大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【別れの演歌】
時は、深夜11時過ぎであった。
またところ変わって、セヴァスチャンじいさんが暮らしている家の大広間にて…
テーブルの前に英司《ひでじ》と志津子《しづこ》の夫婦と沙紀子《さきこ》と浩次《ひろつぐ》の夫婦とりんたろうとりんたろうの小さなきょうだいたちふたりが集まっていた。
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう…伯父《おじ》さまと伯母《おば》さまはすごく困っているのよ〜」
英司《ひでじ》は、ものすごく困った声でりんたろうに言うた。
「りんたろう…りんたろうはなんで私立高校《コーコー》に行かないのだ…せっかく入ることができた私立高校《コーコー》をやめたら、困るのはりんたろう自身なんだよ!!」
英司《ひでじ》が言うた言葉を聞いたりんたろうは、英司《ひでじ》に対してするどい目つきでにらみつけた。
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう…りんたろうは中学3年生の時に行われた三者面談《めんだん》で担任《せんせい》からなんて言われたのかをよく思い出しなさい!!」
りんたろうは、ひねた声で『忘れたよ!!』と言い返した。
志津子《しづこ》は『ああ、なさけない〜』と言う表情でりんたろうに言うた。
「りんたろうは、自分の偏差値《がくりょく》がきわめて低いから県立高校《コーリツ》はムリだと担任《せんせい》から言われたよね…」
りんたろうは、怒った声で『うるせー!!』と言い返した。
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう!!お前が高校一年《いちねん》の時に退学の危機にひんしたことがあったよね!!その時、伯父《おじ》さんと伯母《おば》さんは嘆願書《しょめん》を作ってあちらこちらを歩き回ったのよ!!」
りんたろうは、ものすごく怒った声で志津子《しづこ》に言うた。
「うるせー!!オレはあんたらに助けてくれと言うてなかったのだよ!!」
志津子《しづこ》は、気が狂いそうな声で言うた。
「伯父《おじ》さんと伯母《おば》さんはりんたろうの保証人になっているのよ!!」
たまりかねた沙紀子《さきこ》は、困った声で志津子《しづこ》に言うた。
「義姉《ねえ》さんやめて!!…りんたろうは私立高校《いまのガッコー》へ行く意思はないと言うてるのよ!!」
志津子《しづこ》は、ものすごく困った声で『それじゃあ、どうするのよ?』と言うた。
沙紀子《さきこ》は、困った声で志津子《しづこ》に言うた。
「私立高校《いまのガッコー》をやめたあとのことについては、家族で話し合いをして決めるわよ!!」
「話し合いをして決めると言うけど…他に受け入れ可能な高校《ガッコー》がどこにあるのよ!?」
「それはまた後日話し合いをするわよ!!」
「それじゃあ、私立高校《いまのガッコー》はどうするのよ!?」
「義姉《ねえ》さんは私立高校《いまのガッコー》にどんな思いがあると言うのよ!?」
「思いは…ないわよ…だけど…義父《おとう》さまが『りんたろうが希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿をみたい…』と言うてるのよ!!」
思い切りブチ切れたりんたろうは、平手打ちでテーブルを叩いたあと怒鳴り声をあげた。
「ふざけるな!!オレはおじいのために私立高校《いまのガッコー》を選んだわけじゃねえんだよ!!」
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう!!りんたろうが私立高校《いまのガッコー》をやめたら楽しい時間がなくなるのよ!!」
「うるせー!!あんたらが言うた楽しい時間とはなんだ!?」
「楽しい時間と言うたらお休みがたくさんあることを言うのよ!!夏休みがない!!冬休みもない!!春休みもない!!土曜日半休《ハンドンタク》も日曜祝日休みもない!!」
「ふざけるなクソバカ!!」
「りんたろう!!なんでそんなに怒鳴るのよ!!お休みがたくさんあるから楽しい時間がたくさんあるのよ!!」
「そんなのいらねーよ!!」
この時であった。
寝室からセヴァスチャンじいさんの怒鳴り声が響いた。
「やかましいだまれ!!」
思い切りブチ切れたりんたろうは、セヴァスチャンじいさんがいる寝室に入ったあとセヴァスチャンじいさんに殴りかかった。
「なんやクソジジイ!!」
「なにするんだ!!」
「あんたはオレにどうしろと言うのだよ!!」
「離せ!!」
「ふざけるなクソバカ!!なにが希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿が見たいだと!?そう言うあんたも学力がないクソバカだと言うのがわかんねーのかよ!!」
「離せ!!」
「ふざけるな!!」
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れたりんたろうは、セヴァスチャンじいさんを突き飛ばしたあと寝室から飛び出した。
この時、英司《ひでじ》と志津子《しづこ》と沙紀子《さきこ》と浩次《ひろつぐ》がセヴァスチャンじいさんの元につめよった。
「オヤジ!!」
「義父《おとう》さま!!」
「おとーさん!!」
「義父《おとう》さま!!」
セヴァスチャンじいさんは、ものすごく怒った声で『やかましい!!ひとりにさせろ!!』と言うたあとふとんの中にもぐりこんだ。
その後、セヴァスチャンじいさんはメソメソメソメソと泣きながら言うた。
「メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…りんたろうが…わしの楽しみをぶち壊した…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…りんたろうが希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿を見ることが…わしのたったひとつの楽しみなんだよ…それをりんたろうが全部ぶち壊した…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…わしは…もう…生きて行けない…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…」
英司《ひでじ》と志津子《しづこ》と沙紀子《さきこ》と浩次《ひろつぐ》の4人は、がっくりと肩をおとした状態で悲しんでいた。
