大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【松山慕情】
時は、夜8時半頃であった。
またところ変わって、松山市三番町《しないさんばんちょう》の通りにて…
通りに面したテナントビルに入っているナイトクラブの店の看板の灯りと街灯の灯りがたくさん灯っていた。
通りには、大学生たちのグループと背広姿のサラリーマンたちと若いカップルたちがたくさん往来していた。
通りのスピーカーからラブサントスの歌で『松山慕情』が流れていた。
ショルダーバックを持って旅を続けていた私は、ハルナさんが経営していたファッションクラブへ向かった。
ファッションクラブが入っているテナントビルは、キスケパーキング(今はドンキホーテ)の角を左へ回った通りにある。
……………………
私がキスケパーキングの手前100メートルのところに来た時であった。
キスケパーキングの角の近くにある電話ボックスにド派手な色のスカジャンとボロボロになったジーパンを着たパンチパーマの男がいたのを見た。
もしかしたら…
テナントビルの周りに…
ヤクザ連中たちがいるかもしれない…
………………………
危険を察知した私は、その場から立ち去った。
………………………
それからまた100分後であった。
またところ変わって、松山市千舟町《しないちふねまち》の大通りにて…
私は、歩道に設置されている電話ボックスに入ったあとズボンの前ポケットから10円玉を取り出そうとした。
この時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
私は、周りの様子を確認したあと受話器を手に取った。
「はいコリントイワマツヨシタカグラマシー!!三永《みえ》さん…三永《みえ》さんどこにいるの!?」
またところ変わって、国鉄北伊予駅の入り口に設置されている電話ボックスにて…
三永《みえ》さんは、四角の黄色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「ヨシタカさん…アタシは今…北伊予駅にいるの…」
「北伊予駅。」
「ええ…ヨシタカさんは…松山市内にいるのね。」
松山市千舟町《しないちふねまち》にて…
私は、周りの様子を確認したあと受話器越しにいる三永《みえ》さんに声をかけた。
「三永《みえ》さんたいへんだ…三番町にあったファッションクラブの周りに、ヤクザ連中たちがウロウロしていたのを見たよ!!」
「そう…分かったわ…またあとでかけるわ。」
「ああ、頼む。」
通話は、ここで終わった。
(カチャ…)
私は、受話器をフックにかけたあと大きく息をした。
………………………
時は、夜10時半過ぎであった。
またところ変わって、地下街《まつちかタウン》の入り口にて…
私が地下に入ろうとした時であった。
(ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー…)
ズボンの前ポケットに入れているポケベルが鳴った。
私は、ポケベルを取り出したあとディスプレイに表示されているメッセージを見た。
その後、地下街へつながる階段を降りた。
またところ変わって、いよてつ松山市駅の地下の入り口付近にある公衆電話のコーナーにて…
私が電話をかけようとした時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
四角の水色のコイン投入式のプッシュホンのベルがけたたましく鳴り響いた。
私は、周りの様子を確認してから受話器を取った。
「はいコリントイワマツヨシタカグラマシー!!」
受話器のスピーカーから三永《みえ》さんの声が聞こえた。
「もしもしヨシタカさん…松山市駅《しえき》にいるのね。」
「ああ…松山市駅《しえき》の地下口にいる。」
「ヨシタカさん…今から松山市駅《しえき》に行くわ。」
「よしわかった…それじゃあ、地下街《まつちかタウン》の噴水の広場で会おう。」
「分かったわ。」
それからまた60分後であった。
またところ変わって、地下街《まつちかタウン》の噴水広場にて…
ショルダーバックを持っている私は、左腕につけているロレックスの腕時計を見ながら言うた。
「もうすぐ11時になる。」
この時であった。
マゼンタのワンピース姿の三永《みえ》さんが待ち合わせ場所にやってきた。
「ヨシタカさん!!」
「三永《みえ》さん!!」
「お待たせしました!!」
「三永《みえ》さん!!」
「行きましょう!!」
………………………
日付が変わって、3月17日の深夜2時頃であった。
三永《みえ》さんと私は、砥部町の国道33号線の山道を歩いていた。
この時、山道にたくさん雪が降っていた。
三永《みえ》さんと私は、ひとことも語らずに南へ向かって歩いていた。
