大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【雪の渡り鳥】
時は、夜10時頃であった。
またところ変わって、国鉄幡生駅《はたぶえき》の入り口付近に設置されている電話ボックスにて…
私は、四角の水色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「もしもし、夜分遅くにお電話をおかけしてもうしわけございません…え~と、宇部市上宇部の□□△さまのお宅でございますか?」
受話器越しにいる人は、ももこの知人の娘さんだった。
私は、優しい声で娘さんに言うた。
「もしもしお嬢ちゃん…悪いけどお母さんを呼んでね。」
受話器のスピーカーから『ママ〜電話〜』と言う声が聞こえた。
それからまた2分後であった。
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、10円玉500枚をコイン投入口に投入した。
受話器の向こう側の家にて…
電話機の受話器が放り投げられた状態で置かれていた。
小さい娘さんがおうちの人を呼びに行った。
おうちの人(母親)は、浴室にいた。
浴室の中からシャワーの音と女性の鼻歌が聞こえていた。
そこへ小さい娘さんが呼びに来た。
「おか〜さ〜ん、電話〜」
浴室から女性のめんどくさい声が響いた。
「おかーさんは今お風呂に入っているのよ〜」
小さい娘さんは、泣きそうな声て『おか〜さ〜ん』と言うた。
風呂の中にいる女性は、めんどくさい声で『ああ!!あつかましいわねもう!!』といいながシャワーを止めた。
…………………………
またところ変わって、幡生駅の近くに設置されている電話ボックスにて…
受話器越しにいる女性が『今お風呂に入っていたのよ〜』と厚かましく言うたので、私はもうしわけない声であやまった。
「もうしわけございませんでした…あの…□□△さま…すぐに終わります…あの、そちらに久枝ももこさんはお越しになられていますか?…はい、そうです…お越しになられていませんか…分かりました…入浴中にお電話をおかけしてもうしわけございませんでした。」
…………………………
それからまた6分後であった。
電話ボックスのアクリル板にスーパーマップルの中国地方の道路地図が開いた状態であてられていた。
私は、万年筆を使って宇部市の中心部の道路地図に書込みをした。
それからまた5分後であった。
私が受話器を取ろうとした時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
この時、四角の水色のコイン投入式のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
私は、周りを確認してから受話器を取った。
「はいコリントイワマツヨシタカグラマシー!!」
電話は、宮田町のスーパーストアのパート従業員の女性からであった。
受話器のスピーカーから女性の声が聞こえた。
「イワマツさまでございますね…下関市貴船町《きぶねまち》の▲▲▲ともうします。」
「ああ、日中はどうもご迷惑をおかけしてもうしわけございませんでした〜」
「いえ、こちらこそ…あの…イワマツさま…ももこのことでお話がしたいのですが…」
「ああ、しばらくお待ちくださいませ!!」
私は、メモパッドの余白のページをめくった。
続いて、ゼブラシャーボーの本体を右に回してシャープペンシルを出した。
メモをとる準備が整ったあと受話器越しにいる女性に声をかけた。
「お待たせしました〜…どうぞお話ください。」
「あっ、はい…」
受話器越しにいる女性は、私に対して声をかけた。
「もしもしイワマツさん。」
「はい。」
「ももこがロスアンゼルスへ修学旅行に行くことができなかったのは…出発する前の日に、パスポートをなくしたのです。」
「えっ?…ももこさんがパスポートをなくした?」
「ええ。」
「ももこさんが取得したパスポートは、いつ頃申請されたのですか?…一ヶ月前…そうですか…あの…もう一点おたずねしたいことがございますがよろしいでしょうか?…あの…▲▲▲さまが在籍なされていた修学旅行の行き先ですが、ロスアンゼルスの他に行き先はございましたか?…え~と…沖縄と関東甲信地方…え~と、ももこさんが選ばれたのはロスアンゼルスでしたね…わかりました…はい、はい…どうもありがとうございました…おやすみなさいませ〜」
………………………
またところ変わって、幡生駅の待合室にて…
ベンチの上に1981〜1983年の3年手帳がひらいた状態で置かれていた。
私は、万年筆を使ってメモパッドに記載されている内容を手帳に転記する作業をしていた。
ももこが在籍していた高校の修学旅行はロスアンゼルスだけじゃなかった…
沖縄と関東甲信地方もあった…
一体どうなってるのだ!!
