大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【愛してフィナーレ】

時は、9月6日の午前11時半頃であった。

またところ変わって、今治市湯ノ浦にあるケーオーホテルにて…

館内にあるカフェテリアにママの名前を勝手に使っている極悪女《あくじょ》・小芝イチカ…と名乗っている本名ユーマオマオ(以後はマオマオと表記する)と昌人《まさと》と玲子と哲也と波羅男《ハラオ》の5人がいた。

マオマオは、哲也に対して過度にやさしい声で言うた。

「哲也さん。」
「なんでしょうか?」
「首をたてに振ってくれるかな?」
「ですからどうして首をたてにふらないといかんのですか!?」
「私はいじわるで言うてないのよ…哲也さんは男前だから哲也さんのことをほっとけないと思っている女性《ひと》はまだたくさんいるのよ〜」
「理解できません!!」
「哲也さんは、大学で研究を続けたいと言うたよね〜」
「いいました!!」
「哲也さんはそれでいいと思っているの?」
「研究だけでは玲子を養えないといいたいのですか!?」
「哲也さん…うちはこのままではいかんから言うてるのよ!!…なんで理解しないの!?…波羅男《ハラオ》さんは、職場と家庭を往復するだけの暮らしをしているのよ…親御さんのためになにもかもをガマンしているのよ…哲也さんは波羅男《ハラオ》さんがかわいそうだとは思わないの!?」

マオマオは、哲也に対して波羅男《ハラオ》はガマンして生きてきたからしあわせにしてあげたいので玲子と別れてくれと強要した。

しかし、哲也はかたくなに拒否した。

波羅男《ハラオ》は、つまらない表情を浮かべていた。

玲子と昌人《まさと》は、ものすごく困った表情を浮かべていた。

話し合いは、コウチャク状態におちいった。

そんな中で、深刻な事件が発生した。

またところ変わって、東予市にある世田薬師にて…

事件が発生した場所は、世田薬師の本堂から西へ1キロ先にある森林で発生した。

森林には、番頭《ばんと》はんとかずえがいた。

かずえは、白のブラウスと赤のロングスカート姿で脚に黒のパンティストッキングをはいていた。

かずえは、マオマオに対して『友人と会う約束がある。』と言うたあとホテルから出た直後に番頭《ばんと》はんにつかまった。

ぼろい腹巻姿でヤキソバヘアの番頭《ばんと》はんは、ものすごく恐ろしい声でかずえに言うた。

「オドレのしゅうとめは、人さまのしあわせをすなおによろこぶことができない冷たい女だな…オドレのしゅうとめは、今の今までワルを重ねていたので鉄拳制裁《テンバツ》を与えるぞ!!」

かずえは、泣きそうな声で番頭《ばんと》はんに言うた。

「やめてください!!なんで私たち家族にどんな落ち度があるのですか!?」

番頭《ばんと》はんは、ものすごく恐ろしい声でかずえに言うた。

「落ち度があるから鉄拳制裁《テンバツ》を与えるのだよ…あんたはまだ分からないのか!?」
「理解できません!!」
「あんたらは、イワマツキョウコと小芝イチカの2つの名前を勝手に使っていたユーマオマオを家族ぐるみでかくまった…極悪女《ごくあくにん》を隠匿《かく》したらどないなるのか分かっているのか!?…知らなかったでは済まされないのだぞ!!」
「あなたはなにを言ってるのですか!?」
「それともうひとり…あんたらは辻堂波羅男《クソバカのハラオ》も隠匿《ヨウゴ》していることを忘れているみたいだな〜」
「どうして波羅男《ハラオ》さんのことをクソバカと言うのですか!?」
「ふざけるな!!波羅男《クソバカ》は、田嶋組《うち》に対して宣戦布告した…きのうとおとといの夜…波羅男《クソバカ》は田嶋組《うち》の若頭《なかま》数人をナイフで斬《き》りつけて殺した!!…ワシはちいちゃい時に父親《オヤジ》から『やられたらやりかえせ!!』とおしえられたのだよ…そう言うことで鉄拳制裁《テンバツ》を受けてもらうぞ!!」
「それじゃあ、どうすればいいのですか!?」
「そんなの決まってるだろ…波羅男《クソバカ》が田嶋組《うち》にわびを入れたら済むのだ!!」
「拒否します!!ヤクザに対してわびを入れろなんてどーかしてるわよ!!のいて!!」

かずえは、番頭《ばんと》はんをつきとばしたあと森林から出ようとした。

番頭《ばんと》はんは、ものすごく恐ろしい声で言うた。

「おい!!このまま帰ったらどないなるのかわかっとんか!?」
「うるさいわね!!うちに対して言いがかりをつけたから許さないわよ!!」
「なんやオドレ!!」
「やめて!!イヤ!!」

思い切りブチ切れた番頭《ばんと》はんは、かずえを腐葉土《つち》に寝かせたあとグーで顔を激しく殴りつけた。

(ガツーン!!)

番頭《ばんと》はんに殴られたかずえは、気絶した。

その後、番頭《ばんと》はんはふところに隠していた注射器を取り出した。

番頭《ばんと》はんは、ニヤニヤした表情で言いながらかずえの左腕に注射した。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ…あわれよのぉ〜」

気絶しているかずえは、番頭《ばんと》はんによってクスリづけにされた。

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