大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【ふられてやるさ】
時は、5月10日の午前7時半頃であった。
てつろうの実家の6畳ひと間の部屋にゆりこがいた。
全裸《はだか》で布団《ふとん》に入っているゆりこは、大きないびきをかきながら寝ていた。
そのとなりの大広間にいる実家の家族たち7人は、ものすごくあつかましい表情を浮かべながら朝ごはんを食べていた。
テーブルの上には、家事代行サービスの女性スタッフさんが作った朝ごはんがならんでいた。
弘輝《ひろき》は、朝ごはんをたくさん残した状態で席を立ったあと四角いカバンを持って家から出た。
家事代行サービスの女性スタッフさんは、お弁当箱を手にしたあと弘輝《ひろき》を追いかけた。
「弘輝《ひろき》さん!!お弁当!!」
(バーン!!)
思い切りブチ切れた弘輝《ひろき》は、玄関の戸を激しくしめた。
「弘輝《ひろき》さん!!待ってください!!」
家事代行サービスの女性スタッフさんは、家から出たあと弘輝《ひろき》を追いかけた。
つづいて、遥輝《はるき》が黒の手提げカバンとジャケットを持って家から出た。
それから20秒後であった。
あずさが怒った声でまさよに言うた。
「義母《おかあ》さま!!」
「あずささん〜」
「ふとんで寝ている全裸《はだか》の女を早く始末してよ!!」
「分かってるわよ〜」
「うちらはものすごく困っているのよ!!早く鳥居の家に知らせてよ!!」
「分かってるわよ〜」
「こうなった原因は、全部てつろうにあるのよ!!」
この時、半兵衛《はんべえ》がものすごく泣きそうな声で言うた。
「おい、朝からガーガーガーガー言うなよ〜」
あずさは、ものすごく怒った声で半兵衛《はんべえ》に言うた。
「お祖父《じい》さまはだまってください!!」
まさよは、あつかましい声で半兵衛《はんべえ》に言うた。
「そうですよ義父《おとう》さま!!義父《おとう》さまがてつろうを甘やかしてばかりいたからてつろうがダメ人間になったのよ!!」
「なんでわしがいかんのぞ~」
「義父《おとう》さま!!あなたはそれでも潮崎《このいえ》のコシュですか!?コシュならコシュらしくしなさい!!」
「コシュらしくしろって?」
「潮崎《このいえ》のコシュだったら家を守りなさいと言うことよ!!」
「守ってるよ〜」
「だったら、てつろうを潮崎《しおざき》の戸籍《せき》から外してください!!家を守る方法はそれしかないのよ!!」
「それじゃあ、てつろうはこの家に帰ってくるなと言うことか?」
「その通りよ!!…それと、となりの部屋で全裸《はだか》で寝ている女も始末しなさいよ!!」
「始末しろって?」
「てつろうとゆりこの間を引き裂きなさいと言うことよ!!」
「待ってくれ〜」
「やかましい!!グダグダグダグダ言わずに動きなさい!!クソジジイ!!」
思い切りブチ切れたまさよは、席から立ったあと自分の部屋に逃げ込んだ。
つづいて、昌輝《まさき》と和子が食卓から出たあと自分の部屋に閉じこもった。
「ワーッ!!」
(ガラガラガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)
思い切りブチ切れた半兵衛《はんべえ》は、叫び声をあげながら食卓をひっくり返した。
その後、半兵衛《はんべえ》はメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…と泣いた。
時は、朝8時頃であった。
またところ変わって、今治市旭町にある警察署にて…
警察署の生活安全課の部屋にゆみさんとてつろうがいた。
ゆみさんは、身元を引受る手続きにショメイナツインしたあと警察署の職員に手渡した。
その後、ゆみさんはてつろうの右腕を引っ張りながら警察署から出た。
それから4時間後であった。
またところ変わって、松山市古川北(はなみずき通り)にあるスタバにて…
店内の奥のテーブルに、ゆみさんとてつろうが座っていた。
世話焼きの女性店員さんは、ニコニコした表情でトールドリップコーヒーとニューヨークチーズケーキの2組をていねいにならべていた。
