大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【可愛い花】

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…キーッ)

時は、1月27日の朝8時半頃であった。

またところ変わって、国鉄泊駅の前の広場にて…

駅の広場に白のニッサンアトラスの2トントラックが停まった。

ショルダーバックを持ってトラックから降りた私は、運転手《うんちゃん》に一礼を述べた。

その後、私は越中宮崎のヒスイ海岸ヘ歩いて向かった。

1月24日に平戸からヒッチハイクした長距離トラックを乗り継いで旅に出た。

途中で宿泊などがあったので約3日ほどかかった。

雅弥《まや》の母妹《おやこ》は、13年前までのあいだ越中宮崎で暮らしていた。

ここで暮らしている住民《みなさま》が雅弥《まや》の母妹《おやきょうだい》とセヴァスチャンじいさんのことを知っていると思う。

なにか手がかりを得ることができるかもしれない…

とにかく急がなきゃ…

……………………………

それからまた40分後であった。

またところ変わって、国鉄越中宮崎駅のすぐ近くにある借家にて…

私は、大家さんと一緒に雅弥《まや》の母妹《おやきょうだい》が暮らしていたと思われる部屋にいた。

大家さんは、私に対して声をかけた。

「こちらでございます。」
「ああ、はい。」
「熊口《くまご》さんの母娘《おやこ》は、14年前までこちらで暮らしていました。」
「14年前?」
「はい。」
「熊口《くまご》さんの奥さまは、お仕事はなにをなされていたのですか?」
「さあ、聞いてなかった…と思います。」
「聞いてない?」
「ええ。」
「そうですか…それでは、ご主人さまは?」
「ダンナ?…さあ、それも聞いてないな〜」
「ダンナさん…いないのですか?」
「ええ。」

万年筆を使って手帳にメモ書きをしている私は『ますますわからなくなった』とつぶやいた。

……………………………

(ザザーン、ザザーン、ザザーン、ザザーン、ザザーン、ザザーン…)

それからまた60分後であった。

またところ変わって、ヒスイ海岸にて…

波打ち際に立っている私は、海を見つめながらつぶやいた。

一体どうなっているのだ…

雅弥《まや》の母妹《おやきょうだい》の身に…

何があったと言うのだ…

セヴァスチャンじいさんは…

どこへ行ったのだ…

ああ!!

ますますわからなくなったじゃないか!!

…………………………
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