大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【愛は死んでも】
(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…キーッ、プシュー)
時は、午前10時57分頃であった。
寝台特急はやぶさが西鹿児島駅のプラットホームに停車したあとドアがひらいた。
ショルダーバックを持って列車から降りた私は、改札口を通ったあと駅の外へ出た。
それからまた20分後であった。
またところ変わって、西銀座通り(駅前にあるアーケード商店街)にあるたばこ屋にて…
(カチャ…チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…ジー、ジー…)
私は、カウンターに設置されている10円の赤電話機の受話器を取った。
コイン投入口に10円玉をたくさん入れたあと、ダイヤルを回した。
……………………………
またところ変わって、松山市山越町の電話局の中にある電話交換室にて…
三永《みえ》さんは、電話交換台に座っていた。
電話局の人が三永《みえ》さんに対して『つながりました』と声をかけた。
三永《みえ》さんは、ヘッドフォン型の受話器を頭につけたあと話しをした。
「もしもし、三永《みえ》です…ヨシタカさん。」
…………………………
またところ変わって、西鹿児島駅付近の西銀座通り(駅前のアーケード商店街)にあるたばこ屋にて…
カウンターに設置されている10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
「三永《みえ》さん、三永《みえ》さんは山越《やまごえ》の電話局の交換室にいるのだね…どこにいるって…九州の鹿児島だよ。」
電話交換台に座っている三永《みえ》さんは、受話器越しにいる私に対してこう言うた。
「鹿児島…センザキには行かなかったの!?」
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、コイン投入口に10円玉を入れながら受話器越しにいる三永《みえ》さんに声をかけた。
「センザキにはほたるさんが行った…なんでと聞かれても知らないよ…ほたるさんと会ったのは、オレが地下街《まつちかタウン》を出てから何分か後…会った場所はたしか、(いよてつ)そごうの正面玄関前だった…そのあとどこへ行ったかって…そのあとのことは覚えてないよ…どうやって鹿児島へ来たって…きのう、三津浜港《みつはま》から防予汽船《フェリー》に乗って柳井港《やない》まで行った…そこからヒッチハイクしたトラックに乗って下松駅まで行った…下松駅から寝台特急《きしゃ》に乗ってここまで来たのだよ…ほたるさんも一緒に寝台特急《きしゃ》に乗っていたかって?…乗っていたよ…ほたるさんは、センザキにいる知人のうちに行くとオレに言うた…だから、三永《みえ》さんのことで言ったのじゃないのだよ!!…ほたるさんは、下関駅《しものせき》で寝台特急《きしゃ》を降りた…下関駅《しものせき》から山陰本線《さんいんせん》の各駅停車《どんこう》に乗り換えてセンザキへ行った…それだけの話だよ…もしもし三永《みえ》さん!!」
電話交換台に座っている三永《みえ》さんは、受話器越しにいる私に対して声をかけた。
「分かったわ…じゃあまたあとで。」
三永《みえ》さんは、通話を終えたあと受話器を頭から外して台に置いた。
…………………………
時は、午後2時40分頃であった。
またところ変わって、鹿児島市本港新町《ほんこうしんまち》にあるウォーターフロントパークにて…
ショルダーバックをひざの上に置いた状態で座っている私は、海に浮かんでいる桜島を見つめながらつぶやいた。
ほたるさんは…
無事にセンザキに着いたのか…
三永《みえ》さんは一体…
なにを考えているのだ…
ハルナさんは、依然として行方不明になっている…
一体どうなっているのだ…
私は…
どう対応すればいいのだ…
…………………………
(ザック、ザック、ザック、ザック、ザック…)
さて、その頃であった。
またところ変わって玉川町と朝倉村の境目にある森林にて…
シャベルを使って土を掘る音が森林に聞こえた。
森林に番頭《ばんと》はんと20人のヤクザ連中の男たちがいた。
7人のヤクザ連中の男たちがシャベルを使って穴を掘っていた。
あとの13人のヤクザ連中の男たちは、見張りをしていた。
それから5分後に、穴を掘っていた男の1人が番頭《ばんと》はんに声をかけた。
「竹宮のアニキ、できやした。」
番頭《ばんと》はんは、見張りをしていた13人のヤクザ連中の男たちに声をかけた。
「おいオメーら!!急げ!!日下部とルツコの遺体を始末するぞ!!」
「へえ。」
このあと、13人のヤクザ連中の男たちが黒色のシートに包まれた日下部とルツコの遺体を穴に入れた。
その後、7人のヤクザ連中の男たちが土を穴に埋め戻した。
番頭《ばんと》はんは『ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ〜』と嗤《わら》いながら日下部とルツコの遺体が入っているシートが埋められて行く様子を見つめていた。