ゆみさんは、ものすごく怒った表情でてつろうに言うた。
「あんたはホンマにアカンねぇ〜…あんたの性格は誰に似たのよ!?」
この間に、世話焼きの女性店員さんが席を離れた。
それから数秒後に、ゆみさんがものすごくあつかましい声でてつろうに言うた。
「てつろう!!」
「はい〜」
「あんたがいた大学の教授《センコウ》はなんの教科を教えていたのよ!?」
「経済学ですよ〜」
「他に学ぶものはなかったの!?」
「ぼくは経済学部にいたのですよ〜」
「にわか経済学しか学んでないあんたになにができるのよ!?」
ゆみさんは、ブレンドコーヒーをひとくちのんだあと怒った表情でてつろうに言うた。
「てつろう!!」
「はい?」
「ねぼけた顔でものを言わないでよ!!」
ゆみさんは、数秒後に怒った表情でてつろうに言うた。
「てつろう!!」
「はい?」
「おとといの夜、大西駅の近くにある公園のトイレで人妻とあられもないことをしていたわね!!」
てつろうは、ものすごく泣きそうな声で答えた。
「あの子は…もとの職場にいた同僚でした…すみませんでした〜」
「すみませんで済む問題じゃないわよ!!あんたが松山の大学にいた時によその大学に通っていた女子大生にてぇつけた事件があった…同じ大学に通っていた複数の学生からカネを借りていた…その上に、人妻にてぇつけたなど…ぎょーさん悪いことして生きてきた…コーコーにいた時も、女子生徒をレイプして子をはらませた…その末に、女子生徒が命を絶ったのよ!!…ほんとうにドサイテーね!!」
「すみませんでした〜」
「あんたのその言葉は、心底から言うた言葉じゃないわよ!!」
「それじゃあ、ぼくはどうすればいいのですか?」
「知らないわよ!!」
「ぼくは…尾鷲《くに》に帰ることができなくなった…」
「フン、知らないわよ!!ぎょーさん悪いことばかりしたので祖父《おじい》から『カンドーだ!!』と言われたのでしょ!!」
「そうです。」
「カンドーされた原因が何なのか…と言うことがまだ分からないのね!!」
「分かりません〜」
「てつろう!!」
「はい?」
「もう一つ聞くけど、あんたが大学にいた時に知り合った女の子と…ほんとうに結婚したいの!?」
「結婚したい…」
「アカン!!アカンもんはアカン!!」
「どうしてアカンのですか?」
「あんたはひよこだからダメ!!」
「ぼくのどこがひよこですか?」
「でかいのは図体だけで、精神面がひよこと言うてるのよ!!なんとか言いなさいよ!!」
ゆみさんからボロクソに怒鳴られたてつろうは、ものすごく泣きそうな表情を浮かべた。
ゆみさんは、怒った表情でてつろうに言うた。
「あんたは、なんでゆりこと結婚したいと思ったの!?」
「実家《いえ》から逃げるため…」
「そんなに実家《いえ》がイヤだったら、大学に進学せずに陸上自衛隊《リクジ》に行けばよかったのよ!!…それよりも、親元から通える高校《ガッコー》をやめてお金がもらえる少年工科学校《リクジのダンシコー》へ行けばよかったのよ!!お金がもらえるお金がたまる…家賃も食費も学費もぜーんぶ0円!!…国家資格を取りたいと言うたら取らせてもらえる!!…卒業後の進路も陸上自衛隊《リクジ》がぜーんぶしてくれる…の方がよかったのよ!!…それじゃあなんで親元から高校《ガッコー》に通ったのよ!!ものすごくなさけないわね!!」
てつろうは泣きそうな声で言うた。
「家庭を持ちたいよ〜」
ゆみさんは、ものすごく怒った声で言うた。
「そんなにあんたは、自分の家庭を持ちたいの?」
「持ちたいよ〜」
「分かったわ…」
「ゆりこと結婚したい…」
「ゆりこはダメ!!」
「どうしてですか?」
「ダメと言うたらダメ!!」
「ぼくは、シンケンに考え抜いた末にゆりこと結婚すると決めたのだよ!!」
ゆみさんは、ものすごく怒った声でてつろうに言うた。
「分かったわ!!そんなにゆりこと結婚したいのであれば試験《テスト》を受けなさい!!」
「試験《テスト》?」
「今から出題範囲を発表するからだまって聞きなさい!!」
思い切りブチ切れたゆみさんは、てつろうに対して東亜日報(韓国の新聞)の一面のコピーと日本語訳が書かれている書面をたたきつけた。
