大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【居酒屋・その2】
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…キーッ…バタン…)
時は、1月28日の午後2時過ぎであった。
またところ変わって、珠洲市タコジマにある陶芸センターの敷地内にて…
敷地内の駐車場に白の1・5トンのニッサンアトラスのトラックが到着した。
ショルダーバックを持ってトラックから降りた私は、運転手《うんちゃん》に一礼を述べたあと歩いて目的地へ向かった。
セヴァスチャンじいさんと顔がよく似た鍛治田《かじた》と言う老人が珠洲市内《しない》で暮らしていると言う情報を聞いた私は、真実を確かめるためにここにやって来た。
すごく気になる…
急がなきゃ…
………………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、珠洲市雲津《しないくもつ》にある特大和風建築の家にて…
特大和風建築の家は、『鍛治田《かじた》』と名乗っているセヴァスチャンじいさんが暮らしている家であった。
家の4畳半の部屋にセヴァスチャンじいさんがひとりでいた。
セヴァスチャンじいさんは、畳に敷かれているふとんで寝ていた。
セヴァスチャンじいさんは、ときおり『ゴホンゴホン…』と咳き込んでいた。
この時であった。
青紫色のセーターと黒色と白の水玉柄のミドルスカート姿の雅弥《まや》がおかゆが入っている土鍋と九谷焼の茶碗と陶器のレンゲが載っているオボンを持って寝室に入った。
雅弥《まや》は、おかゆのセットが載っているオボンをセヴァスチャンじいさんの枕もとにゆっくりと置いた。
その後、ふすまをゆっくりとしめた。
セヴァスチャンじいさんは、弱々しい声で雅弥《まや》に声をかけた。
「ああ、雅弥《まや》さん…雅弥《まや》さん〜」
雅弥《まや》は、やさしい表情でセヴァスチャンじいさんに声をかけた。
「おじいちゃんお待たせ〜」
セヴァスチャンじいさんは、ものすごく泣きそうな声で雅弥《まや》を呼んだ。
「雅弥《まや》さん…許してくれ〜」
雅弥《まや》は、やさしい表情でセヴァスチャンじいさんに声をかけた。
「おじいちゃん、ごはんを食べようね〜」
「雅弥《まや》さん…」
「おじいちゃん、今からおかゆをいれるからね。」
雅弥《まや》は、土鍋のふたをあけたあとおたまですくったおかゆを九谷焼のお茶わんに盛りつけた。
セヴァスチャンじいさんは、泣きそうな声で言うた。
「孫は…いつになったらコーコーへ戻るのかな〜」
雅弥《まや》は、少しいらだった声でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「おじいちゃん、そんなことよりも身体をなおすことが先よ!!」
「わかってるよ〜」
「分かっているのだったら、ごはんを食べようね。」
セヴァスチャンじいさんは、泣きそうな声で言うた。
「わしは…孫が…希望に満ちあふれた表情で…お友達と一緒にコーコーへ通う姿が見たいのじゃ…」
「おじいちゃん!!」
「わしは…家がものすごく貧しかったからガッコーへ行くことができなかった〜」
セヴァスチャンじいさんがメソメソと泣き出したので、雅弥《まや》は少しいらだった声で言うた。
「おじいちゃん!!もういいからごはんを食べようね!!」
セヴァスチャンじいさんは、メソメソと泣きながら言うた。
「孫はまだ2年生だぞ…あとひと頑張りしたら3年生に上がることができるのに…なんで行かないのだ!?…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…」
雅弥《まや》は、怒った声でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「おじいちゃん!!メソメソ泣かないでよ!!…おじいちゃんは自分の身体を治すことだけを考えてよ!!…そんなことよりもおかゆが冷めるわよ…いいから食べようね!!」
「分かったよ…わしが口出ししなきゃいいのだろ…」
雅弥《まや》は、お茶わんに入っているおかゆをレンゲですくったあとフーフーと息をした。
「雅弥《まや》さん。」
「待って…フーフーして冷ましてあげるから〜」
雅弥《まや》は、レンゲに盛られているおかゆをフーフーして冷まそうとしていたが冷めないので少しイライラしていた。
「おかしいわね…なんで冷めないの?」
セヴァスチャンじいさんは、イライラした表情で『まだか〜』と言うた。
