角つき合わせの大ゲンカを起こす…

日向《ひなた》も日向《ひなた》でのらりくらりしている…

…………………

朔太郎《さくたろう》は、毎日毎日イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ…とイラついてばかりいた。

……………………

そんな時であった。

上司《うえのひと》がものすごく困った表情で朔太郎《さくたろう》のもとにやって来た。

上司《うえのひと》は、ものすごく困った表情で朔太郎《さくたろう》に言うた。

「平木くん…平木くん!!」
「課長!!なんですか!?」
「平木くん!!わしは困っているのだよ!!」
「課長!!落ち着いてください!!」
「わしは急いでいるのだよ!!」
「課長!!いいかげんにしてください!!」
「平木くん!!和歌ノ浦の(零細工事)のカドワキさんがいつになったら弟さんがお見合いに向くのかと言うて心配しているのだよ!!」
「課長!!あとにしてください!!」
「あとにはできないのだよ〜」
「うるせー!!」

(ドカッ!!)

思い切りブチ切れた朔太郎《さくたろう》は、両手で上司《うえのひと》を突き飛ばしたあとデスクワークに戻った。

朔太郎《さくたろう》に突き飛ばされた上司《うえのひと》は、ものすごくオタついた表情でのたうち回った。

さて、その頃であった。

またところ変わって、小山内家にて…

りりこは、黒のダイヤル式の電話機で電話の応対をしていた。

電話は日向《ひなた》が勤務している零細工場《ショクバ》の人のカドワキさんからであった。

カドワキさんは、日向《ひなた》と一緒に息子さんが運転する車に乗って零細工場《こうじょう》に出勤していた。

カドワキさんは、日向《ひなた》に対して得意先の会社に勤務している人の娘さんとのエンダンを入れた。

しかし、お見合いはまだしていなかった。

カドワキさんは、ものすごくオタついた表情でりりこに対して『いつになったらお見合いをするのですか?』と言うた。

カドワキさんから言われたりりこは、ヒステリックな声でカドワキさんに言い返した。

「もしもしカドワキさん!!今うちは深刻なもめごとを抱えているのでお見合いができる状態じゃないのよ!!うちは病人を抱えている上に、シングルの息子が家で暴れまわるようになった…でゆとりがないのよ!!…それだけじゃないのよ!!…零細工場《こうじょう》が来年3月末を持って閉鎖されることが決まったこともあるので、日向《ひなた》はものすごく不安定になっているのよ!!…カドワキさん!!とにかく日向《ひなた》のエンダンはお断りします!!」

(ガチャーン!!)

思い切りブチ切れたりりこは、受話器をガチャーンと置いたあと『キーッ!!』と怒り狂った。

……………………

(ガシャーン!!ガシャーン!!ガシャーン!!)

時は、夕方6時過ぎであった。

ところ変わって、りりかがいる個室病棟《びょうしつ》にて…

りりかは、出された食事をぶち曲げた。

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!ああああああああああああああああああああああああ!!」

りりかは、より激しい叫び声をあげながら自傷行為を起こした。

りりかの額から大量の血液があふれ出た。

りりかは、約30分に渡って暴れまわったあとより激しい声をあげて泣いた。
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