大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【豊後水道】

(ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ…)

時は、8月30日の朝7時過ぎであった。

私は、八幡浜港から別府行きの宇和島運輸フェリーに乗って再び旅に出た。

船室《キャビン》にいる私は、ショルダーバッグの中から取り出したスーパーマップルの九州地方の道路地図を取り出したあと、別府に到着したあとの予定を考えていた。

朝9時20分頃であった。

またところ変わって、別府国際観光港にて…

ショルダーバッグを持ってフェリーから降りた私は、待合室に入ったところであった。

(ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー…)

この時であった。

私のズボンの右のポケットに入っていた黒のポケットベルが鳴りだした。

私は、ポケットの中からポケベルを取り出したあとメッセージを見た。

三世《みよ》さんからだ…

このあと、私はターミナルの外に出た。

(カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…)

ところ変わって、ターミナルの入り口付近にある電話ボックスにて…

私は、四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。

私は、ポケベルのディスプレイに表示されていた番号を入力したあと電話に出るのを待っていた。

(プルルルルルルルルルルルルルル…カチャ…)

電話がつながったので話をした。

「もしもし、和歌田部三世《わかたべみよ》さまのおたくでございますか?…私は、コリントイワマツヨシタカグラマシーでございます…三世《みよ》さまの旧《ふる》い知り合いでございます…そちらに三世《みよ》さまはいらっしゃいますか?…そうですか…いらっしゃいませんか…分かりました…すみませんけど、コリントさまが心配なされていたことをお伝え願いますか?…よろしくお願いいたします。」

(ガチャ…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)

受話器を置いたと同時に、返却口に10円玉がたくさん出た。

…………………

それからまた3時間後に電話をかけ直した。

しかし、三世《みよ》さんは忙しいので電話に出ることができないと言われて断られた。

……………………

三世《みよ》さん…

どうしたのかな…

なんで電話にでなかったのかな…

…………………
< 613 / 900 >

この作品をシェア

pagetop