大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【めぐり逢い紡いで・その2】
「どけ!!どけと言うてるのが聞こえないのか!?」
運転手《うんちゃん》は、私に対して『どけ!!』と言うた。
両手を広げて立っている私は、鋭い目つきで運転手《うんちゃん》をにらみつけながら言うた。
「おっちゃんが『どけ!!』と言うても通すわけには行かないよ!!」
「なんだと!!」
「おっちゃんはどこのどこまで自分勝手なんだよ!?」
「どけ!!どけと言うたらどけ!!」
「おっちゃん!!おっちゃんはなに考えているのだよ!!三津浜から土佐清水をへて高松《ここ》に着くまでのあいだに危険なことをしたのだよ!!最高速度オーバーでトラックをビュンビュン走らせた!!…仲間の運転手《うんちゃん》たちが無線で爆弾低気圧が接近したことを知らせてくれたのに、聞く耳を持たなかった!!…オレが待避所へ入ってと言うたのに待避所に入らなかった…90ノット(風速45メートル)の暴風でトラックが横転しそうになった!!高波にさらわれる恐れが出たのに海岸沿いの道をそのまま走りつづけた…あげくの果てにカーチェイス〜中心部で大惨事を起こした!!…そして今度は、暴力ざたを起こした…おっちゃん!!ひとの話を聞けよ!!」
「うるせー!!オレは、この子を実の両親のもとへ返すために助けたのだよ!!」
「それならおっちゃんに抱っこされているこに聞けよ!!」
「この子は、ものが言えないのだよ!!」
「おっちゃん!!」
「この子と一緒にいた夫婦は人さらいなんだよ!!」
「おっちゃんはなんかカンチガイしてるよ!!」
「カンチガイしてない!!」
「それじゃあなんなのだよ!!おっちゃんはそのこをどうしたいのだよ!?」
「実の親元へ返してーんだよ!!」
「おっちゃん!!いいかげんにやめろよ!!」
「うるせー!!オレにお説教するのであれば女房子どもを持ってから言え!!」
なんだと!!
運転手《うんちゃん》から言われた言葉を聞いた私は、カチンと来た。
私は、怒った声で運転手《うんちゃん》に言うた。
「おっちゃん!!今の言葉はなんや!!『女房子どもを持ってからお説教しろ!!』だと!?…おっちゃん!!そう言うおっちゃんはなんや!?…気ままに生きてきたおっちゃんに勉学ひとすじで一生を通したオレのつらい気持ちが分かってたまるか!?…勉学ひとすじ!!仕事に必要な資格を取ることなど…がんじがらめにしばられて生きてきたオレは…一度も恋をしたことがなかった!!…結婚できなかった…そう言うおっちゃんはなんや!!おっちゃん!!」
「お前さんは、大学・大学院へ行ったからいいんだよ!!」
「ふざけるな!!見た目で判断するな!!オレは大学・大学院に行ったけど、小学校〜ハイスクールまでずっとレポート提出で通した!!オレは事情があったから小学校〜ハイスクールまで直接通うことができなかった!!ただそれだけや!!」
「オレは高校には行かなかった!!」
「いばって言うのじゃねえよ!!」
私は、ものすごく怒った表情で運転手《うんちゃん》に言うた。
「おっちゃんはサイテーだ!!今までの旅で出会った人たちの中で超ドサイテーの人間だ!!オレは一生許さないからな!!」
私は、全身をぶるぶると震わせながら怒り狂った。
運転手《うんちゃん》は、ものすごくつらそうな表情を浮かべながら私を見つめていた。
運転手《うんちゃん》は、私に対して『どけ!!』と言うた。
両手を広げて立っている私は、鋭い目つきで運転手《うんちゃん》をにらみつけながら言うた。
「おっちゃんが『どけ!!』と言うても通すわけには行かないよ!!」
「なんだと!!」
「おっちゃんはどこのどこまで自分勝手なんだよ!?」
「どけ!!どけと言うたらどけ!!」
「おっちゃん!!おっちゃんはなに考えているのだよ!!三津浜から土佐清水をへて高松《ここ》に着くまでのあいだに危険なことをしたのだよ!!最高速度オーバーでトラックをビュンビュン走らせた!!…仲間の運転手《うんちゃん》たちが無線で爆弾低気圧が接近したことを知らせてくれたのに、聞く耳を持たなかった!!…オレが待避所へ入ってと言うたのに待避所に入らなかった…90ノット(風速45メートル)の暴風でトラックが横転しそうになった!!高波にさらわれる恐れが出たのに海岸沿いの道をそのまま走りつづけた…あげくの果てにカーチェイス〜中心部で大惨事を起こした!!…そして今度は、暴力ざたを起こした…おっちゃん!!ひとの話を聞けよ!!」
「うるせー!!オレは、この子を実の両親のもとへ返すために助けたのだよ!!」
「それならおっちゃんに抱っこされているこに聞けよ!!」
「この子は、ものが言えないのだよ!!」
「おっちゃん!!」
「この子と一緒にいた夫婦は人さらいなんだよ!!」
「おっちゃんはなんかカンチガイしてるよ!!」
「カンチガイしてない!!」
「それじゃあなんなのだよ!!おっちゃんはそのこをどうしたいのだよ!?」
「実の親元へ返してーんだよ!!」
「おっちゃん!!いいかげんにやめろよ!!」
「うるせー!!オレにお説教するのであれば女房子どもを持ってから言え!!」
なんだと!!
運転手《うんちゃん》から言われた言葉を聞いた私は、カチンと来た。
私は、怒った声で運転手《うんちゃん》に言うた。
「おっちゃん!!今の言葉はなんや!!『女房子どもを持ってからお説教しろ!!』だと!?…おっちゃん!!そう言うおっちゃんはなんや!?…気ままに生きてきたおっちゃんに勉学ひとすじで一生を通したオレのつらい気持ちが分かってたまるか!?…勉学ひとすじ!!仕事に必要な資格を取ることなど…がんじがらめにしばられて生きてきたオレは…一度も恋をしたことがなかった!!…結婚できなかった…そう言うおっちゃんはなんや!!おっちゃん!!」
「お前さんは、大学・大学院へ行ったからいいんだよ!!」
「ふざけるな!!見た目で判断するな!!オレは大学・大学院に行ったけど、小学校〜ハイスクールまでずっとレポート提出で通した!!オレは事情があったから小学校〜ハイスクールまで直接通うことができなかった!!ただそれだけや!!」
「オレは高校には行かなかった!!」
「いばって言うのじゃねえよ!!」
私は、ものすごく怒った表情で運転手《うんちゃん》に言うた。
「おっちゃんはサイテーだ!!今までの旅で出会った人たちの中で超ドサイテーの人間だ!!オレは一生許さないからな!!」
私は、全身をぶるぶると震わせながら怒り狂った。
運転手《うんちゃん》は、ものすごくつらそうな表情を浮かべながら私を見つめていた。