大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【愛と戯れの隣りに】
(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー…ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…)
時は、8月20日の正午《ひる》すぎであった。
またところ変わって、松山市二番町の一方通行路に面した通りにあるテナントビルの付近にて…
テナントビルの前に、ニッサンスカイラインの愛媛県警《けんけい》のパトカー10台が停まっていた。
テナントビルの中で愛媛県警《けんけい》の捜査員たち50人が慌ただしく動いている様子が見えた。
テナントビルのまわりに大勢のヤジウマたちが集まっていた。
この時であった。
ショルダーバッグを持ってあちらこちらを旅していた私がやって来た。
ものすごく不安な表情を浮かべている私は、近くにいた年輩の女性に対して声をかけた。
「一体、なにがあったのですか?」
「ゆうべ、ここのビルにあるナイトクラブで殺人事件があったのよ!!」
「殺人事件?」
「そうよ!!」
「殺された方は?」
「くわしいことはよくわからないけど…30前のクソナマイキなオツボネホステスだったわよ!!」
「オツボネホステス?」
「そうよ!!」
「殺されたホステスさんは、そんなにワルだったの?」
「そうよ…殺されたホステスは、二番町《このカイワイ》いちの悪女《ワル》よ…あの悪女《ワル》は、あちらこちらの男をつまみぐいしていたのよ…よその店の男性客《ジョーレン》さんにもちょっかいを出していたし…ほかにも、たくさん悪いことをしていたみたいよ!!」
「そんな〜」
「それともうひとり、この最近はいった40代なかばのホステスがいたけど…あのホステスも超悪女《チョーワル》だったわね〜」
まさか…
それって…
三永《みえ》さんのこと…
私は、ものすごく不安な表情でつぶやいた。
……………………
それからまた30分後であった。
愛媛県警《けんけい》の捜査員たち10人がビルから出てきた。
ビルの前にいた愛媛県警《けんけい》の捜査一課長のワッペンをつけている年輩の男性刑事がいた。
刑事たち10人のうちのひとりが捜査一課長《いっかちょう》に声をかけた。
「捜査一課長《いっかちょう》!!」
「どうだった!?」
「被害者の遺体がどこかへ運び出されたようです!!」
「なんだって!?すみずみまで探したのか!?」
「すみずみまで探しましたが、見つかりませんでした!!」
「困ったな〜…」
…………………
えっ?
遺体が外へ運び出された?
それはどう言うことだ…
………………………
私は、ますますコンワクした表情でつぶやいた。
………………………
それからまた2〜3日後のことであった。
私はこのあいだ、二番町と三番町にあるスナックやナイトクラブをまわって三永《みえ》さんを探し回った。
しかし、三永《みえ》さんを見たひとはひとりもいなかった。
一体どこへ行ったのだ…
三永《みえ》さんの身に…
なにがあったと言うのだ…
………………………………
時は、8月25日の深夜3時過ぎであった。
またところ変わって、大街道の三越デパートの前にあるタクシー乗り場にて…
私は、停車しているタクシーの運転手さんに対して三永《みえ》さんのことをたずねた。
運転手さんは、私に対して三永《みえ》さんとよく似た女性を乗せたと言うた。
「ああ、その女性はうちのタクシーに乗ったよ〜」
「本当ですか!?」
「ええ〜」
「その時、運転手さんはどこにいましたか?」
「ここにいたけど…」
「日時はたしか…8月19日…ホステスさんが殺された事件があった日…または、その翌日だと思います。」
「ああ、思い出したよ…あれ、8月20日の深夜3時半頃だったと思うよ。」
私は、万年筆を使って手帳にメモ書きをしながら『8月20日の深夜3時半…』と言うた。
その後、私は運転手さんに三永《みえ》さんがどこからタクシーに乗ったのかをたずねた。
「場所はどこでしたか?」
運転手さんは『さあ、おぼえてないけど…』と言うた。
おぼえてない…って、どう言うことだよ…
私は、ものすごくコンワクした表情でつぶやきながら手帳にメモ書きをした。
……………………
時は、朝6時20分頃であった。
またところ変わって、松山市米野町《しないこめのまち》にある山林にて…
山林に愛媛県警《けんけい》の捜査員たち200人がいた。
捜査員たちは、殺されたオツボネホステスの女の遺体が埋められていると思われる土壌《つち》をシャベルを使って掘り起こしていた。
それから10分後であった。
捜査員のひとりが大声をあげた。
「警部!!」
「どうした!?」
「ホステスさんの遺体が見つかりました!!」
「よし、土から出せ!!」
このあと、200人の捜査員たちはブルーシートにくるまれている遺体を引き上げた。
遺体はその後、タンカに載せられて車へ運ばれた。
この日、愛媛県警《けんけい》は事件現場に居合わせた30過ぎのホステスの女(気絶していた方)を全国に特別手配した。
(ボーッ!!ボーッ!!ボーッ!!)
