大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【帰り来ぬ愛の歌】
時は、夕方5時過ぎであった。
昼過ぎから降っていた大雨は、夕方4時半頃にやんだ。
空をおおっている灰色の雲のすきまから陽の光がさしていた。
またところ変わって、国鉄伊予北条駅の待合室にて…
国鉄予讃本線は、大雨の影響で今治駅〜松山駅のあいだで昼1時頃から運転を見合わせていたが伊予北条駅〜松山駅のあいだの普通列車《どんこう》のみで運転が再開された。
私が待合室に入った時であった。
(ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー…)
ズボンの右ポケットの中に入っているポケベルが鳴った。
私は、ポケベルのディスプレイに表示されているメッセージを見た。
ディスプレイには、愛知県東部の市外局番が表示されていた。
愛知県東部のどこかの市《まち》の市外局番だ…
まさか…
……………
時は、夕方5時半頃であった。
またところ変わって、北条鹿島ヘ向かう渡船場《わたしば》の周辺にある魚市場にて…
私は、魚市場の近くにある電話ボックスにある四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけた。
「もしもし三世《みよ》さん。」
「コリントさんね…今、どこにいるの?」
「北条の渡船場《わたしば》の近くにある魚市場の前にある電話ボックスにいる。」
「そこは人目につくからダメよ…場所を変えて〜」
「分かった。」
………………………
時は、夜9時55分頃であった。
またところ変わって、国電・めいてつの蒲郡駅の近くにある商店街の裏の露地にて…
三世《みよ》さんは、空き店舗に設置されている公衆電話のコーナーにいた。
(ジリリリリン!!)
この時、10円のピンク電話機のベルが鳴った。
三世《みよ》さんは、受話器をあげたあと小声で話した。
「もしもし三世《みよ》です…今どこにいるの?」
またところ変わって、国鉄大浦駅のすぐ近くにある電話ボックスにて…
私は、四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「三世《みよ》さん…今、国鉄大浦駅についた。」
「コリントさん…10円玉をたくさん入れてちょうだい〜」
「分かった。」
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、投入口に10円玉を1000枚入れた。
この時、三世《みよ》さんは小声で言うた。
「あっ…太兵衛《たべえ》が来たわよ〜」
「分かった。」
……………………
それから5分後であった。
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、コイン投入口に10円玉をさらに500枚追加で入れた。
この時であった。
太兵衛《たべえ》のヘラヘラした声が受話器の向こう側から聞こえた。
ところ変わって、露地裏にて…
露地裏には太兵衛《たべえ》と番頭《ばんと》はんがいた。
公衆電話のコーナーは、そこから200メートル先にあった。
ピンク電話機の受話器がぶら下がった状態になっていた。
太兵衛《たべえ》は、ヘラヘラした声で番頭《ばんと》はんに言うた。
昼過ぎから降っていた大雨は、夕方4時半頃にやんだ。
空をおおっている灰色の雲のすきまから陽の光がさしていた。
またところ変わって、国鉄伊予北条駅の待合室にて…
国鉄予讃本線は、大雨の影響で今治駅〜松山駅のあいだで昼1時頃から運転を見合わせていたが伊予北条駅〜松山駅のあいだの普通列車《どんこう》のみで運転が再開された。
私が待合室に入った時であった。
(ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー…)
ズボンの右ポケットの中に入っているポケベルが鳴った。
私は、ポケベルのディスプレイに表示されているメッセージを見た。
ディスプレイには、愛知県東部の市外局番が表示されていた。
愛知県東部のどこかの市《まち》の市外局番だ…
まさか…
……………
時は、夕方5時半頃であった。
またところ変わって、北条鹿島ヘ向かう渡船場《わたしば》の周辺にある魚市場にて…
私は、魚市場の近くにある電話ボックスにある四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけた。
「もしもし三世《みよ》さん。」
「コリントさんね…今、どこにいるの?」
「北条の渡船場《わたしば》の近くにある魚市場の前にある電話ボックスにいる。」
「そこは人目につくからダメよ…場所を変えて〜」
「分かった。」
………………………
時は、夜9時55分頃であった。
またところ変わって、国電・めいてつの蒲郡駅の近くにある商店街の裏の露地にて…
三世《みよ》さんは、空き店舗に設置されている公衆電話のコーナーにいた。
(ジリリリリン!!)
この時、10円のピンク電話機のベルが鳴った。
三世《みよ》さんは、受話器をあげたあと小声で話した。
「もしもし三世《みよ》です…今どこにいるの?」
またところ変わって、国鉄大浦駅のすぐ近くにある電話ボックスにて…
私は、四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「三世《みよ》さん…今、国鉄大浦駅についた。」
「コリントさん…10円玉をたくさん入れてちょうだい〜」
「分かった。」
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、投入口に10円玉を1000枚入れた。
この時、三世《みよ》さんは小声で言うた。
「あっ…太兵衛《たべえ》が来たわよ〜」
「分かった。」
……………………
それから5分後であった。
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、コイン投入口に10円玉をさらに500枚追加で入れた。
この時であった。
太兵衛《たべえ》のヘラヘラした声が受話器の向こう側から聞こえた。
ところ変わって、露地裏にて…
露地裏には太兵衛《たべえ》と番頭《ばんと》はんがいた。
公衆電話のコーナーは、そこから200メートル先にあった。
ピンク電話機の受話器がぶら下がった状態になっていた。
太兵衛《たべえ》は、ヘラヘラした声で番頭《ばんと》はんに言うた。