大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【ジョニィへの伝言・その2】

時は、12月7日の夕方4時半頃であった。

またところ変わって、山口県山陽小野田市住吉本町《さんようおのだすみよしほんまち》にあるアパートにて…

(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)

小倉駅から逃走した元塚《もとづか》がドアを激しく叩きながら部屋の中にいる女を呼んでいた。

「お〜い、あけてくれ!!早くあけてくれ!!」

(ガチャ…)

部屋のドアがひらいた。

部屋の中にいた女が出てきた。

部屋の中にいた女は、行方不明になっていた三永《みえ》さんであった。

三永《みえ》さんは、白のブラウスとモカブラウンのスカートを着ていた。

三永《みえ》さんは、つらそうな声で元塚《もとづか》に言うた。

「ちょっと〜、うち眠いのよ〜…って、克祝《まさのり》〜」
「三永《みえ》、助けてくれ〜…警察《サツ》に追われているのだよ〜」
「克祝《まさき》!!落ち着いてよ!!」

元塚《もとづか》は、大急ぎで部屋に入ったあとドアをしめた。

その後、中からカギをかけた。

またところ変わって、部屋の中にて…

三永《みえ》さんは、ものすごく困った表情で元塚《もとづか》に言うた。

「克祝《まさのり》!!一体なにがあったのよ!?」

元塚《もとづか》は、ものすごく女々しい声で言うた。

「オレ、とんでもないヘマをやらかした…」
「克祝《まさのり》!!落ち着いてものを言うてよ!!」
「落ち着いてるよ〜…だけど、大阪府警《ふけい》の大山と梅野のふたりに追われているのだよ!!」
「克祝《まさのり》!!…やめて!!」

元塚《もとづか》は、三永《みえ》さんが着ているスカートの中に手首を入れたあとショーツを強引に脱がした。

三永《みえ》さんは、怒った声で元塚《もとづか》に言うた。

「やめて!!アタシとあなた(の関係)はとっくに終わったのよ!!」

元塚《もとづか》は、三永《みえ》さんに対してものすごく女々しい声で言うた。

「オレはまだ愛しているのだよ〜」
「やめて!!やめてイヤ!!」

元塚《もとづか》は、三永《みえ》さんを布団の上に寝かせたあと、女々しい声で言いながらズボンとブリーフを脱いだ。

「助けてくれ〜…このとおりだ…(警察に)つかまるのはイヤだ!!」
「何するのよ…やめて!!」
「結婚してくれ〜…結婚してくれ〜」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

このあと、三永《みえ》さんの泣き叫ぶ声と元塚《もとづか》の女々しい声が部屋に響き渡った。

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)

さて、その頃であった。

またところ変わって、阿久根市の国道3号線沿いにある終夜営業のラーメン屋の近くにて…

ランチを摂った私は、ヒッチハイクを始めた。

ニュース速報を聞いた私は、ひどくあせっていた。

熊本方面へ行く自動車をヒッチハイクしたあと、国電熊本駅へ行く予定である。

熊本駅で自動車を降りたあとは、特急つばめに乗って博多駅へ向かう…

博多駅で特急列車《れっしゃ》を降りたあとは、下関方面へ行く快速電車《かいそく》または特急にちりんに乗り換えて小倉へ向かう…

そこから先は、まだ決めてなかった。

とにかく、大急ぎで小倉へ行かなきゃ…

元塚《あのヤロー》の頭の中は…

逃げることしかない…

これ以上、勝手なことをしたらただじゃすまないぞ!!

……………………

ヒッチハイク開始から4時間が経過した。

自動車は、1台も止まらなかった。

それから2〜3時間のあいだもヒッチハイクをつづけた…

しかし…

自動車は…

1台も…

止まらなかった…

…………………………

あ〜、どうすればいいのだよ〜
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