時は、朝8時過ぎであった。
またところ変わって、松山観光港にて…
三永《みえ》さんは、広島宇品港行きの瀬戸内海汽船のクルーズフェリーに乗っていた。
甲板《デッキ》にいる三永《みえ》さんは、ぼんやりとした表情で海を見つめていた。
この時であった。
三永《みえ》さんは、2年前のできごとを思い出した。
………………………
時は、8月20日の正午《ひる》すぎであった。
またところ変わって、松山市二番町の一方通行路に面した通りにあるテナントビルの付近にて…
テナントビルの前に、ニッサンスカイラインの愛媛県警《けんけい》のパトカー10台が停まっていた。
テナントビルの中で愛媛県警《けんけい》の捜査員たち50人が慌ただしく動いている様子が見えた。
テナントビルのまわりに大勢のヤジウマたちが集まっていた。
この時であった。
ショルダーバッグを持ってあちらこちらを旅していた私がやって来た。
ものすごく不安な表情を浮かべている私は、近くにいた年輩の女性に対して声をかけた。
「一体、なにがあったのですか?」
「ゆうべ、ここのビルにあるナイトクラブで殺人事件があったのよ!!」
「殺人事件?」
「そうよ!!」
「殺された方は?」
「くわしいことはよくわからないけど…30前のクソナマイキなオツボネホステスだったわよ!!」
「オツボネホステス?」
「そうよ!!」
「殺されたホステスさんは、そんなにワルだったの?」
「そうよ…殺されたホステスは、二番町《このカイワイ》いちの悪女《ワル》よ…あの悪女《ワル》は、あちらこちらの男をつまみぐいしていたのよ…よその店の男性客《ジョーレン》さんにもちょっかいを出していたし…ほかにも、たくさん悪いことをしていたみたいよ!!」
「そんな〜」
「それともうひとり、この最近はいった40代なかばのホステスがいたけど…あのホステスも超悪女《チョーワル》だったわね〜」
まさか…
それって…
三永《みえ》さんのこと…
私は、ものすごく不安な表情でつぶやいた。
……………………
それからまた30分後であった。
愛媛県警《けんけい》の捜査員たち10人がビルから出てきた。
ビルの前にいた愛媛県警《けんけい》の捜査一課長のワッペンをつけている年輩の男性刑事がいた。
刑事たち10人のうちのひとりが捜査一課長《いっかちょう》に声をかけた。
「捜査一課長《いっかちょう》!!」
「どうだった!?」
「被害者の遺体がどこかへ運び出されたようです!!」
「なんだって!?すみずみまで探したのか!?」
「すみずみまで探しましたが、見つかりませんでした!!」
「困ったな〜…」
…………………
えっ?
遺体が外へ運び出された?
それはどう言うことだ…
………………………
私は、ますますコンワクした表情でつぶやいた。
………………………
それからまた2〜3日後のことであった。
私はこのあいだ、二番町と三番町にあるスナックやナイトクラブをまわって三永《みえ》さんを探し回った。
しかし、三永《みえ》さんを見たひとはひとりもいなかった。
一体どこへ行ったのだ…
三永《みえ》さんの身に…
なにがあったと言うのだ…
………………………………
時は、8月25日の深夜3時過ぎであった。
またところ変わって、大街道の三越デパートの前にあるタクシー乗り場にて…
私は、停車しているタクシーの運転手さんに対して三永《みえ》さんのことをたずねた。
運転手さんは、私に対して三永《みえ》さんとよく似た女性を乗せたと言うた。
「ああ、その女性はうちのタクシーに乗ったよ〜」
「本当ですか!?」
「ええ〜」
「その時、運転手さんはどこにいましたか?」
「ここにいたけど…」
「日時はたしか…8月19日…ホステスさんが殺された事件があった日…または、その翌日だと思います。」
「ああ、思い出したよ…あれ、8月20日の深夜3時半頃だったと思うよ。」
私は、万年筆を使って手帳にメモ書きをしながら『8月20日の深夜3時半…』と言うた。
その後、私は運転手さんに三永《みえ》さんがどこからタクシーに乗ったのかをたずねた。
「場所はどこでしたか?」
運転手さんは『さあ、おぼえてないけど…』と言うた。
おぼえてない…って、どう言うことだよ…
私は、ものすごくコンワクした表情でつぶやきながら手帳にメモ書きをした。
……………………
時は、朝6時20分頃であった。
またところ変わって、松山市米野町《しないこめのまち》にある山林にて…
山林に愛媛県警《けんけい》の捜査員たち200人がいた。
捜査員たちは、殺されたオツボネホステスの女の遺体が埋められていると思われる土壌《つち》をシャベルを使って掘り起こしていた。
それから10分後であった。
捜査員のひとりが大声をあげた。
「警部!!」
「どうした!?」
「ホステスさんの遺体が見つかりました!!」
「よし、土から出せ!!」
このあと、200人の捜査員たちはブルーシートにくるまれている遺体を引き上げた。
遺体はその後、タンカに載せられて車へ運ばれた。
この日、愛媛県警《けんけい》は事件現場に居合わせた30過ぎのホステスの女(気絶していた方)を全国に特別手配した。
(ボーッ!!ボーッ!!ボーッ!!)
時は、朝8時過ぎであった。
またところ変わって、松山観光港にて…
三永《みえ》さんは、広島宇品港行きの瀬戸内海汽船のクルーズフェリーに乗っていた。
甲板《デッキ》にいる三永《みえ》さんは、ぼんやりとした表情で海を見つめていた。
この時であった。
三永《みえ》さんは、2年前のできごとを思い出した。
………………………