大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【さすらいの晩花】

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)

時は、1月13日の朝6時40分頃であった。

私は、下松駅から寝台特急富士(日豊本線経由西鹿児島行き)に乗って再び旅に出た。

個室B寝台車にいる私は、ショルダーバッグをひざの上にのせた状態で座席に座っていた。

座席に座っている私は、つかれた表情でつぶやいた。

ファッションクラブのママは…

親展書《てがみ》を託した相手をまちがえたと言うたけど…

それは一体どう言うことなんだ?…

次から次へとややこしいもめ事が発生したので、頭いたいわもう…

………………………

朝10時10分頃であった。

寝台特急《れっしゃ》が宮崎駅に到着した。

ショルダーバッグを持って寝台特急《れっしゃ》から降りた私は、改札口を通って駅の外に出た。

私は、シブシに行く前にファッションクラブのママが経営していたスナックがある場所へ行くことにした。

時は、午後12時半頃であった。

またところ変わって、宮崎市中心部の一番街《アーケード》にある金物屋にて…

私は、金物屋のご主人と話をしていた。

金物屋の主人は、松山のファッションクラブのママがアーケード街の路地裏で経営していたスナックを知っていたので話を聞くことができた。

私は、金物屋の主人に対して小田島さんの写真を見せた。

ご主人は、私に対してこう答えた。

「小田島のご主人のことはよくしってるよ。」
「ああ、小田島さんのことをご存じでしたか〜」
「あれはたしか…20年前のことだったと思います。」
「20年前?」
「ええ。」
「その当時、小田島さんはこの近辺で暮らしていたのでしょうか?」
「ええ、暮らしていました。」

万年筆を使って手帳にメモ書きをしていた私は、ご主人に声をかけた。

「それともう1点おたずねしたいことがございますが…その店で働いていたホステスさんが入店する際に小田島さんが身元保証人《ほしょうにん》になられていたことはご存じですか?」
「ええ、ご存じですよ。」
「そうですか…ほかに小田島さんのことをご存じの方はこの近くにいらっしゃいますか?」
「いらっしゃいますよ。」

ご主人は、私に対してアーケード街の裏の露地にある4階建てのテナントビルの3階で営業しているスナックのチーママが小田島さんを知っていると言うた。

話を聞いた私は、指定された店へ行くことにした。

またところ変わって、アーケード街の裏の露地にあるテナントビルにて…

テナントビルの3階で営業しているスナックは、ファッションクラブのママが経営していたスナックで働いていた元ホステスさんふたりが共同で経営しているお店である。

身体に刺青《タトゥー》をいれているチーママさんは、私に対して当時のことを話した。

「小田島さんが店のホステスさんたちの身元保証人《ほしょうにん》になっていたことはほんとうよ。」
「そうですか…え~と…小田島さんがホステスさんの身元保証人《ほしょうにん》を引き受けるようになったのはたしか…1963年…昭和38年頃でしたね。」
「そうよ。」

チーママさんは、カウンターに置かれていたキャメル(たばこ)の箱を取ったあと箱の中からたばこを一本取り出しながら私に言うた。

「あの当時、店につとめていたコの中で…小田島さんの世話になった回数が一番多いコが誰だったか…を知ってるわよ〜」

私は、パスケースに入っている三永《みえ》さんの写真をチーママさんに見せながら言うた。

「あの〜…もしかして…こちらの女性ではないでしょうか?」

たばこを口にくわえているチーママさんは、私に対して『そうよ〜』と言うたあと私にこう言うた。

「三永《そのこ》はね…しょっちゅうもめ事を起こしていたわよ。」
「もめ事って?」
「男がらみのもめ事よ!!」
「三永《みえ》さんが…男がらみのもめ事を繰り返していた…」
「そうよ。」
「相手の男と言うのは?」
「そんなの決まってるわよ!!」
「それって…ヤクザ関係の男…」
「聞かなくてもわかるでしょ!!」

…………………………

なんとも言えん…

…………………………

時は、夕方6時23分頃であった。

またところ変わって、国鉄宮崎駅の東口にあるごはん屋の店内にて…

店内に設置されている18型のロータリーチャンネルのミツビシカラーテレビの画面に宮崎放送が映っていた。

この時間は、宮崎放送の夕方のワイドニュース番組が放送されていた。

テレビの画面に宮崎県の明日の天気予報が映っていた。

私は、ブリの照り焼き定食で夕食を摂っていた。

私は、ごはんを食べる手を一度止めたあとつかれた表情でつぶやいた。

三永《みえ》さんが小田島さんの世話になった回数が一番多かった…

それも全部…

男がらみのもめ事ばかりであった…

……………………

ファッションクラブのママが…

親展書《てがみ》を託した相手をまちがえた…

…と言うのは…

………………………

ああああああああああ!!

ますますわからなくなったじゃないか!!

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