大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【腕に虹だけ・その2】
時は、10月2日の午前11時半頃であった。
またところ変わって、太兵衛《たべえ》の家にて…
家の中に温大《はると》がいた。
温大《はると》は、部屋に残っている品物を取り出したあと紙袋に詰めていた。
この時、太兵衛《たべえ》は朝から外出していた。
りつよと圭佑《けいすけ》と三永《みえ》さんも勤めに出ていた。
健一郎とあずさも外出していた。
この時、家にいたのはしのぶひとりであった。
息子の拡次《ひろつぐ》は、あずさと一緒に病院へ行った。
拡次《ひろつぐ》は、昼前に激しいシャックリと大容量の失禁を起こした。
最初に診察した病院で『要精密検査』と診断されたが、あずさは拒否した。
たかがシャックリぐらいで要精密検査なんておかしいわよ…
…と思ったあずさは、小さな診療所へ拡次《ひろつぐ》を連れて行った。
しのぶは、あずさと拡次《ひろつぐ》が帰ってくるまで家で待っていた。
……………………
温大《はると》が家から出ようとした時であった。
家の大広間にしのぶとハラマキ姿で焼きそばヘアの黒のサングラスをかけていた番頭《ばんと》はんがいた。
番頭《ばんと》はんは、ものすごくおそろしい声でしのぶに言うた。
「おい、いつになったらオトシマエをつけるのだ!?…オドレの義弟(29歳・拡和《ひろかず》の弟・郵便局勤務だったがクビになった)がビデオカメラで女子大生をトーサツした…その上に女子大生を呼び出して性的暴行を加えた…女子大生は、今も苦しんでいるのだよ…コラ!!オドレの義弟が犯したあやまちをつぐなうのは嫂《あね》であるてめえだ!!」
「やめてください!!」
「なにがやめてくださいだ…オドレのテテオヤは、警官だろ…その警官が被害を受けたひとを助けなかったのはどう言うことだ!?」
「その時は、未解決の強盗殺人事件の容疑者逮捕のことで警察署は…イヤ!!」
番頭《ばんと》はんは、しのぶが着ている赤色のプリーツスカートの中に手首を入れながらおそろしい声で言うた。
「おいコラ!!」
「イヤ!!」
「今ここでオトシマエをここでつけてもらおか!?」
「どうやってつぐなえと言うのですか!?」
「決まってるだろ!!被害を受けた女子大生に対して損害賠償金・3億を現金《げんだま》で払え!!」
「3億円…ムリです…イヤ!!」
番頭《ばんと》はんは、しのぶが着ている黒のグンゼのパンストの中に手首を入れたあとおそろしい声で言うた。
「おい、払えないと言うのであれば考えがあるぞ!!」
「やめてください〜」
「ふざけるな!!…オドレの実家は資産家だろが…オドレの父方のシンルイに愛媛県警本部《けんけいほんぶ》の捜査一課長《いっかちょう》がいるじゃないか…オカン方のシンルイに大学病院の役員がいるじゃないか!!…オドレのムコはん方のシンルイに超一流大学卒で超一流企業に勤務で年収3000万以上のものがいるじゃないか…近衛本家《ほんけ》が丹原に山ぎょーさん持っているなど…申し分ないないじゃないか!!」
「やめてください!!」
番頭《ばんと》はんは、しのぶに対して白のブラウスのボタンを3つ外した〜手首を入れてFカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》を激しくもみながら言いがかりをつけた。
「食うにも困らない温室育ちの人間はムシズが走るのだよ!!ぶっ殺してやる!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「てめえの妹は、太兵衛《たべえ》の家のカネを使ってええとこの女子大へ行った!!」
「やめて!!」
「その上に、てめえの義弟《バカ》も義弟《バカ》で強盗殺人事件で得たカネを使ってトーダイへ行った!!」
「主人の実家は極貧《ごくひん》だったのよ〜」
「やかましい!!だまれ!!今から23年前に東予市の農家で発生した強盗殺人事件の容疑者が義弟《クソガキ》であった…しかし、オドレらの家のモンがテテオヤとグルになって少年であったてめえの義弟をかくまった!!…その上にオドレのテテオヤは、知人のヤクザを利用して被害者遺族たちを封じ込めるなど…あくどいことをたくさんした!!」
「イヤ!!」
番頭《ばんと》はんは、さらしに隠していた刃渡りのするどいナイフを取り出したあとしのぶが着ていたプリーツスカート脱がした。
つづいて、黒のストッキングと白のショーツを無理やり脱がした。
しのぶは、ヒックヒック泣きながら許し乞いをした。
「やめて…やめて…ヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒック…」
番頭《ばんと》はんは、おそろしい声でしのぶに言うた。
「ふざけるな!!23年分のうらみをはらすためにてめえの(臓器)を切り取るぞ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
(ガツーン!!ガツーン!!ガツーン!!)