てつろうは、小首をかしげながらゆみさんに言うた。
「この記事は…なんでしょうか?」
「日本語訳の文章を読め!!」
ゆみさんに怒鳴られたてつろうは、日本語訳の文章を読んだ。
文章をひととおり読んだてつろうは、ゆみさんに言うた。
「マリンホールディングス(ビール会社)が保有している韓国のワインメーカー『デリシャン』株49パーセント分を大株主のおじいさまが買うと言うニュースですね。」
「そうよ!!」
「出題範囲は?」
「『デリシャン』株49パーセント分をマリンホールディングスからぶんどってこいと言うことよ!!」
「(てつろう、なさけない声で言う)無理ですよぅ~」
「コラー!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…」
「こっちは時間がないのよ!!うちらは、2008年の大つごもりまでにマリンホールディングスからデリシャン株49パーセント分を是が非でも奪い取りたいのよ!!」
「2008年の大つごもりまでは十分時間がありますよぅ~」
「コラー!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…」
「2008年の大つごもりが期限と言う意味がゼンゼン分かってないわね!!期限を過ぎたらうちらが不利になるのよ!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…」
「ゆりこと結婚したいのであれば、今回の試験《テスト》で100点満点を取りなさい!!100点満点を取るまで帰ってくるな!!」
「分かりましたよ〜」
ゆみさんからより厳しい条件を突きつけられたてつろうは、しぶちんの表情で旅に出た。
その翌日であった。
またところ変わって、東京にあるマリンホールディングスの本社の正面玄関にて…
てつろうは、デリシャン株49パーセント分を獲得するために石頭のCEOに直訴した。
しかし、とりまきのSPたちにボコボコにいて回された。
つらい…
でも、ゆりこと結婚したいので逃げることができない…
これより、てつろうの苦難の旅が始まった。
てつろうの実家の6畳ひと間の部屋にゆりこがいた。
全裸《はだか》で布団《ふとん》に入っているゆりこは、大きないびきをかきながら寝ていた。
そのとなりの大広間にいる実家の家族たち7人は、ものすごくあつかましい表情を浮かべながら朝ごはんを食べていた。
テーブルの上には、家事代行サービスの女性スタッフさんが作った朝ごはんがならんでいた。
弘輝《ひろき》は、朝ごはんをたくさん残した状態で席を立ったあと四角いカバンを持って家から出た。
家事代行サービスの女性スタッフさんは、お弁当箱を手にしたあと弘輝《ひろき》を追いかけた。
「弘輝《ひろき》さん!!お弁当!!」
(バーン!!)
思い切りブチ切れた弘輝《ひろき》は、玄関の戸を激しくしめた。
「弘輝《ひろき》さん!!待ってください!!」
家事代行サービスの女性スタッフさんは、家から出たあと弘輝《ひろき》を追いかけた。
つづいて、遥輝《はるき》が黒の手提げカバンとジャケットを持って家から出た。
それから20秒後であった。
あずさが怒った声でまさよに言うた。
「義母《おかあ》さま!!」
「あずささん〜」
「ふとんで寝ている全裸《はだか》の女を早く始末してよ!!」
「分かってるわよ〜」
「うちらはものすごく困っているのよ!!早く鳥居の家に知らせてよ!!」
「分かってるわよ〜」
「こうなった原因は、全部てつろうにあるのよ!!」
この時、半兵衛《はんべえ》がものすごく泣きそうな声で言うた。
「おい、朝からガーガーガーガー言うなよ〜」
あずさは、ものすごく怒った声で半兵衛《はんべえ》に言うた。
「お祖父《じい》さまはだまってください!!」
まさよは、あつかましい声で半兵衛《はんべえ》に言うた。
「そうですよ義父《おとう》さま!!義父《おとう》さまがてつろうを甘やかしてばかりいたからてつろうがダメ人間になったのよ!!」
「なんでわしがいかんのぞ~」
