大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【窓(まど)】

時は、夜10時50分頃であった。

またところ変わって、居酒屋街の中にある焼き鳥屋の入り口に設置されている公衆電話コーナーにて…

私は、10円の赤電話機を使って電話をかけていた。

「もしもし、夜分遅くにもうしわけございません…光市浅江にお住まいの□浜△▽さまのおたくでございますか?…お世話になりますコリントイワマツヨシタカグラマシーともうします…あの、そちらしずくさんはいらっしゃいますか?…そうですか…分かりました…もし、お立ち寄りになられた際には、コリントさまが心配なされていたことをお伝え願いますか?…よろしくお願いいたします…はい…はい…お世話になりました〜」

(ガチャ…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)

受話器を置いた時、返却口に10円玉が大量に出た。

私は、赤のラッションペンを使ってメモパッドに『確認済み』と記入した。

またところ変わって、国電下松駅の正面玄関前にある電話ボックスにて…

私は、四角の水色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。

「もしもし、夜分遅くにもうしわけございません…柳井市南町にお住まいの▽△▽子さまのおたくでございますか?…夜分遅くにもうしわけございません…コリントイワマツヨシタカグラマシーともうします…あの、そちらにしずくさんは起こしになられていますか?…そうですか…分かりました…もし、そちらに起こしになられた際にはコリントさまが心配なされていたことをお伝え願いますか?…よろしくお願いいたします…お世話になりました〜」

(ガチャ…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)

私が受話器を置いたと同時に、返却口に大量の10円玉が出た。

私は、赤のラッションペンを使ってメモパッドに『確認済み』と書きながら『ここにもいない…どうしよう〜』と言うた。

その後、2〜3人の方に電話をかけたがしずくさんを見たひとはひとりもいなかった…

困った…

どうすればいいのだ…

……………………
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