大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【酒は男の子守唄】

時は、夜7時半頃であった。

またところ変わって、那珂川《なかがわ》ぞいにある公園で営業している屋台の居酒屋にて…

公園内にたくさんの屋台が軒をつらねていた。

通りのスピーカーから渡哲也さんの歌で『酒は男の子守唄』が流れていた。

桟敷席に座っている私は、おでんを肴にかぼすの冷(ショーチュー)をのんでいた。

お皿の中には、大根とやきちくわとあつあげとこんにゃくのおでんが入っていた。

公園内にいる若いカップルさんたちと若い女性のグループたちとスーツ姿のサラリーマンたちも、桟敷席でおでんを肴に酒をのんでいた。

酒をのんでいた私は、つらそうな表情でつぶやいた。

いいな…

私も…

好きな娘がほしいな…

好きな娘と一緒に…

温かいおでんを食べながら…

ゆっくりと過ごしたいな…

……………………………

日付が変わって、8月19日の深夜2時頃であった。

またところ変わって、みやき町の国道34号線沿いにある終夜営業のラーメン屋にて…

私は、コーンラーメンの大盛りとぎょうざダブルと白ごはんを食べながら週刊ポスト(週刊誌)を読んでいた。

私は、数時間に福岡市内からヒッチハイクした長距離トラックに乗ってここまで来た。

店内にいたのは、私ひとりであった。

週刊誌ポストに本物の人妻さんのヌードグラビアが載っていた。

36歳・120のMカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の人妻さん…

私のママが19・20の時の姿と似ていた…

………………………

ママ…

ママ…

ママ…

………………………

ママに会いたい…

ママに会いたい…

………………………

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)

時は、深夜3時20分頃であった。

ラーメン屋を出た私は、歩いて長崎方面へ向かった。

私は、渡哲也さんの歌で『酒は男の子守唄』を歌っていた。

車道には、長距離トラックがひっきりなしに往来していた。

ママは…

どこにいるのだろうか…

ちいちゃい時に恋をしたママに会いたい…

19・20・21のママに会いたい…

全裸《はだか》になった姿のやさしいママに…

会いたい…

…………………
< 496 / 900 >

この作品をシェア

pagetop