大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【悪女】
話は【迷い道・その2】からつづく…
時は、8月21日の朝10時半頃であった。
またところ変わって、国電と西鉄の香椎駅同士を結ぶ商店街にて…
私は、理髪店と併設されているたばこ屋にいた。
理髪店の前に白のとんがり帽子で青と赤の交互斜めのもようのサインポールが置かれていた。
私は、たばこのカウンターに置かれている10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
かけた先は、広島県で暮らしている△△△さん方の家である。
私は、受話器ごしにいる△△△さんに話をした。
「△△△さんのご主人さま、コリントイワマツヨシタカグラマシーでございます…あの時はたいへんお世話になりました…またお世話になりますのでよろしくお願いいたします。」
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、投入口に10円玉を7枚入れたあと手帳に記載されているメモ書きを見ながら△△△さんにお話をした。
「もしもしご主人さま、あの実はですね…2〜3日ほど前に諫早へ行ってまいりました…えーと、諫早市の永昌東町《えいしょうひがしまち》にある(旅館)にシカヌマさんと母が宿泊していたことが分かりました…えーと…もしもし…もしもしご主人…気をたしかにして聞いてください…って…」
このあと、私は△△△さんからショーゲキ的な事実を聞いた。
私は、おどろいた声で言うた。
「ええ!!シカヌマさんが8月14日に(光市で発生した)空襲で亡くなった!?…ご主人!!それはどなたから聞いたのですか!?…もしもし!!…8月14日に発生した空襲のことをご存じの方は近くにいらっしゃいますか!?…いない…困ったな…すみません…あの…またこれから諫早へ行きます…旅館のご主人に聞いてみます…はい…きょうもまたお世話になりました…ありがとうございました。」
(ガチャン…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
私は、受話器を置いたあと黒のラッションペンでメモ書きをした。
返却口から10円玉が大量に出た。
…………………………
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、12時10分頃であった。
私は、国電香椎駅から快速電車と長崎行きの特急かもめに乗って諫早駅へ向かった。
諫早駅には午後2時20分頃に到着した。
…………………
時は、午後3時過ぎであった。
またところ変わって、諫早市永昌東町《しないえいしょうひがしまち》にある旅館にて…
私は、ご主人と話をしていた。
この時、私はショーゲキ的な事実を聞いた。
私は、おどろいた声で言うた。
「ええ!!それは一体どう言うことですか!?」
ご主人は、困った表情で私に言うた。
「どう言うことって、シカヌマさんはあんたのおっかさんとここで別れたあと山口へ引き返したのだよ〜」
「シカヌマさんは、なんで母と別れて光市へ帰ったのですか?」
「その時、シカヌマさんは『ロクマクをわずらっている妹が心配になったから帰る。』と言うてましたけど…」
「シカヌマさんに妹さんがいらしたのですか?」
「ほんとうだよ〜」
ウソウソウソ大ウソだ…
私は、ものすごく怒った表情でつぶやきながら万年筆を使って手帳にメモ書きをした。
私は、主に対してこう言うた。
「話をかえますけど、シカヌマさんが汽車に乗って光市へ向かったのはいつ頃ですか?」
「8月10日の朝6時過ぎだよ。」
私は、万年筆を使って手帳にメモ書きをしながら『8月10日の朝6時過ぎ…』と言うた。
ご主人は『あっ、思い出した〜』と言うたあと私にこう言うた。
「そう言えば、シカヌマさんが帰られてから30分後だったと思うけど、サイトウと言う男がうちに来たよ。」
「サイトウさん?」
「そのサイトウと言う男があんたのおっかさんに会いに来たところをみたのだよ。」
「どこで?」
「どこってあんた…この近くにある建物の影だよ…そこであんたのおっかさんとサイトウが抱き合っていた…キスしていたところも見たよ〜」
私は、おどろいた声で言うた。
「なんだって…サイトウと母がアイビキしていた!?」
「ほんとうだよ〜」
「それで、ふたりはどうなったのですか!?」
「あのまま(韓)半島へ渡ったよ〜」
「ウソ!?」
「ほんとうだよ〜…(韓)半島に上陸したのは終戦の2日前…終戦の前日にケソンに到着した…だからもう無理だと思うよ。」
「無理って、どう言うことでしょうか?」
「だーかーらー…(韓)半島は日本の領土じゃなくなったのだよ…日本の領土じゃなくなったと言うことは、どう言うことか分かっているよね。」
「本土へ引き揚げろと言うことですよね。」
「そう言うことだよ…あんたのおっかさんはいなくなったも同然だよ。」
「それはどう言う意味でございますか!?」
「どう言う意味ってあんた…(韓)半島の上半分はソ連の支配下になった…支配下になったと言うことは…」
「言わなくても分かりますよ!!母は、シベリアの収容所へ連れて行かれた…と言うことでしょ!!」
「そう言うことだよ…あんたのおっかさんは…シベリアの収容所で…亡くなったのだよ…あきらめた方がいいよ〜」
…………………………
ママは…
シベリアの収容所で亡くなった…
コンキョはどこにあるのだよ…
ウソだ…
絶対にウソだ!!
信じるものか!!