雅弥《まや》は、イライラした表情でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「ちょっと待ってよ!!今、フーフーしているけど、冷めないから困っているのよ!!」
ものすごくイライラしていたセヴァスチャンじいさんは『もう食べん!!』と言うたあとふとんの中にもぐりこんだ。
雅弥《まや》は、怒った声でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「おじいちゃん!!わがまま言わないでよ!!」
ふとんの中にもぐりこんだセヴァスチャンじいさんは、ものすごくひねた声で言うた。
「おじいちゃん!!ごはん食べてよ!!」
「やかましい!!食べん!!フン!!」
ふとんの中にもぐりこんだセヴァスチャンじいさんは、またメソメソと泣きながら言うた。
「メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…孫が希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿をもう一度みたいよ〜」
思い切りブチ切れた雅弥《まや》は、その場から立ち上がったあと部屋から出ていった。
それからまた60分後であった。
またところ変わって、セヴァスチャンじいさんが暮らしている家の近辺にて…
ショルダーバックを持って歩いていた私は、一度足を止めた。
その後、ショルダーバックに収納されていた手帳を取り出した。
私は、ページをパラパラとめくったあとページに書かれていたメモ書きを読みながら言うた。
「え~と、珠洲市雲津…鍛治田《かじた》…ああ、この近くにあるのか…」
この時であった。
家の前にトヨタハイエースワゴンのジャンボタクシーが停まっていたのを私は見た。
あれ…
家にどなたか来ているのかな…
…………………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、家の大広間にて…
家の大広間のテーブルの前にセヴァスチャンじいさんの子供たちが集まっていた。
テーブルの前に集まっていたのは、長男の鍛治田英司《かじたひでじ》・志津子《しづこ》の夫婦と次男・鍛治田英典《かじたひでのり》・紀代美《きよみ》の夫婦と三男・鍛治田英彦《かじたひでひこ》(未婚の中年男)と一人娘の三津山沙紀子《みつやまさきこ》と夫・浩次《ひろつぐ》と長男・りんたろう(高2)とりんたろうの幼いきょうだい(6歳女の子と3歳男の子)がいた。
この話し合いの席に昌也《まさや》さんが同席していた。
この時、大広間ではセヴァスチャンじいさんの遺産分配のことについて話し合いをする予定であった。
しかし、英司《ひでじ》と志津子《しづこ》が『あとにしてくれ〜』と言うたので話し合いができなくなった。
話し合いが止まった原因は、英司《ひでじ》が『りんたろうの問題を先に解決したいからあとにしてくれ〜』と言うたことであった。
英司《ひでじ》が発した言葉を聞いた紀代美《きよみ》がものすごく怒った声で志津子《しづこ》を攻撃した。
「義姉《ねえ》さん!!うちらはきょうの予定をキャンセルしてここへ来たのよ!!」
志津子《しづこ》は、ものすごく困った表情で『分かってるわよ〜』と言うた。
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で志津子《しづこ》を怒鳴りつけた。
「分かっているのだったら、義父《おとう》さまの遺産を分配する方法の話し合いをしてよ!!」
英司《ひでじ》は、ものすごく泣きそうな声で言うた。
「わかってるよ…だけど、りんたろうがコーコーを退学する危機にひんしている問題を先に解決させたいのだよ〜」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で英司《ひでじ》を攻撃した。
「ますますいらつくわね!!なんでりんたろうがコーコーに行かない問題なんかどーでもいいわよ!!」
英司《ひでじ》と志津子《しづこ》は、ものすごく泣きそうな声で言うた。
「なんでそんなひどいことを言うのだよ〜」
「私たち夫婦は、りんたろうが私立高校《コーコー》に入学した時に宣誓書《しょめん》に署名なつ印をしたのよ〜」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で英司《ひでじ》と志津子《しづこ》を攻撃した。
