大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【めぐり逢い紡いで】

ところ変わって、連絡船の乗り場にて…

連絡船の乗り場に運転手《うんちゃん》と女性がいた。

女性は、運転手《うんちゃん》に抱っこされている3歳の女の子の養母になる人であった。

女性は、運転手《うんちゃん》に対して泣きながらキュウジョウを訴えた。

「やめてください!!」
「うるせー!!」
「このこは、うちの家の養女になるのです!!」
「だまれ!!」
「返してください!!」
「うるせー!!」
「返して!!」
「うるせー!!」

(ドカッ!!)

思い切りブチ切れた運転手《うんちゃん》は、女性を右足でけとばした。

その後、運転手《うんちゃん》は女の子を連れて階段へ行こうとした。

女性は、運転手《うんちゃん》の足にしがみついた。

「離せ!!」
「返してください!!」
「離せ!!」

運転手《うんちゃん》は、右足で女性をけとばした。

運転手《うんちゃん》にけとばされた女性は、カベにぶつかった。

またところ変わって、階段の踊り場にて…

階段の下におおぜいの人たちがやってきた。

踊り場にいる私は『急いでください!!』と叫んだ。

この時、踊り場に高松市の消防本部の救急隊員たち20人がやって来た。

救急隊員が到着したあと、転げ落ちた男性の応急措置を始めた。

おっちゃん…

もうやめてくれ!!

やめてくれ!!

ところ変わって、事故現場の階段の入り口にて…

運転手《うんちゃん》と私と一緒にトラックに乗っていた夫婦がやって来た。

事故現場の階段の入り口付近にやじ馬がたくさん集まっていた。

夫婦が事故現場にやって来た時、階段から転げ落ちた男性はストレッチャーに乗せられたところであった。

ストレッチャーに乗せられた男性を見た夫婦は、おどろいた表情で言うた。

「あなた!!」
「なんだ!!」
「(3歳の女の子)の(養子縁組)を結んだ(家のご主人さま)よ!!」
「なんだって!?」
「あなた!!」
「どうしよう〜」

…………………………

またところ変わって、踊り場にて…

階段の上から3歳の女の子を抱っこした運転手《うんちゃん》がやって来た。

運転手《うんちゃん》に抱っこされている女の子は、ギャーギャーと泣き叫んでいた。

運転手《うんちゃん》は『もうすぐおとっつぁんとおっかさんに会えるぞ!!』と言うたあと階段から降りた。

この時、踊り場にいた私が両手を広げて止めた。

運転手《うんちゃん》は、私に対して怒った声で『オラどけ!!』と言うた。

なんや…

どけだと!!

おっちゃんがどけというても…

私は通さない!!

おっちゃんが『どけ』と言うても…

ここから先は通さないぞ!!
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