三永《みえ》さんは…
私を…
どこへ連れて行くのだ…
………………………
またところ変わって、松山市三番町《しないさんばんちょう》の通りにて…
通りに面したテナントビルに入っているナイトクラブの店の看板の灯りと街灯の灯りがたくさん灯っていた。
通りには、大学生たちのグループと背広姿のサラリーマンたちと若いカップルたちがたくさん往来していた。
通りのスピーカーからラブサントスの歌で『松山慕情』が流れていた。
ショルダーバックを持って旅を続けていた私は、ハルナさんが経営していたファッションクラブへ向かった。
ファッションクラブが入っているテナントビルは、キスケパーキング(今はドンキホーテ)の角を左へ回った通りにある。
……………………
私がキスケパーキングの手前100メートルのところに来た時であった。
キスケパーキングの角の近くにある電話ボックスにド派手な色のスカジャンとボロボロになったジーパンを着たパンチパーマの男がいたのを見た。
もしかしたら…
テナントビルの周りに…
ヤクザ連中たちがいるかもしれない…
………………………
危険を察知した私は、その場から立ち去った。
………………………
それからまた100分後であった。
またところ変わって、松山市千舟町《しないちふねまち》の大通りにて…
私は、歩道に設置されている電話ボックスに入ったあとズボンの前ポケットから10円玉を取り出そうとした。
この時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
私は、周りの様子を確認したあと受話器を手に取った。
「はいコリントイワマツヨシタカグラマシー!!三永《みえ》さん…三永《みえ》さんどこにいるの!?」
またところ変わって、国鉄北伊予駅の入り口に設置されている電話ボックスにて…
三永《みえ》さんは、四角の黄色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「ヨシタカさん…アタシは今…北伊予駅にいるの…」
「北伊予駅。」
「ええ…ヨシタカさんは…松山市内にいるのね。」
松山市千舟町《しないちふねまち》にて…
私は、周りの様子を確認したあと受話器越しにいる三永《みえ》さんに声をかけた。
「三永《みえ》さんたいへんだ…三番町にあったファッションクラブの周りに、ヤクザ連中たちがウロウロしていたのを見たよ!!」
「そう…分かったわ…またあとでかけるわ。」
「ああ、頼む。」
通話は、ここで終わった。
(カチャ…)
私は、受話器をフックにかけたあと大きく息をした。
………………………
時は、夜10時半過ぎであった。
またところ変わって、地下街《まつちかタウン》の入り口にて…
私が地下に入ろうとした時であった。
(ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー…)
ズボンの前ポケットに入れているポケベルが鳴った。
私は、ポケベルを取り出したあとディスプレイに表示されているメッセージを見た。
その後、地下街へつながる階段を降りた。
またところ変わって、いよてつ松山市駅の地下の入り口付近にある公衆電話のコーナーにて…
私が電話をかけようとした時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
四角の水色のコイン投入式のプッシュホンのベルがけたたましく鳴り響いた。
私は、周りの様子を確認してから受話器を取った。
「はいコリントイワマツヨシタカグラマシー!!」
受話器のスピーカーから三永《みえ》さんの声が聞こえた。
「もしもしヨシタカさん…松山市駅《しえき》にいるのね。」
「ああ…松山市駅《しえき》の地下口にいる。」
「ヨシタカさん…今から松山市駅《しえき》に行くわ。」
「よしわかった…それじゃあ、地下街《まつちかタウン》の噴水の広場で会おう。」
「分かったわ。」
それからまた60分後であった。
またところ変わって、地下街《まつちかタウン》の噴水広場にて…
ショルダーバックを持っている私は、左腕につけているロレックスの腕時計を見ながら言うた。
「もうすぐ11時になる。」
この時であった。
マゼンタのワンピース姿の三永《みえ》さんが待ち合わせ場所にやってきた。
「ヨシタカさん!!」
「三永《みえ》さん!!」
「お待たせしました!!」
「三永《みえ》さん!!」
「行きましょう!!」
………………………
日付が変わって、3月17日の深夜2時頃であった。
三永《みえ》さんと私は、砥部町の国道33号線の山道を歩いていた。
この時、山道にたくさん雪が降っていた。
三永《みえ》さんと私は、ひとことも語らずに南へ向かって歩いていた。
三永《みえ》さんは…
私を…
どこへ連れて行くのだ…
………………………