「義父《おとう》さま!!あなたはそれでも潮崎《このいえ》のコシュですか!?コシュならコシュらしくしなさい!!」
「コシュらしくしろって?」
「潮崎《このいえ》のコシュだったら家を守りなさいと言うことよ!!」
「守ってるよ〜」
「だったら、てつろうを潮崎《しおざき》の戸籍《せき》から外してください!!家を守る方法はそれしかないのよ!!」
「それじゃあ、てつろうはこの家に帰ってくるなと言うことか?」
「その通りよ!!…それと、となりの部屋で全裸《はだか》で寝ている女も始末しなさいよ!!」
「始末しろって?」
「てつろうとゆりこの間を引き裂きなさいと言うことよ!!」
「待ってくれ〜」
「やかましい!!グダグダグダグダ言わずに動きなさい!!クソジジイ!!」
思い切りブチ切れたまさよは、席から立ったあと自分の部屋に逃げ込んだ。
つづいて、昌輝《まさき》と和子が食卓から出たあと自分の部屋に閉じこもった。
「ワーッ!!」
(ガラガラガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)
思い切りブチ切れた半兵衛《はんべえ》は、叫び声をあげながら食卓をひっくり返した。
その後、半兵衛《はんべえ》はメソメソメソメソメソメソメソメソメソメソ…と泣いた。
時は、朝8時頃であった。
またところ変わって、今治市旭町にある警察署にて…
警察署の生活安全課の部屋にゆみさんとてつろうがいた。
ゆみさんは、身元を引受る手続きにショメイナツインしたあと警察署の職員に手渡した。
その後、ゆみさんはてつろうの右腕を引っ張りながら警察署から出た。
それから4時間後であった。
またところ変わって、松山市古川北(はなみずき通り)にあるスタバにて…
店内の奥のテーブルに、ゆみさんとてつろうが座っていた。
世話焼きの女性店員さんは、ニコニコした表情でトールドリップコーヒーとニューヨークチーズケーキの2組をていねいにならべていた。
ゆみさんは、ものすごく怒った表情でてつろうに言うた。
「あんたはホンマにアカンねぇ〜…あんたの性格は誰に似たのよ!?」
この間に、世話焼きの女性店員さんが席を離れた。
それから数秒後に、ゆみさんがものすごくあつかましい声でてつろうに言うた。
「てつろう!!」
「はい〜」
「あんたがいた大学の教授《センコウ》はなんの教科を教えていたのよ!?」
「経済学ですよ〜」
「他に学ぶものはなかったの!?」
「ぼくは経済学部にいたのですよ〜」
「にわか経済学しか学んでないあんたになにができるのよ!?」
ゆみさんは、ブレンドコーヒーをひとくちのんだあと怒った表情でてつろうに言うた。
「てつろう!!」
「はい?」
「ねぼけた顔でものを言わないでよ!!」
ゆみさんは、数秒後に怒った表情でてつろうに言うた。
「てつろう!!」
「はい?」
「おとといの夜、大西駅の近くにある公園のトイレで人妻とあられもないことをしていたわね!!」
てつろうは、ものすごく泣きそうな声で答えた。
「あの子は…もとの職場にいた同僚でした…すみませんでした〜」
「すみませんで済む問題じゃないわよ!!あんたが松山の大学にいた時によその大学に通っていた女子大生にてぇつけた事件があった…同じ大学に通っていた複数の学生からカネを借りていた…その上に、人妻にてぇつけたなど…ぎょーさん悪いことして生きてきた…コーコーにいた時も、女子生徒をレイプして子をはらませた…その末に、女子生徒が命を絶ったのよ!!…ほんとうにドサイテーね!!」
「すみませんでした〜」
「あんたのその言葉は、心底から言うた言葉じゃないわよ!!」
「それじゃあ、ぼくはどうすればいいのですか?」
「知らないわよ!!」
「ぼくは…尾鷲《くに》に帰ることができなくなった…」
「フン、知らないわよ!!ぎょーさん悪いことばかりしたので祖父《おじい》から『カンドーだ!!』と言われたのでしょ!!」
「そうです。」
「カンドーされた原因が何なのか…と言うことがまだ分からないのね!!」
「分かりません〜」
「てつろう!!」
「はい?」
「もう一つ聞くけど、あんたが大学にいた時に知り合った女の子と…ほんとうに結婚したいの!?」
