大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【背広姿の渡り鳥】
(ゴーッ!!)
時は流れて…
3月10日の午前10時半頃であった。
またところ変わって、鳥取市賀露町《とっとりしがろまち》にある海水浴場《ビーチ》にて…
ビーチの近くにある鳥取空港《くうこう》の滑走路に全日空機が着陸した。
海水浴場《ビーチ》に濃いネイビーの振り袖と白の帯の和服姿のほたるさんがいた。
ほたるさんは、ぼんやりとした表情で海を見つめていた。
この時であった。
ショルダーバックを持って一人旅を続けていた私が海水浴場《ビーチ》にやってきた。
私は、ほたるさんに声をかけた。
「ほたるさん…ほたるさん!!」
「その声は…よーくん?」
ほたるさんのもとに到着した私は、ほたるさんに声をかけた。
「ほたるさん!!オレ、ほたるさんに話したいことがあるのだよ!!」
「わかったわ…それじゃあ、この近くにある店屋に行きましょう。」
…………………………
それからまた120分後であった。
またところ変わって、国鉄鳥取駅のすぐ近くにある純喫茶店にて…
ほたるさんと私は、向かい合った状態で座っていた。
テーブルの上には、白い磁器のコーヒーカップに入っているブレンドコーヒーと白い磁器の小皿にのっているミスターイトウのバタークッキーが並んでいた。
私は、コーヒーをひと口のんだあとほたるさんに声をかけた。
「ほたるさん。」
「よーくん。」
「オレ、先週の2日に…豊岡へ行ったよ。」
「豊岡。」
「ああ。」
「ルツコちゃんと大好きだった男の人が同棲していた借家《いえ》に行ったのね。」
「ああ。」
ほたるさんは、コーヒーをひと口のんだあと私に声をかけた。
「ルツコちゃんと一緒に暮らしていた男は…城崎温泉《きのさき》カイワイで商売《バイ》をしていた博徒《おとこ》よ。」
「博徒《ばくと》…」
「そうよ。」
「その博徒《おとこ》は…今でも城崎温泉《きのさき》カイワイにいるの?」
「もういないわよ。」
「いない?」
「ええ。」
「どこへ行かれたのですか?」
「さあ、知らないわよ…」
「知らない…か…」
ほたるさんは、コーヒーを一口のんでから私に声をかけた。
「ルツコちゃんね…1978年12月から1979年1月までまでのあいだに…もめごとを起こしたのよ。」
「えっ?…ルツコが…もめごとを起こした?」
「そうよ。」
ほたるさんは、ものすごく困った声で私に言うた。
「ルツコちゃん…1978年の暮れに好きな男ができたのよ。」
「好きな男ができた?」
「うん。」
「その男は?」
「ヤクザよ。」
「ヤクザ。」
「ルツコちゃんが好きになった男は、三津(松山市)にあったヤクザ組織にいたけど、あるもめごとが原因でゼツエンされたのよ。」
「あるもめ事が原因って?」
「カネのもめごとよ。」
「カネの…もめごと…ほたるさん…その…三津のヤクザ組織をゼツエンされた男のことを知っているの?」
「知ってるわよ。」
「その男は…今どこで暮らしているのかな?」
「さあ、知らないわよ。」
ほたるさんは、私にそう言うたあと飲みかけのコーヒーを飲みほした。
カネのもめごとが原因で…
ヤクザ組織からゼツエンされた男って…
一体、誰なんだ…
……………………
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!!)
