大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【悲しみよ声をかけないで】

時は、8月26日の朝7時半頃であった。

またところ変わって、国電博多駅の筑紫口にある博多グリーンホテルの中にあるレストランにて…

私は、1000円のバイキングで朝食を摂ったあとコーヒーをのみながら西日本新聞を読んでいた。

そんな時であった。

ホテルのスタッフさまが私のもとにやって来たあと声をかけた。

「コリントさま…お電話がかかっています。」
「あっ、はい。」

またところ変わって、館内にあるフロントにて…

私は、フロントに置かれているグレーのプッシュホンを使って電話の応対をしていた。

電話は、松山市内にあるタクシー会社からかかってきた。

私は、受話器を手にしたあと話をした。

「もしもし代わりました…ああ、その節はどうもお世話になりました…えっ…そうですか…はい、はい…えーと…」

私は、電話機の横に置かれていたメモパッドにメモ書きをしながら電話の応対をした。

またところ変わって、部屋の中にて…

私は、デスクの上にスーパーマップルの四国地方の道路地図を置いたあと松山城のページをひらいた。

その後、私は万年筆を使って三永《みえ》さんがタクシーを乗った場所にしるしをつけた。

三永《みえ》さんが千舟町5丁目の交差点付近に停まっていたタクシーに乗り込んだ。

例の殺人事件の現場であった二番町のナイトクラブからどのようなルートをたどって千舟町通りへ抜けたのか…

……………………

私は、筆先を閉じたキャップを使って事件現場から千舟町通りへ抜けるルートを地図の上からたどった。

三永《みえ》さんは…

どういったルートをたどって…

千舟町通りへ向かったのか…

…………………………

(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…ジー…)

時は、午前11時頃であった。

またところ変わって、福岡市中央区那の津通りの福祉センターの交差点付近にあるたばこ屋にて…

私は、カウンターに設置されている10円の赤電話機を使って電話をかけていた。

10円玉6〜7枚を投入口に入れたあと、ダイヤルを回した。

(プルルルルルルルルルルルルルルルルルル…カチャ…)

電話がつながったあと、私は話をした。

「もしもし、松山市味酒町《まつやましみさけまち》にお住まいの▽井▽子さまのおたくでございますか?…お世話になります…コリントイワマツヨシタカグラマシーでございます…あの、そちらに武下三永《たけしたみえ》さまはお越しになられましたか?…あっ、いらっしゃいませんか…分かりました…あの、もしそちらにお立ち寄りになられた時には…コリントさまが心配なされていたことをお伝え願いますか?…よろしくお願いいたします〜」

(ガチャ…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)

受話器を置いたと同時に、返却口に10円玉がたくさん出た。

私は、赤のラッションペンを使ってメモパッドに『確認済み』と記入した。

それからまた2時間後であった。

またところ変わって、長浜公園の中にある電話ボックスにて…

私は、四角の黄色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。

「もしもし、松山市カヤマチにお住まいの□▽△子さまのおたくでございますか?…お世話になります…私はコリントイワマツヨシタカグラマシーともうします…あの、そちらに武下三永《たけしたみえ》さまはいらっしゃいますか?…そうですか…分かりました…もし、そちらにおたずねになられた時にはコリントさまが心配なされていたことをお伝え願いますか?…よろしくお願いいたします。」

(ガチャ…ジャラジャラジャラジャラ…)

受話器を置いたと同時に、返却口に10円玉がたくさん出た。

私は、赤のラッションペンを使ってメモパッドに『確認済み』と記入した。

このあと、松山市内で暮らしている三永《みえ》さんの知人7人に電話をかけた。

しかし、三永《みえ》さんがいたと言う知らせはなかった。
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