思い切りブチ切れた番頭《ばんと》はんは、しのぶを倒したあとしのぶの顔をグーで激しく殴りつけた。
その後、番頭《ばんと》はんはよりおそろしい暴挙に出た。
…………………
その一方であった。
温大《はると》は、たくさんの荷物を詰めた紙袋を持って家から出た。
さて、その頃であった。
またところ変わって、松山市文京町にある大学の敷地にて…
健一郎は、建物から出たあと急ぎ足で外へ向かった。
………………………
(カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
それからまた5分後であった。
またところ変わって、いよてつ市内線の木屋町駅《きやちょうえき》付近にて…
駅のホームに本町方面から来た路面電車《トラム》が到着した。
健一郎は、駅のすぐ近くにあるたばこ屋にいた。
健一郎は、カウンターに設置されている10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
かけた先は、よしのがいる場所(どこかは不明)であった。
健一郎は、困った表情で言うた。
「もしもしかあさん…オレ…単位おとしたので休学する…なまけていたのじゃないのだよ…予定がたくさんあったので、レポートを書く時間がなかったのだよ…どうして分かってくれないのだよ…かあさん…ぼくだって苦しいのだよ!!…レポートを書くのはかんたんなことじゃないのだよ!!…小学校の作文じゃないのだよ!!…もうおそいよ…休学届を出した…なんで伯父《おじき》を出すのだよ!!…伯父《おじき》の家のカネを使って大学へ行こうと言う考えはなかったのだよ…かあさんこそなんだよ!!伯父《おじき》がいないとなんにもできないのかよ!!オレはかあさんみたいなひ弱になりたくないのだよ!!ぼくだって、その気になればなんでもできるよ!!…ぼくは、大学じゃなく専門学校へ行きたかった!!…専門学校へ行きたかったのになんで止めたのだ!?…かあさんこそなんだよ!!…いままでにリコンとサイコンを何回したのか数えてみろよ!!」
(ガチャーン!!)
思い切りブチ切れた健一郎は、受話器をガチャーンと置いた。
……………………………
(ピュン、ピュン、ピュン、ピュン、ピュン…)
時は、午後3時頃であった。
またところ変わって、国鉄今治駅の西側にあるアイススケートセンターの一階にあるゲームカフェにて…
温大《はると》は、ソフトドリンクをのみながらスペースインベーダー(タイトー)を楽しんでいた。
店内には、周辺のガッコーに通っている男子学生のグループたち20人がいた。
この時であった。
ものすごい血相を浮かべている太兵衛《たべえ》が店に入ったあと温大《はると》のもとへ行った。
「温大《はると》!!温大《はると》!!」
太兵衛《たべえ》は、インベーダーゲームを楽しんでいた温大《はると》の右肩を激しくつかみながら温大《はると》に言うた。
「温大《はると》!!家に帰るぞ!!」
「離せクソバカ!!」
「温大《はると》!!」
「帰れよ!!」
「このままでは帰ることができないのだよ〜」
「帰れと言うたら帰れ!!」
「温大《はると》!!」
「あの家はイヤなのだよ!!」
「どうしてイヤなのだ!?」
「帰れクソバカ!!」
(ガツーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、太兵衛《たべえ》のこめかみをグーで殴りつけた。
温大《はると》に殴られた太兵衛《たべえ》は、起き上がったあと温大《はると》の右腕を引っ張った。
「離せクソバカ!!」
「うちへ帰ろう!!わしは心細いのだよ!!」
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、太兵衛《たべえ》の腹を右足でけとばした。
太兵衛《たべえ》は、激しくせき込みながら温大《はると》に言うた。
「なんでおじいちゃんをけとばすのだよ…おじいちゃんは、35年前に広島で…」
「ふざけるな!!」