「うるさいわね!!もういいわよ!!義父《おとう》さまの遺産を分配する方法を話し合いたいと思ったけど、もうやめるわよ!!」
同席していた昌也《まさや》さんがものすごくオタついた声で言うた。
「ええ!!話し合いをやめるって!?」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で昌也《まさや》さんを攻撃した。
「義兄《にい》さんと義姉《ねえ》さんがりんたろうの問題を先に解決したいと言うて打ち切ったからよ!!」
英司《ひでじ》と志津子《しづこ》は、ものすごく泣きそうな声で言うた。
「打ち切るとは言うてないよ〜」
「そうよ…遺産を分配する方法はあとで話すと言うてるのよ〜」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で英司《ひでじ》と志津子《しづこ》を攻撃した。
「うるさいわね!!あんたらのせいで遺産を分配する方法を話し合うことができなくなったのよ!!義父《おとう》さまの遺産がほしいと思ったけど相続放棄《ほうき》するわよ!!」
すると、英彦《ひでひこ》も相続放棄《ほうき》すると言うた。
「オレもいらなくなったよ〜」
志津子《しづこ》は、泣きそうな声で『どうして!?』と言うた。
英彦《ひでひこ》は、なげやりな声で言うた。
「オヤジはムダ使いが多いと言うことを知らないのかよ?」
英彦《ひでひこ》が言うた言葉を聞いた紀代美《きよみ》は、怒りを込めた声で『ありうるわね〜』と言うた。
それから2分後であった。
昌也《まさや》さんは『それならぼくはおります…』と言うて席をたったあと家から出た。
このあと、英典《ひでのり》と紀代美《きよみ》の夫婦と英彦《ひでひこ》が昌也《まさや》さんのあとについて行った。
話し合いは、事実上ケツレツした。
またところ変わって、家の前にて…
私はセヴァスチャンじいさんの家の前にやって来たが、来て2分後に引き返した。
あの様子だと、おだやかに話し合いをすることはできない…
争いごとに巻き込まれるのはまっぴらごめんだ…
………………………
時は、夜8時半頃であった。
またところ変わって、珠洲市中心部《しないちゅうしんぶ》の酒場街にある小さな居酒屋にて…
カウンターの席にあつかんが入っている白い徳利とおちょこと肴《あて》の冷や奴が並んでいた。
イスに座っている私は、ぼんやりとした表情でつぶやいた。
セヴァスチャンじいさんに…
ひどい浪費グセがあった…
それはほんとうか?
…………………………
時は、1月28日の午後2時過ぎであった。
またところ変わって、珠洲市タコジマにある陶芸センターの敷地内にて…
敷地内の駐車場に白の1・5トンのニッサンアトラスのトラックが到着した。
ショルダーバックを持ってトラックから降りた私は、運転手《うんちゃん》に一礼を述べたあと歩いて目的地へ向かった。
セヴァスチャンじいさんと顔がよく似た鍛治田《かじた》と言う老人が珠洲市内《しない》で暮らしていると言う情報を聞いた私は、真実を確かめるためにここにやって来た。
すごく気になる…
急がなきゃ…
………………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、珠洲市雲津《しないくもつ》にある特大和風建築の家にて…
特大和風建築の家は、『鍛治田《かじた》』と名乗っているセヴァスチャンじいさんが暮らしている家であった。
家の4畳半の部屋にセヴァスチャンじいさんがひとりでいた。
セヴァスチャンじいさんは、畳に敷かれているふとんで寝ていた。
セヴァスチャンじいさんは、ときおり『ゴホンゴホン…』と咳き込んでいた。
この時であった。
青紫色のセーターと黒色と白の水玉柄のミドルスカート姿の雅弥《まや》がおかゆが入っている土鍋と九谷焼の茶碗と陶器のレンゲが載っているオボンを持って寝室に入った。
雅弥《まや》は、おかゆのセットが載っているオボンをセヴァスチャンじいさんの枕もとにゆっくりと置いた。
その後、ふすまをゆっくりとしめた。
セヴァスチャンじいさんは、弱々しい声で雅弥《まや》に声をかけた。
「ああ、雅弥《まや》さん…雅弥《まや》さん〜」
雅弥《まや》は、やさしい表情でセヴァスチャンじいさんに声をかけた。
「おじいちゃんお待たせ〜」
セヴァスチャンじいさんは、ものすごく泣きそうな声で雅弥《まや》を呼んだ。
「雅弥《まや》さん…許してくれ〜」
雅弥《まや》は、やさしい表情でセヴァスチャンじいさんに声をかけた。
「おじいちゃん、ごはんを食べようね〜」
「雅弥《まや》さん…」
