大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【花の宴】

時は、夜10時過ぎであった。

またところ変わって、五島列島《ごとう》の宇久島《うくじま》・平《たいら》にある釣宿の大広間にて…

大広間に、溝端屋と取り引きをしている薬問屋《とんや》の社長連中《ジジイども》50人と番頭《ばんと》はんと白いさらしをまいた男と複数人のチンピラたちがいた。

社長連中《ジジイども》は、丁半賭博《ダイス》を楽しんでいた。

白いさらしをまいた男は、右手にプラスティックのUの字型の入れ物を…左手に3個のダイスを持っていた。

番頭《ばんと》はんは、みんなに声をかけた。

「さあさあみなさま、どちらさまもよござんすね〜」

白いさらしをまいた男は、プラスティックの入れ物にダイス3個を入れたあとカラカラカラカラカラカラと転がしたあとマットの上に入れ物を置いた。

「へえった!!さあはったはった!!」
「丁」
「丁」
「丁」
「丁」
「丁」
「半」
「半」
「半」
「半」
「丁」
「半」
「丁」
「丁」
「半」
「半」
「丁」
「半」
「丁」
「丁」
「丁」

…………………

番頭《ばんと》はんは、全員が賭け終えたのをみてから声をかけた。

「丁半そろいやした〜…ショーブ!!」

白いさらしを巻いた男が入れ物をあげたと同時に、3個のダイスが見えた。

番頭《ばんと》はんは『四三五の丁!!』と言うたあと、回収係の男が負けた人がかけた札束を回収した。

この時であった。

見習いの構成員《チンピラ》が番頭《ばんと》はんのもとにやって来た。

番頭《ばんと》はんは、見習いの構成員《チンピラ》に対して声をかけた。

「どうした?」

見習いの構成員《チンピラ》は、番頭《ばんと》はんに対して耳打ちで伝えた。

番頭《ばんと》はんは、怒った声で言うた。

「なんだって…長崎の居酒屋でしずくが知人にカネを貸してくれと頼んでいただと!?」
「くわしい話しは、溝端屋のダンナの部屋でしましょう。」
「分かった…行く…」

このあと、番頭《ばんと》はんは近くにいた構成員《チンピラ》に代わりをたのむと言うた。

その後、番頭《ばんと》はんは見習いの構成員《チンピラ》と一緒に大広間から出た。

……………………………
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