(ガーン!!ガーン!!ガーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、よりし烈な怒りを込めながら右足で太兵衛《たべえ》をけとばした。
その後、温大《はると》は太兵衛《たべえ》に対してはき捨てる言葉を言うた。
「オレの人生がだめになったのはてめえのせいだ!!ぶっ殺してやる!!」
(ガーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、よりし烈な怒りを込めながらかたいもので太兵衛《たべえ》の背中を殴りつけた。
そして、太兵衛《たべえ》が持っていたサイフの中から万札《だい》8枚を強奪した。
その後、温大《はると》は店から出た。
温大《はると》から暴行を受けた太兵衛《たべえ》は女々しい声で泣いた。
「ううううううう…もうイヤだ…死にたい…温大《はると》が…わしの思いを…ぶち壊した〜…」
……………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、太兵衛《たべえ》の家にて…
この時、家に電話がかかってきた。
電話は、共栄町のフジからであった。
電話の応対をしていたのは、りつよであった。
太兵衛《たべえ》が30歳の既婚の女性従業員さんに対してセクハラをした…
被害を受けた女性従業員さんは、太兵衛《たべえ》にレイプされた…
その上に、太兵衛《たべえ》が女性従業員さんのみだらな姿を写真撮影した…
被害を受けた女性従業員さんのダンナが『太兵衛《たべえ》をぶっ殺してやる!!』と言うて激怒した。
…………………
電話の応対をしているりつよは、ものすごくつらい声で受話器ごしにいる人に対して言うた。
「もうしわけございませんでした…主人が犯したあやまちは…妻であるわたくしに落ち度があります…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」
この時、りつよがぐすんグスンと泣き出した。
「主人は病気なのです…35年前に広島でピカ(原子力爆弾)による黒い雨にうたれてひばくしたのです…主人が犯したあやまちは、全部わたくしがつぐないます…主人ばかりをせめないでください…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ケーサツに言わないでください!!…主人はほかに行くところがないのです!!…フジをクビになったら…ほかに働く場所がないのです…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」
この時であった。
温大《はると》が再び家にやって来た。
温大《はると》は、右足で電話機をけとばしたあと怒った声でりつよに言うた。
「コラ!!」
「温大《はると》!!」
「おい!!金くれ!!金くれよ!!」
「温大《はると》!!いまおばあちゃんは苦しんでいるのよ!!」
「ふざけるな!!むしゃくしゃしているからインベーダー(ゲーム)がしたいのだよ!!」
「温大《はると》!!」
「ふざけるな!!」
思い切りブチ切れた温大《はると》は、桐ダンスを強引にあけたあと金目のものを探した。
りつよは、温大《はると》を止めに入った。
「温大《はると》やめて!!」
「離せ!!」
「温大《はると》はなにが気に入らないのよ!?」
「あんたらがアメリカのハイスクールへ行くことを止めたことが気に入らないのだよ!!」
「そのことについては、おじいちゃんがさみしいさみしいと言うたから…」
「ぶっ殺してやる!!」
(ガツーン!!ガツーン!!ガツーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、グーでりつよを激しく殴りつけた。
「ワーッ!!ワーッ!!ワーッ!!」
(ガシャーン!!ガシャーン!!ガシャーン!!ガシャーン!!)
このあと、温大《はると》は金属バットを振り回しながら家じゅうを暴れ回った。
その後、近くにあったなわとびのなわを手に取った。
(ピシーン!!ピシーン!!ピシーン!!)