「おじいちゃん、今からおかゆをいれるからね。」
雅弥《まや》は、土鍋のふたをあけたあとおたまですくったおかゆを九谷焼のお茶わんに盛りつけた。
セヴァスチャンじいさんは、泣きそうな声で言うた。
「孫は…いつになったらコーコーへ戻るのかな〜」
雅弥《まや》は、少しいらだった声でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「おじいちゃん、そんなことよりも身体をなおすことが先よ!!」
「わかってるよ〜」
「分かっているのだったら、ごはんを食べようね。」
セヴァスチャンじいさんは、泣きそうな声で言うた。
「わしは…孫が…希望に満ちあふれた表情で…お友達と一緒にコーコーへ通う姿が見たいのじゃ…」
「おじいちゃん!!」
「わしは…家がものすごく貧しかったからガッコーへ行くことができなかった〜」
セヴァスチャンじいさんがメソメソと泣き出したので、雅弥《まや》は少しいらだった声で言うた。
「おじいちゃん!!もういいからごはんを食べようね!!」
セヴァスチャンじいさんは、メソメソと泣きながら言うた。
「孫はまだ2年生だぞ…あとひと頑張りしたら3年生に上がることができるのに…なんで行かないのだ!?…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…」
雅弥《まや》は、怒った声でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「おじいちゃん!!メソメソ泣かないでよ!!…おじいちゃんは自分の身体を治すことだけを考えてよ!!…そんなことよりもおかゆが冷めるわよ…いいから食べようね!!」
「分かったよ…わしが口出ししなきゃいいのだろ…」
雅弥《まや》は、お茶わんに入っているおかゆをレンゲですくったあとフーフーと息をした。
「雅弥《まや》さん。」
「待って…フーフーして冷ましてあげるから〜」
雅弥《まや》は、レンゲに盛られているおかゆをフーフーして冷まそうとしていたが冷めないので少しイライラしていた。
「おかしいわね…なんで冷めないの?」
セヴァスチャンじいさんは、イライラした表情で『まだか〜』と言うた。
雅弥《まや》は、イライラした表情でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「ちょっと待ってよ!!今、フーフーしているけど、冷めないから困っているのよ!!」
ものすごくイライラしていたセヴァスチャンじいさんは『もう食べん!!』と言うたあとふとんの中にもぐりこんだ。
雅弥《まや》は、怒った声でセヴァスチャンじいさんに言うた。
「おじいちゃん!!わがまま言わないでよ!!」
ふとんの中にもぐりこんだセヴァスチャンじいさんは、ものすごくひねた声で言うた。
「おじいちゃん!!ごはん食べてよ!!」
「やかましい!!食べん!!フン!!」
ふとんの中にもぐりこんだセヴァスチャンじいさんは、またメソメソと泣きながら言うた。
「メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…孫が希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿をもう一度みたいよ〜」
思い切りブチ切れた雅弥《まや》は、その場から立ち上がったあと部屋から出ていった。
それからまた60分後であった。
またところ変わって、セヴァスチャンじいさんが暮らしている家の近辺にて…
ショルダーバックを持って歩いていた私は、一度足を止めた。
その後、ショルダーバックに収納されていた手帳を取り出した。
私は、ページをパラパラとめくったあとページに書かれていたメモ書きを読みながら言うた。
「え~と、珠洲市雲津…鍛治田《かじた》…ああ、この近くにあるのか…」
この時であった。
家の前にトヨタハイエースワゴンのジャンボタクシーが停まっていたのを私は見た。
あれ…
家にどなたか来ているのかな…
…………………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、家の大広間にて…
家の大広間のテーブルの前にセヴァスチャンじいさんの子供たちが集まっていた。
テーブルの前に集まっていたのは、長男の鍛治田英司《かじたひでじ》・志津子《しづこ》の夫婦と次男・鍛治田英典《かじたひでのり》・紀代美《きよみ》の夫婦と三男・鍛治田英彦《かじたひでひこ》(未婚の中年男)と一人娘の三津山沙紀子《みつやまさきこ》と夫・浩次《ひろつぐ》と長男・りんたろう(高2)とりんたろうの幼いきょうだい(6歳女の子と3歳男の子)がいた。