…………………………
またところ変わって、国鉄幡生駅《はたぶえき》の入り口付近に設置されている電話ボックスにて…
私は、四角の水色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「もしもし、夜分遅くにお電話をおかけしてもうしわけございません…え~と、宇部市上宇部の□□△さまのお宅でございますか?」
受話器越しにいる人は、ももこの知人の娘さんだった。
私は、優しい声で娘さんに言うた。
「もしもしお嬢ちゃん…悪いけどお母さんを呼んでね。」
受話器のスピーカーから『ママ〜電話〜』と言う声が聞こえた。
それからまた2分後であった。
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…)
私は、10円玉500枚をコイン投入口に投入した。
受話器の向こう側の家にて…
電話機の受話器が放り投げられた状態で置かれていた。
小さい娘さんがおうちの人を呼びに行った。
おうちの人(母親)は、浴室にいた。
浴室の中からシャワーの音と女性の鼻歌が聞こえていた。
そこへ小さい娘さんが呼びに来た。
「おか〜さ〜ん、電話〜」
浴室から女性のめんどくさい声が響いた。
「おかーさんは今お風呂に入っているのよ〜」
小さい娘さんは、泣きそうな声て『おか〜さ〜ん』と言うた。
風呂の中にいる女性は、めんどくさい声で『ああ!!あつかましいわねもう!!』といいながシャワーを止めた。
…………………………
またところ変わって、幡生駅の近くに設置されている電話ボックスにて…
受話器越しにいる女性が『今お風呂に入っていたのよ〜』と厚かましく言うたので、私はもうしわけない声であやまった。
「もうしわけございませんでした…あの…□□△さま…すぐに終わります…あの、そちらに久枝ももこさんはお越しになられていますか?…はい、そうです…お越しになられていませんか…分かりました…入浴中にお電話をおかけしてもうしわけございませんでした。」
…………………………
それからまた6分後であった。
電話ボックスのアクリル板にスーパーマップルの中国地方の道路地図が開いた状態であてられていた。
私は、万年筆を使って宇部市の中心部の道路地図に書込みをした。
それからまた5分後であった。
私が受話器を取ろうとした時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
この時、四角の水色のコイン投入式のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
私は、周りを確認してから受話器を取った。
「はいコリントイワマツヨシタカグラマシー!!」
電話は、宮田町のスーパーストアのパート従業員の女性からであった。
受話器のスピーカーから女性の声が聞こえた。
「イワマツさまでございますね…下関市貴船町《きぶねまち》の▲▲▲ともうします。」
「ああ、日中はどうもご迷惑をおかけしてもうしわけございませんでした〜」
「いえ、こちらこそ…あの…イワマツさま…ももこのことでお話がしたいのですが…」
「ああ、しばらくお待ちくださいませ!!」
私は、メモパッドの余白のページをめくった。
続いて、ゼブラシャーボーの本体を右に回してシャープペンシルを出した。
メモをとる準備が整ったあと受話器越しにいる女性に声をかけた。
「お待たせしました〜…どうぞお話ください。」
「あっ、はい…」
受話器越しにいる女性は、私に対して声をかけた。
「もしもしイワマツさん。」
「はい。」
「ももこがロスアンゼルスへ修学旅行に行くことができなかったのは…出発する前の日に、パスポートをなくしたのです。」
「えっ?…ももこさんがパスポートをなくした?」
「ええ。」
「ももこさんが取得したパスポートは、いつ頃申請されたのですか?…一ヶ月前…そうですか…あの…もう一点おたずねしたいことがございますがよろしいでしょうか?…あの…▲▲▲さまが在籍なされていた修学旅行の行き先ですが、ロスアンゼルスの他に行き先はございましたか?…え~と…沖縄と関東甲信地方…え~と、ももこさんが選ばれたのはロスアンゼルスでしたね…わかりました…はい、はい…どうもありがとうございました…おやすみなさいませ〜」
………………………
またところ変わって、幡生駅の待合室にて…
ベンチの上に1981〜1983年の3年手帳がひらいた状態で置かれていた。
私は、万年筆を使ってメモパッドに記載されている内容を手帳に転記する作業をしていた。
ももこが在籍していた高校の修学旅行はロスアンゼルスだけじゃなかった…
沖縄と関東甲信地方もあった…
一体どうなってるのだ!!
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