温大《はると》は、なわをふたつに切ったあとりつよを殴りつけた。
この時、圭佑《けいすけ》が帰宅した。
思い切りブチ切れた温大《はると》は、圭佑《けいすけ》を殴りつけた。
その後、温大《はると》は、圭佑《けいすけ》の背中をかたいものでボコボコに殴りつけた。
それから60分後であった。
温大《はると》は、凶器をすてたあと家から飛び出した。
温大《はると》からし烈な暴行を受けた圭佑《けいすけ》は、大けがを負って立ち上がれなくなった。
りつよは、ぐすんぐすんと泣いていた。
それから30分後であった。
圭佑《けいすけ》は、救急車に乗せられたあと今治市内《しない》にある救急病院に搬送された。
…………………
家庭は、崩壊寸前の状態におちいった。
またところ変わって、太兵衛《たべえ》の家にて…
家の中に温大《はると》がいた。
温大《はると》は、部屋に残っている品物を取り出したあと紙袋に詰めていた。
この時、太兵衛《たべえ》は朝から外出していた。
りつよと圭佑《けいすけ》と三永《みえ》さんも勤めに出ていた。
健一郎とあずさも外出していた。
この時、家にいたのはしのぶひとりであった。
息子の拡次《ひろつぐ》は、あずさと一緒に病院へ行った。
拡次《ひろつぐ》は、昼前に激しいシャックリと大容量の失禁を起こした。
最初に診察した病院で『要精密検査』と診断されたが、あずさは拒否した。
たかがシャックリぐらいで要精密検査なんておかしいわよ…
…と思ったあずさは、小さな診療所へ拡次《ひろつぐ》を連れて行った。
しのぶは、あずさと拡次《ひろつぐ》が帰ってくるまで家で待っていた。
……………………
温大《はると》が家から出ようとした時であった。
家の大広間にしのぶとハラマキ姿で焼きそばヘアの黒のサングラスをかけていた番頭《ばんと》はんがいた。
番頭《ばんと》はんは、ものすごくおそろしい声でしのぶに言うた。
「おい、いつになったらオトシマエをつけるのだ!?…オドレの義弟(29歳・拡和《ひろかず》の弟・郵便局勤務だったがクビになった)がビデオカメラで女子大生をトーサツした…その上に女子大生を呼び出して性的暴行を加えた…女子大生は、今も苦しんでいるのだよ…コラ!!オドレの義弟が犯したあやまちをつぐなうのは嫂《あね》であるてめえだ!!」
「やめてください!!」
「なにがやめてくださいだ…オドレのテテオヤは、警官だろ…その警官が被害を受けたひとを助けなかったのはどう言うことだ!?」
「その時は、未解決の強盗殺人事件の容疑者逮捕のことで警察署は…イヤ!!」
番頭《ばんと》はんは、しのぶが着ている赤色のプリーツスカートの中に手首を入れながらおそろしい声で言うた。
「おいコラ!!」
「イヤ!!」
「今ここでオトシマエをここでつけてもらおか!?」
「どうやってつぐなえと言うのですか!?」
「決まってるだろ!!被害を受けた女子大生に対して損害賠償金・3億を現金《げんだま》で払え!!」
「3億円…ムリです…イヤ!!」
番頭《ばんと》はんは、しのぶが着ている黒のグンゼのパンストの中に手首を入れたあとおそろしい声で言うた。
「おい、払えないと言うのであれば考えがあるぞ!!」
「やめてください〜」
「ふざけるな!!…オドレの実家は資産家だろが…オドレの父方のシンルイに愛媛県警本部《けんけいほんぶ》の捜査一課長《いっかちょう》がいるじゃないか…オカン方のシンルイに大学病院の役員がいるじゃないか!!…オドレのムコはん方のシンルイに超一流大学卒で超一流企業に勤務で年収3000万以上のものがいるじゃないか…近衛本家《ほんけ》が丹原に山ぎょーさん持っているなど…申し分ないないじゃないか!!」
「やめてください!!」
番頭《ばんと》はんは、しのぶに対して白のブラウスのボタンを3つ外した〜手首を入れてFカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》を激しくもみながら言いがかりをつけた。
「食うにも困らない温室育ちの人間はムシズが走るのだよ!!ぶっ殺してやる!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「てめえの妹は、太兵衛《たべえ》の家のカネを使ってええとこの女子大へ行った!!」
「やめて!!」
「その上に、てめえの義弟《バカ》も義弟《バカ》で強盗殺人事件で得たカネを使ってトーダイへ行った!!」
「主人の実家は極貧《ごくひん》だったのよ〜」
「やかましい!!だまれ!!今から23年前に東予市の農家で発生した強盗殺人事件の容疑者が義弟《クソガキ》であった…しかし、オドレらの家のモンがテテオヤとグルになって少年であったてめえの義弟をかくまった!!…その上にオドレのテテオヤは、知人のヤクザを利用して被害者遺族たちを封じ込めるなど…あくどいことをたくさんした!!」
「イヤ!!」
番頭《ばんと》はんは、さらしに隠していた刃渡りのするどいナイフを取り出したあとしのぶが着ていたプリーツスカート脱がした。
つづいて、黒のストッキングと白のショーツを無理やり脱がした。
しのぶは、ヒックヒック泣きながら許し乞いをした。
「やめて…やめて…ヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒックヒック…」
番頭《ばんと》はんは、おそろしい声でしのぶに言うた。
「ふざけるな!!23年分のうらみをはらすためにてめえの(臓器)を切り取るぞ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
(ガツーン!!ガツーン!!ガツーン!!)
