大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【忘却雨(わすれあめ)】

(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!ドザー!!ドザー!!ドザー!!)

それからまた3日後の9月19日の午後2時半頃であった。

この時、1時間に30〜40ミリに相当する雷を伴った激しい雨が降っていた。

またところ変わって、国鉄伊予北条駅のすぐ近くにあるフジの店内にて…

私は、買い出しに来ていた主婦の方とお話をしていた。

主婦の方は、太兵衛《たべえ》が以前働いていた保険代理店《ほけんや》で働いていたもと従業員さんであった。

女性は、太兵衛《たべえ》からセクハラの被害を受けたことを話したあと太兵衛《たべえ》と肉体関係《かんけい》を持っていた女のことを私に話した。

万年筆を使って手帳にメモ書きをしている私は、女性にこう言うた。

「話はよく分かりました…くりかえしておたずねいたしますが、太兵衛《たべえ》さんと▽美さんが肉体関係《かんけい》を持っていたことについてですが…おふたりは、どういった場所でアレをしていたのですか?」
「ですから、ふたりは職場内にある湯わかし室でアレをしていました…あのふたりのせいで湯わかし室を使うことができなかったのですよ!!」
「湯わかし室〜」

女性は、ものすごくイラついた声で私に言うた。

「保険代理店《ほけんや》は、親会社のホーシンで社内恋愛は禁止になっていたのです…太兵衛《あのじいさん》は、会社のホーシンを無視してやらしいことをしていたからクビになったのです!!」
「社内恋愛禁止?」
「ええ…親会社の代表の人が『職場はコンカツをする場所じゃない!!職場は恋愛をする場所じゃない!!』と言うてるのよ!!」

万年筆を使って手帳にメモ書きをしている私は『親会社の代表は頭イカれているのじゃないか…』と記入した。

私は、女性に対して『お話はよく分かりました〜』と言うたあと『どうもありがとうございました〜』とあいさつした。

…………………………

(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!ドスーン!!ドザー!!ドザー!!)

それからまた40分後であった。

この時、よりし烈な雷鳴がとどろいたあと非常に激しい雨が降り出した。

またところ変わって、店の外にて…

店の軒下に設置されているベンチに座っている私は、食料品売り場で購入したパスコのこしあんパンとジャムパンを食べながら考え事をしていた。

太兵衛《たべえ》が保険代理店《ほけんや》をやめた理由は…

セクハラでクビになった…

…と言うことがまず分かった。

……………………

けれど…

ほかにも…

なんらかの理由があると思う…

……………………

それにしても…

保険代理店《ほけんや》の親会社の代表の言い分はふざけてるわ…

社内恋愛どころか…

男女が恋愛すること自体が気に入らないのだよ…

日本《このくに》はイヤだ!!

世界大戦《さきのいくさ》でまけたと言うのに…

ちっとも変わってない…

なにがシュウシンだ…

なにがキョウイクチョクゴだ…

ふざけるな!!

……………………
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