……………………………
またところ変わって、セヴァスチャンじいさんが暮らしている家の大広間にて…
テーブルの前に英司《ひでじ》と志津子《しづこ》の夫婦と沙紀子《さきこ》と浩次《ひろつぐ》の夫婦とりんたろうとりんたろうの小さなきょうだいたちふたりが集まっていた。
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう…伯父《おじ》さまと伯母《おば》さまはすごく困っているのよ〜」
英司《ひでじ》は、ものすごく困った声でりんたろうに言うた。
「りんたろう…りんたろうはなんで私立高校《コーコー》に行かないのだ…せっかく入ることができた私立高校《コーコー》をやめたら、困るのはりんたろう自身なんだよ!!」
英司《ひでじ》が言うた言葉を聞いたりんたろうは、英司《ひでじ》に対してするどい目つきでにらみつけた。
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう…りんたろうは中学3年生の時に行われた三者面談《めんだん》で担任《せんせい》からなんて言われたのかをよく思い出しなさい!!」
りんたろうは、ひねた声で『忘れたよ!!』と言い返した。
志津子《しづこ》は『ああ、なさけない〜』と言う表情でりんたろうに言うた。
「りんたろうは、自分の偏差値《がくりょく》がきわめて低いから県立高校《コーリツ》はムリだと担任《せんせい》から言われたよね…」
りんたろうは、怒った声で『うるせー!!』と言い返した。
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう!!お前が高校一年《いちねん》の時に退学の危機にひんしたことがあったよね!!その時、伯父《おじ》さんと伯母《おば》さんは嘆願書《しょめん》を作ってあちらこちらを歩き回ったのよ!!」
りんたろうは、ものすごく怒った声で志津子《しづこ》に言うた。
「うるせー!!オレはあんたらに助けてくれと言うてなかったのだよ!!」
志津子《しづこ》は、気が狂いそうな声で言うた。
「伯父《おじ》さんと伯母《おば》さんはりんたろうの保証人になっているのよ!!」
たまりかねた沙紀子《さきこ》は、困った声で志津子《しづこ》に言うた。
「義姉《ねえ》さんやめて!!…りんたろうは私立高校《いまのガッコー》へ行く意思はないと言うてるのよ!!」
志津子《しづこ》は、ものすごく困った声で『それじゃあ、どうするのよ?』と言うた。
沙紀子《さきこ》は、困った声で志津子《しづこ》に言うた。
「私立高校《いまのガッコー》をやめたあとのことについては、家族で話し合いをして決めるわよ!!」
「話し合いをして決めると言うけど…他に受け入れ可能な高校《ガッコー》がどこにあるのよ!?」
「それはまた後日話し合いをするわよ!!」
「それじゃあ、私立高校《いまのガッコー》はどうするのよ!?」
「義姉《ねえ》さんは私立高校《いまのガッコー》にどんな思いがあると言うのよ!?」
「思いは…ないわよ…だけど…義父《おとう》さまが『りんたろうが希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿をみたい…』と言うてるのよ!!」
思い切りブチ切れたりんたろうは、平手打ちでテーブルを叩いたあと怒鳴り声をあげた。
「ふざけるな!!オレはおじいのために私立高校《いまのガッコー》を選んだわけじゃねえんだよ!!」
志津子《しづこ》は、ものすごくあつかましい声でりんたろうに言うた。
「りんたろう!!りんたろうが私立高校《いまのガッコー》をやめたら楽しい時間がなくなるのよ!!」
「うるせー!!あんたらが言うた楽しい時間とはなんだ!?」
「楽しい時間と言うたらお休みがたくさんあることを言うのよ!!夏休みがない!!冬休みもない!!春休みもない!!土曜日半休《ハンドンタク》も日曜祝日休みもない!!」
「ふざけるなクソバカ!!」
「りんたろう!!なんでそんなに怒鳴るのよ!!お休みがたくさんあるから楽しい時間がたくさんあるのよ!!」
「そんなのいらねーよ!!」
この時であった。
寝室からセヴァスチャンじいさんの怒鳴り声が響いた。
「やかましいだまれ!!」
思い切りブチ切れたりんたろうは、セヴァスチャンじいさんがいる寝室に入ったあとセヴァスチャンじいさんに殴りかかった。
「なんやクソジジイ!!」
「なにするんだ!!」
「あんたはオレにどうしろと言うのだよ!!」
「離せ!!」
「ふざけるなクソバカ!!なにが希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿が見たいだと!?そう言うあんたも学力がないクソバカだと言うのがわかんねーのかよ!!」
「離せ!!」
「ふざけるな!!」
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れたりんたろうは、セヴァスチャンじいさんを突き飛ばしたあと寝室から飛び出した。
この時、英司《ひでじ》と志津子《しづこ》と沙紀子《さきこ》と浩次《ひろつぐ》がセヴァスチャンじいさんの元につめよった。
「オヤジ!!」
「義父《おとう》さま!!」
「おとーさん!!」
「義父《おとう》さま!!」
セヴァスチャンじいさんは、ものすごく怒った声で『やかましい!!ひとりにさせろ!!』と言うたあとふとんの中にもぐりこんだ。
その後、セヴァスチャンじいさんはメソメソメソメソと泣きながら言うた。
「メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…りんたろうが…わしの楽しみをぶち壊した…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…りんたろうが希望に満ちあふれた表情でコーコーに通っている姿を見ることが…わしのたったひとつの楽しみなんだよ…それをりんたろうが全部ぶち壊した…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…わしは…もう…生きて行けない…メソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…」
英司《ひでじ》と志津子《しづこ》と沙紀子《さきこ》と浩次《ひろつぐ》の4人は、がっくりと肩をおとした状態で悲しんでいた。
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