思い切りブチ切れた番頭《ばんと》はんは、しのぶを倒したあとしのぶの顔をグーで激しく殴りつけた。
その後、番頭《ばんと》はんはよりおそろしい暴挙に出た。
…………………
その一方であった。
温大《はると》は、たくさんの荷物を詰めた紙袋を持って家から出た。
さて、その頃であった。
またところ変わって、松山市文京町にある大学の敷地にて…
健一郎は、建物から出たあと急ぎ足で外へ向かった。
………………………
(カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
それからまた5分後であった。
またところ変わって、いよてつ市内線の木屋町駅《きやちょうえき》付近にて…
駅のホームに本町方面から来た路面電車《トラム》が到着した。
健一郎は、駅のすぐ近くにあるたばこ屋にいた。
健一郎は、カウンターに設置されている10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
かけた先は、よしのがいる場所(どこかは不明)であった。
健一郎は、困った表情で言うた。
「もしもしかあさん…オレ…単位おとしたので休学する…なまけていたのじゃないのだよ…予定がたくさんあったので、レポートを書く時間がなかったのだよ…どうして分かってくれないのだよ…かあさん…ぼくだって苦しいのだよ!!…レポートを書くのはかんたんなことじゃないのだよ!!…小学校の作文じゃないのだよ!!…もうおそいよ…休学届を出した…なんで伯父《おじき》を出すのだよ!!…伯父《おじき》の家のカネを使って大学へ行こうと言う考えはなかったのだよ…かあさんこそなんだよ!!伯父《おじき》がいないとなんにもできないのかよ!!オレはかあさんみたいなひ弱になりたくないのだよ!!ぼくだって、その気になればなんでもできるよ!!…ぼくは、大学じゃなく専門学校へ行きたかった!!…専門学校へ行きたかったのになんで止めたのだ!?…かあさんこそなんだよ!!…いままでにリコンとサイコンを何回したのか数えてみろよ!!」
(ガチャーン!!)
思い切りブチ切れた健一郎は、受話器をガチャーンと置いた。
……………………………
(ピュン、ピュン、ピュン、ピュン、ピュン…)
時は、午後3時頃であった。
またところ変わって、国鉄今治駅の西側にあるアイススケートセンターの一階にあるゲームカフェにて…
温大《はると》は、ソフトドリンクをのみながらスペースインベーダー(タイトー)を楽しんでいた。
店内には、周辺のガッコーに通っている男子学生のグループたち20人がいた。
この時であった。
ものすごい血相を浮かべている太兵衛《たべえ》が店に入ったあと温大《はると》のもとへ行った。
「温大《はると》!!温大《はると》!!」
太兵衛《たべえ》は、インベーダーゲームを楽しんでいた温大《はると》の右肩を激しくつかみながら温大《はると》に言うた。
「温大《はると》!!家に帰るぞ!!」
「離せクソバカ!!」
「温大《はると》!!」
「帰れよ!!」
「このままでは帰ることができないのだよ〜」
「帰れと言うたら帰れ!!」
「温大《はると》!!」
「あの家はイヤなのだよ!!」
「どうしてイヤなのだ!?」
「帰れクソバカ!!」
(ガツーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、太兵衛《たべえ》のこめかみをグーで殴りつけた。
温大《はると》に殴られた太兵衛《たべえ》は、起き上がったあと温大《はると》の右腕を引っ張った。
「離せクソバカ!!」
「うちへ帰ろう!!わしは心細いのだよ!!」
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、太兵衛《たべえ》の腹を右足でけとばした。
太兵衛《たべえ》は、激しくせき込みながら温大《はると》に言うた。
「なんでおじいちゃんをけとばすのだよ…おじいちゃんは、35年前に広島で…」
「ふざけるな!!」
(ガーン!!ガーン!!ガーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、よりし烈な怒りを込めながら右足で太兵衛《たべえ》をけとばした。
その後、温大《はると》は太兵衛《たべえ》に対してはき捨てる言葉を言うた。
「オレの人生がだめになったのはてめえのせいだ!!ぶっ殺してやる!!」
(ガーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、よりし烈な怒りを込めながらかたいもので太兵衛《たべえ》の背中を殴りつけた。
そして、太兵衛《たべえ》が持っていたサイフの中から万札《だい》8枚を強奪した。
その後、温大《はると》は店から出た。
温大《はると》から暴行を受けた太兵衛《たべえ》は女々しい声で泣いた。
「ううううううう…もうイヤだ…死にたい…温大《はると》が…わしの思いを…ぶち壊した〜…」
……………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、太兵衛《たべえ》の家にて…
この時、家に電話がかかってきた。
電話は、共栄町のフジからであった。
電話の応対をしていたのは、りつよであった。
太兵衛《たべえ》が30歳の既婚の女性従業員さんに対してセクハラをした…
被害を受けた女性従業員さんは、太兵衛《たべえ》にレイプされた…
その上に、太兵衛《たべえ》が女性従業員さんのみだらな姿を写真撮影した…
被害を受けた女性従業員さんのダンナが『太兵衛《たべえ》をぶっ殺してやる!!』と言うて激怒した。
…………………
電話の応対をしているりつよは、ものすごくつらい声で受話器ごしにいる人に対して言うた。
「もうしわけございませんでした…主人が犯したあやまちは…妻であるわたくしに落ち度があります…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」
この時、りつよがぐすんグスンと泣き出した。
「主人は病気なのです…35年前に広島でピカ(原子力爆弾)による黒い雨にうたれてひばくしたのです…主人が犯したあやまちは、全部わたくしがつぐないます…主人ばかりをせめないでください…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ケーサツに言わないでください!!…主人はほかに行くところがないのです!!…フジをクビになったら…ほかに働く場所がないのです…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」
この時であった。
温大《はると》が再び家にやって来た。
温大《はると》は、右足で電話機をけとばしたあと怒った声でりつよに言うた。
「コラ!!」
「温大《はると》!!」
「おい!!金くれ!!金くれよ!!」
「温大《はると》!!いまおばあちゃんは苦しんでいるのよ!!」
「ふざけるな!!むしゃくしゃしているからインベーダー(ゲーム)がしたいのだよ!!」
「温大《はると》!!」
「ふざけるな!!」
思い切りブチ切れた温大《はると》は、桐ダンスを強引にあけたあと金目のものを探した。
りつよは、温大《はると》を止めに入った。
「温大《はると》やめて!!」
「離せ!!」
「温大《はると》はなにが気に入らないのよ!?」
「あんたらがアメリカのハイスクールへ行くことを止めたことが気に入らないのだよ!!」
「そのことについては、おじいちゃんがさみしいさみしいと言うたから…」
「ぶっ殺してやる!!」
(ガツーン!!ガツーン!!ガツーン!!)
思い切りブチ切れた温大《はると》は、グーでりつよを激しく殴りつけた。
「ワーッ!!ワーッ!!ワーッ!!」
(ガシャーン!!ガシャーン!!ガシャーン!!ガシャーン!!)
このあと、温大《はると》は金属バットを振り回しながら家じゅうを暴れ回った。
その後、近くにあったなわとびのなわを手に取った。
(ピシーン!!ピシーン!!ピシーン!!)
温大《はると》は、なわをふたつに切ったあとりつよを殴りつけた。
この時、圭佑《けいすけ》が帰宅した。
思い切りブチ切れた温大《はると》は、圭佑《けいすけ》を殴りつけた。
その後、温大《はると》は、圭佑《けいすけ》の背中をかたいものでボコボコに殴りつけた。
それから60分後であった。
温大《はると》は、凶器をすてたあと家から飛び出した。
温大《はると》からし烈な暴行を受けた圭佑《けいすけ》は、大けがを負って立ち上がれなくなった。
りつよは、ぐすんぐすんと泣いていた。
それから30分後であった。
圭佑《けいすけ》は、救急車に乗せられたあと今治市内《しない》にある救急病院に搬送された。
…………………
家庭は、崩壊寸前の状態におちいった。