大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【赤い鳥逃げた】

時は、深夜11時半頃であった。

またところ変わって、国電早岐駅《はいきえき》の近くにある旅館にて…

部屋のテーブルにソニーのケータイラジオと財布とノートと万年筆とカシオの卓上電卓《でんたく》とUCCの缶コーヒーとあんぱんとジャムパンが置かれていた。

ラジオのスピーカーからNHKラジオ第一放送で放送されている『夢のハーモニー』が流れていた。

(カチカチカチカチ…)

私は、電卓を使ってきょう1日使った費用を計算していた。

………………………

深夜11時54分頃であった。

ラジオのスピーカーから番組のエンディングが流れていた。

この時、私は財布とノートと万年筆と卓上電卓《でんたく》をショルダーバッグの中に収納した。

ラジオのスピーカーから深夜11時55分のニュースと天気予報が流れていた。

明日も晴れるか…

深夜0時の時報のあと、国歌斉唱〜局名コール〜放送が終了した。

(ピンポンパンポ〜ン…カチッ…パリパリ…プシュ…)

私は、ラジオのスイッチを止めたあとあんぱんの袋を開けた。

つづいて、UCC缶コーヒーのフタをあけた。

私は、あんぱんとUCC缶コーヒーで遅い夕食を摂った。

きょうもまた…

大番頭《おおばんと》はんたちとママを見つけることができなかった…

どうすればいいのだ…

……………………………

時は、深夜2時半過ぎであった。

枕もとにショルダーバッグとスタンドが置かれていた。

ふとんの中に入っている私は、まだ起きていた。

ああ…

寝れないよ…

どうすればいいのだ…

……………………………

この時であった。

「おいコラ!!竹宮だ!!」

となりの部屋から番頭《ばんと》はんの怒鳴り声が聞こえた。

ウソ…

どうして…

なんで溝端屋の番頭《ばんと》はんが…

となりの部屋にいるのだ…

………………………

こわい…

………………………
< 500 / 900 >

この作品をシェア

pagetop