それからまた130分後であった。
私は、鳥取駅でヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道9〜53号線を通って岡山方面へ向かった。
トラックは、3月11日の深夜2時頃に岡山市内の国道2号線と30号線がクロスする青江交差点付近にある終夜営業のラーメン屋に到着した。
………………
またところ変わって、ラーメン屋の店内にて…
私は、ぎょうざダブルと酢豚定食で夜食を摂っていた。
この時間、店にいるのは数人の男のグループたちと私だけであった。
男のグループたちは、どこかの組のヤクザ組織の構成員たちだと思う。
私は、そんなことは気にせずに夜食を摂った。
それからまた70分後であった。
夜食を摂り終えた私は、店内にある個室トイレに入っていた。
洋式便器に座って用を足していた私は、ショルダーバックから取り出したノートにレシート(支払い済)に記載されている内容を万年筆を使って記入した。
大急ぎでなんとかしないと…
残された時間は…
そんなに多くない…
…………………………
時は流れて…
3月10日の午前10時半頃であった。
またところ変わって、鳥取市賀露町《とっとりしがろまち》にある海水浴場《ビーチ》にて…
ビーチの近くにある鳥取空港《くうこう》の滑走路に全日空機が着陸した。
海水浴場《ビーチ》に濃いネイビーの振り袖と白の帯の和服姿のほたるさんがいた。
ほたるさんは、ぼんやりとした表情で海を見つめていた。
この時であった。
ショルダーバックを持って一人旅を続けていた私が海水浴場《ビーチ》にやってきた。
私は、ほたるさんに声をかけた。
「ほたるさん…ほたるさん!!」
「その声は…よーくん?」
ほたるさんのもとに到着した私は、ほたるさんに声をかけた。
「ほたるさん!!オレ、ほたるさんに話したいことがあるのだよ!!」
「わかったわ…それじゃあ、この近くにある店屋に行きましょう。」
…………………………
それからまた120分後であった。
またところ変わって、国鉄鳥取駅のすぐ近くにある純喫茶店にて…
ほたるさんと私は、向かい合った状態で座っていた。
テーブルの上には、白い磁器のコーヒーカップに入っているブレンドコーヒーと白い磁器の小皿にのっているミスターイトウのバタークッキーが並んでいた。
私は、コーヒーをひと口のんだあとほたるさんに声をかけた。
「ほたるさん。」
「よーくん。」
「オレ、先週の2日に…豊岡へ行ったよ。」
「豊岡。」
「ああ。」
「ルツコちゃんと大好きだった男の人が同棲していた借家《いえ》に行ったのね。」
「ああ。」
ほたるさんは、コーヒーをひと口のんだあと私に声をかけた。
「ルツコちゃんと一緒に暮らしていた男は…城崎温泉《きのさき》カイワイで商売《バイ》をしていた博徒《おとこ》よ。」
「博徒《ばくと》…」
「そうよ。」
「その博徒《おとこ》は…今でも城崎温泉《きのさき》カイワイにいるの?」
「もういないわよ。」
「いない?」
「ええ。」
「どこへ行かれたのですか?」
「さあ、知らないわよ…」
「知らない…か…」
ほたるさんは、コーヒーを一口のんでから私に声をかけた。
「ルツコちゃんね…1978年12月から1979年1月までまでのあいだに…もめごとを起こしたのよ。」
「えっ?…ルツコが…もめごとを起こした?」
「そうよ。」
ほたるさんは、ものすごく困った声で私に言うた。
「ルツコちゃん…1978年の暮れに好きな男ができたのよ。」
「好きな男ができた?」
「うん。」
「その男は?」
「ヤクザよ。」
「ヤクザ。」
「ルツコちゃんが好きになった男は、三津(松山市)にあったヤクザ組織にいたけど、あるもめごとが原因でゼツエンされたのよ。」
「あるもめ事が原因って?」
「カネのもめごとよ。」
「カネの…もめごと…ほたるさん…その…三津のヤクザ組織をゼツエンされた男のことを知っているの?」
「知ってるわよ。」
「その男は…今どこで暮らしているのかな?」
「さあ、知らないわよ。」
ほたるさんは、私にそう言うたあと飲みかけのコーヒーを飲みほした。
カネのもめごとが原因で…
ヤクザ組織からゼツエンされた男って…
一体、誰なんだ…
……………………
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!!)
それからまた130分後であった。
私は、鳥取駅でヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道9〜53号線を通って岡山方面へ向かった。
トラックは、3月11日の深夜2時頃に岡山市内の国道2号線と30号線がクロスする青江交差点付近にある終夜営業のラーメン屋に到着した。
………………
またところ変わって、ラーメン屋の店内にて…
私は、ぎょうざダブルと酢豚定食で夜食を摂っていた。
この時間、店にいるのは数人の男のグループたちと私だけであった。
男のグループたちは、どこかの組のヤクザ組織の構成員たちだと思う。
私は、そんなことは気にせずに夜食を摂った。
それからまた70分後であった。
夜食を摂り終えた私は、店内にある個室トイレに入っていた。
洋式便器に座って用を足していた私は、ショルダーバックから取り出したノートにレシート(支払い済)に記載されている内容を万年筆を使って記入した。
大急ぎでなんとかしないと…
残された時間は…
そんなに多くない…
…………………………