「結婚したい…」
「アカン!!アカンもんはアカン!!」
「どうしてアカンのですか?」
「あんたはひよこだからダメ!!」
「ぼくのどこがひよこですか?」
「でかいのは図体だけで、精神面がひよこと言うてるのよ!!なんとか言いなさいよ!!」
ゆみさんからボロクソに怒鳴られたてつろうは、ものすごく泣きそうな表情を浮かべた。
ゆみさんは、怒った表情でてつろうに言うた。
「あんたは、なんでゆりこと結婚したいと思ったの!?」
「実家《いえ》から逃げるため…」
「そんなに実家《いえ》がイヤだったら、大学に進学せずに陸上自衛隊《リクジ》に行けばよかったのよ!!…それよりも、親元から通える高校《ガッコー》をやめてお金がもらえる少年工科学校《リクジのダンシコー》へ行けばよかったのよ!!お金がもらえるお金がたまる…家賃も食費も学費もぜーんぶ0円!!…国家資格を取りたいと言うたら取らせてもらえる!!…卒業後の進路も陸上自衛隊《リクジ》がぜーんぶしてくれる…の方がよかったのよ!!…それじゃあなんで親元から高校《ガッコー》に通ったのよ!!ものすごくなさけないわね!!」
てつろうは泣きそうな声で言うた。
「家庭を持ちたいよ〜」
ゆみさんは、ものすごく怒った声で言うた。
「そんなにあんたは、自分の家庭を持ちたいの?」
「持ちたいよ〜」
「分かったわ…」
「ゆりこと結婚したい…」
「ゆりこはダメ!!」
「どうしてですか?」
「ダメと言うたらダメ!!」
「ぼくは、シンケンに考え抜いた末にゆりこと結婚すると決めたのだよ!!」
ゆみさんは、ものすごく怒った声でてつろうに言うた。
「分かったわ!!そんなにゆりこと結婚したいのであれば試験《テスト》を受けなさい!!」
「試験《テスト》?」
「今から出題範囲を発表するからだまって聞きなさい!!」
思い切りブチ切れたゆみさんは、てつろうに対して東亜日報(韓国の新聞)の一面のコピーと日本語訳が書かれている書面をたたきつけた。
てつろうは、小首をかしげながらゆみさんに言うた。
「この記事は…なんでしょうか?」
「日本語訳の文章を読め!!」
ゆみさんに怒鳴られたてつろうは、日本語訳の文章を読んだ。
文章をひととおり読んだてつろうは、ゆみさんに言うた。
「マリンホールディングス(ビール会社)が保有している韓国のワインメーカー『デリシャン』株49パーセント分を大株主のおじいさまが買うと言うニュースですね。」
「そうよ!!」
「出題範囲は?」
「『デリシャン』株49パーセント分をマリンホールディングスからぶんどってこいと言うことよ!!」
「(てつろう、なさけない声で言う)無理ですよぅ~」
「コラー!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…」
「こっちは時間がないのよ!!うちらは、2008年の大つごもりまでにマリンホールディングスからデリシャン株49パーセント分を是が非でも奪い取りたいのよ!!」
「2008年の大つごもりまでは十分時間がありますよぅ~」
「コラー!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…」
「2008年の大つごもりが期限と言う意味がゼンゼン分かってないわね!!期限を過ぎたらうちらが不利になるのよ!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…」
「ゆりこと結婚したいのであれば、今回の試験《テスト》で100点満点を取りなさい!!100点満点を取るまで帰ってくるな!!」
「分かりましたよ〜」
ゆみさんからより厳しい条件を突きつけられたてつろうは、しぶちんの表情で旅に出た。
その翌日であった。
またところ変わって、東京にあるマリンホールディングスの本社の正面玄関にて…
てつろうは、デリシャン株49パーセント分を獲得するために石頭のCEOに直訴した。
しかし、とりまきのSPたちにボコボコにいて回された。
つらい…
でも、ゆりこと結婚したいので逃げることができない…
これより、てつろうの苦難の旅が始まった。