…………………………
時は、午前10時57分頃であった。
寝台特急はやぶさが西鹿児島駅のプラットホームに停車したあとドアがひらいた。
ショルダーバックを持って列車から降りた私は、改札口を通ったあと駅の外へ出た。
それからまた20分後であった。
またところ変わって、西銀座通り(駅前にあるアーケード商店街)にあるたばこ屋にて…
(カチャ…チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…ジー、ジー…)
私は、カウンターに設置されている10円の赤電話機の受話器を取った。
コイン投入口に10円玉をたくさん入れたあと、ダイヤルを回した。
……………………………
またところ変わって、松山市山越町の電話局の中にある電話交換室にて…
三永《みえ》さんは、電話交換台に座っていた。
電話局の人が三永《みえ》さんに対して『つながりました』と声をかけた。
三永《みえ》さんは、ヘッドフォン型の受話器を頭につけたあと話しをした。
「もしもし、三永《みえ》です…ヨシタカさん。」
…………………………
またところ変わって、西鹿児島駅付近の西銀座通り(駅前のアーケード商店街)にあるたばこ屋にて…
カウンターに設置されている10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
「三永《みえ》さん、三永《みえ》さんは山越《やまごえ》の電話局の交換室にいるのだね…どこにいるって…九州の鹿児島だよ。」
電話交換台に座っている三永《みえ》さんは、受話器越しにいる私に対してこう言うた。
「鹿児島…センザキには行かなかったの!?」
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、コイン投入口に10円玉を入れながら受話器越しにいる三永《みえ》さんに声をかけた。
「センザキにはほたるさんが行った…なんでと聞かれても知らないよ…ほたるさんと会ったのは、オレが地下街《まつちかタウン》を出てから何分か後…会った場所はたしか、(いよてつ)そごうの正面玄関前だった…そのあとどこへ行ったかって…そのあとのことは覚えてないよ…どうやって鹿児島へ来たって…きのう、三津浜港《みつはま》から防予汽船《フェリー》に乗って柳井港《やない》まで行った…そこからヒッチハイクしたトラックに乗って下松駅まで行った…下松駅から寝台特急《きしゃ》に乗ってここまで来たのだよ…ほたるさんも一緒に寝台特急《きしゃ》に乗っていたかって?…乗っていたよ…ほたるさんは、センザキにいる知人のうちに行くとオレに言うた…だから、三永《みえ》さんのことで言ったのじゃないのだよ!!…ほたるさんは、下関駅《しものせき》で寝台特急《きしゃ》を降りた…下関駅《しものせき》から山陰本線《さんいんせん》の各駅停車《どんこう》に乗り換えてセンザキへ行った…それだけの話だよ…もしもし三永《みえ》さん!!」
電話交換台に座っている三永《みえ》さんは、受話器越しにいる私に対して声をかけた。
「分かったわ…じゃあまたあとで。」
三永《みえ》さんは、通話を終えたあと受話器を頭から外して台に置いた。
…………………………
時は、午後2時40分頃であった。
またところ変わって、鹿児島市本港新町《ほんこうしんまち》にあるウォーターフロントパークにて…
ショルダーバックをひざの上に置いた状態で座っている私は、海に浮かんでいる桜島を見つめながらつぶやいた。
ほたるさんは…
無事にセンザキに着いたのか…
三永《みえ》さんは一体…
なにを考えているのだ…
ハルナさんは、依然として行方不明になっている…
一体どうなっているのだ…
私は…
どう対応すればいいのだ…
…………………………
(ザック、ザック、ザック、ザック、ザック…)
さて、その頃であった。
またところ変わって玉川町と朝倉村の境目にある森林にて…
シャベルを使って土を掘る音が森林に聞こえた。
森林に番頭《ばんと》はんと20人のヤクザ連中の男たちがいた。
7人のヤクザ連中の男たちがシャベルを使って穴を掘っていた。
あとの13人のヤクザ連中の男たちは、見張りをしていた。
それから5分後に、穴を掘っていた男の1人が番頭《ばんと》はんに声をかけた。
「竹宮のアニキ、できやした。」
番頭《ばんと》はんは、見張りをしていた13人のヤクザ連中の男たちに声をかけた。
「おいオメーら!!急げ!!日下部とルツコの遺体を始末するぞ!!」
「へえ。」
このあと、13人のヤクザ連中の男たちが黒色のシートに包まれた日下部とルツコの遺体を穴に入れた。
その後、7人のヤクザ連中の男たちが土を穴に埋め戻した。
番頭《ばんと》はんは『ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ〜』と嗤《わら》いながら日下部とルツコの遺体が入っているシートが埋められて行く様子を見つめていた。
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