この話し合いの席に昌也《まさや》さんが同席していた。
この時、大広間ではセヴァスチャンじいさんの遺産分配のことについて話し合いをする予定であった。
しかし、英司《ひでじ》と志津子《しづこ》が『あとにしてくれ〜』と言うたので話し合いができなくなった。
話し合いが止まった原因は、英司《ひでじ》が『りんたろうの問題を先に解決したいからあとにしてくれ〜』と言うたことであった。
英司《ひでじ》が発した言葉を聞いた紀代美《きよみ》がものすごく怒った声で志津子《しづこ》を攻撃した。
「義姉《ねえ》さん!!うちらはきょうの予定をキャンセルしてここへ来たのよ!!」
志津子《しづこ》は、ものすごく困った表情で『分かってるわよ〜』と言うた。
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で志津子《しづこ》を怒鳴りつけた。
「分かっているのだったら、義父《おとう》さまの遺産を分配する方法の話し合いをしてよ!!」
英司《ひでじ》は、ものすごく泣きそうな声で言うた。
「わかってるよ…だけど、りんたろうがコーコーを退学する危機にひんしている問題を先に解決させたいのだよ〜」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で英司《ひでじ》を攻撃した。
「ますますいらつくわね!!なんでりんたろうがコーコーに行かない問題なんかどーでもいいわよ!!」
英司《ひでじ》と志津子《しづこ》は、ものすごく泣きそうな声で言うた。
「なんでそんなひどいことを言うのだよ〜」
「私たち夫婦は、りんたろうが私立高校《コーコー》に入学した時に宣誓書《しょめん》に署名なつ印をしたのよ〜」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で英司《ひでじ》と志津子《しづこ》を攻撃した。
「うるさいわね!!もういいわよ!!義父《おとう》さまの遺産を分配する方法を話し合いたいと思ったけど、もうやめるわよ!!」
同席していた昌也《まさや》さんがものすごくオタついた声で言うた。
「ええ!!話し合いをやめるって!?」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で昌也《まさや》さんを攻撃した。
「義兄《にい》さんと義姉《ねえ》さんがりんたろうの問題を先に解決したいと言うて打ち切ったからよ!!」
英司《ひでじ》と志津子《しづこ》は、ものすごく泣きそうな声で言うた。
「打ち切るとは言うてないよ〜」
「そうよ…遺産を分配する方法はあとで話すと言うてるのよ〜」
紀代美《きよみ》は、ものすごく怒った声で英司《ひでじ》と志津子《しづこ》を攻撃した。
「うるさいわね!!あんたらのせいで遺産を分配する方法を話し合うことができなくなったのよ!!義父《おとう》さまの遺産がほしいと思ったけど相続放棄《ほうき》するわよ!!」
すると、英彦《ひでひこ》も相続放棄《ほうき》すると言うた。
「オレもいらなくなったよ〜」
志津子《しづこ》は、泣きそうな声で『どうして!?』と言うた。
英彦《ひでひこ》は、なげやりな声で言うた。
「オヤジはムダ使いが多いと言うことを知らないのかよ?」
英彦《ひでひこ》が言うた言葉を聞いた紀代美《きよみ》は、怒りを込めた声で『ありうるわね〜』と言うた。
それから2分後であった。
昌也《まさや》さんは『それならぼくはおります…』と言うて席をたったあと家から出た。
このあと、英典《ひでのり》と紀代美《きよみ》の夫婦と英彦《ひでひこ》が昌也《まさや》さんのあとについて行った。
話し合いは、事実上ケツレツした。
またところ変わって、家の前にて…
私はセヴァスチャンじいさんの家の前にやって来たが、来て2分後に引き返した。
あの様子だと、おだやかに話し合いをすることはできない…
争いごとに巻き込まれるのはまっぴらごめんだ…
………………………
時は、夜8時半頃であった。
またところ変わって、珠洲市中心部《しないちゅうしんぶ》の酒場街にある小さな居酒屋にて…
カウンターの席にあつかんが入っている白い徳利とおちょこと肴《あて》の冷や奴が並んでいた。
イスに座っている私は、ぼんやりとした表情でつぶやいた。
セヴァスチャンじいさんに…
ひどい浪費グセがあった…
それはほんとうか?
…………………………