………………………
旅館の主人からショーゲキ的な真実を聞いた私は、よりし烈な怒りに震えながらつぶやいた。
………………………
時は、8月21日の朝10時半頃であった。
またところ変わって、国電と西鉄の香椎駅同士を結ぶ商店街にて…
私は、理髪店と併設されているたばこ屋にいた。
理髪店の前に白のとんがり帽子で青と赤の交互斜めのもようのサインポールが置かれていた。
私は、たばこのカウンターに置かれている10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
かけた先は、広島県で暮らしている△△△さん方の家である。
私は、受話器ごしにいる△△△さんに話をした。
「△△△さんのご主人さま、コリントイワマツヨシタカグラマシーでございます…あの時はたいへんお世話になりました…またお世話になりますのでよろしくお願いいたします。」
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、投入口に10円玉を7枚入れたあと手帳に記載されているメモ書きを見ながら△△△さんにお話をした。
「もしもしご主人さま、あの実はですね…2〜3日ほど前に諫早へ行ってまいりました…えーと、諫早市の永昌東町《えいしょうひがしまち》にある(旅館)にシカヌマさんと母が宿泊していたことが分かりました…えーと…もしもし…もしもしご主人…気をたしかにして聞いてください…って…」
このあと、私は△△△さんからショーゲキ的な事実を聞いた。
私は、おどろいた声で言うた。
「ええ!!シカヌマさんが8月14日に(光市で発生した)空襲で亡くなった!?…ご主人!!それはどなたから聞いたのですか!?…もしもし!!…8月14日に発生した空襲のことをご存じの方は近くにいらっしゃいますか!?…いない…困ったな…すみません…あの…またこれから諫早へ行きます…旅館のご主人に聞いてみます…はい…きょうもまたお世話になりました…ありがとうございました。」
(ガチャン…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
私は、受話器を置いたあと黒のラッションペンでメモ書きをした。
返却口から10円玉が大量に出た。
…………………………
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、12時10分頃であった。
私は、国電香椎駅から快速電車と長崎行きの特急かもめに乗って諫早駅へ向かった。
諫早駅には午後2時20分頃に到着した。
…………………
時は、午後3時過ぎであった。
またところ変わって、諫早市永昌東町《しないえいしょうひがしまち》にある旅館にて…
私は、ご主人と話をしていた。
この時、私はショーゲキ的な事実を聞いた。
私は、おどろいた声で言うた。
「ええ!!それは一体どう言うことですか!?」
ご主人は、困った表情で私に言うた。
「どう言うことって、シカヌマさんはあんたのおっかさんとここで別れたあと山口へ引き返したのだよ〜」
「シカヌマさんは、なんで母と別れて光市へ帰ったのですか?」
「その時、シカヌマさんは『ロクマクをわずらっている妹が心配になったから帰る。』と言うてましたけど…」
「シカヌマさんに妹さんがいらしたのですか?」
「ほんとうだよ〜」
ウソウソウソ大ウソだ…
私は、ものすごく怒った表情でつぶやきながら万年筆を使って手帳にメモ書きをした。
私は、主に対してこう言うた。
「話をかえますけど、シカヌマさんが汽車に乗って光市へ向かったのはいつ頃ですか?」
「8月10日の朝6時過ぎだよ。」
私は、万年筆を使って手帳にメモ書きをしながら『8月10日の朝6時過ぎ…』と言うた。
ご主人は『あっ、思い出した〜』と言うたあと私にこう言うた。
「そう言えば、シカヌマさんが帰られてから30分後だったと思うけど、サイトウと言う男がうちに来たよ。」
「サイトウさん?」
「そのサイトウと言う男があんたのおっかさんに会いに来たところをみたのだよ。」
「どこで?」
「どこってあんた…この近くにある建物の影だよ…そこであんたのおっかさんとサイトウが抱き合っていた…キスしていたところも見たよ〜」
私は、おどろいた声で言うた。
「なんだって…サイトウと母がアイビキしていた!?」
「ほんとうだよ〜」
「それで、ふたりはどうなったのですか!?」
「あのまま(韓)半島へ渡ったよ〜」
「ウソ!?」
「ほんとうだよ〜…(韓)半島に上陸したのは終戦の2日前…終戦の前日にケソンに到着した…だからもう無理だと思うよ。」
「無理って、どう言うことでしょうか?」
「だーかーらー…(韓)半島は日本の領土じゃなくなったのだよ…日本の領土じゃなくなったと言うことは、どう言うことか分かっているよね。」
「本土へ引き揚げろと言うことですよね。」
「そう言うことだよ…あんたのおっかさんはいなくなったも同然だよ。」
「それはどう言う意味でございますか!?」
「どう言う意味ってあんた…(韓)半島の上半分はソ連の支配下になった…支配下になったと言うことは…」
「言わなくても分かりますよ!!母は、シベリアの収容所へ連れて行かれた…と言うことでしょ!!」
「そう言うことだよ…あんたのおっかさんは…シベリアの収容所で…亡くなったのだよ…あきらめた方がいいよ〜」
…………………………
ママは…
シベリアの収容所で亡くなった…
コンキョはどこにあるのだよ…
ウソだ…
絶対にウソだ!!
信じるものか!!
………………………
旅館の主人からショーゲキ的な真実を聞いた私は、よりし烈な怒りに震えながらつぶやいた。
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