大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【いとしあの星】
(ミーンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミーン…ジー…ミーンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミーン…ジー)
時は、7月29日の朝10時半頃であった。
この日は、朝から雲ひとつない快晴で日中の予想最高気温は39度の酷暑日であった。
木々にとまっているミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声が響いていた。
この日は、三永《みえ》さんと私の二手に分かれて調査をした。
またところ変わって、十日市町《とおかいちまち》にあるクリーニング店にて…
私は、クリーニング屋のおかみと話をしていた。
クリーニング屋のおかみは、私に対してももこが石廊崎《いろうざき》で入水する何時間か前に電話をかけてきたことを私に話した。
メモを取りながら話を聞いていた私は、おかみに声をかけた。
「ももこさんが石廊崎《いろうざき》で入水する何時間か前に電話をかけてきた…あの…受話器越しにいたももこさんの様子はどうでしたか!?」
おかみは、私に対して『そうねぇ〜』と言うたあとこう答えた。
「たしかももこちゃんは、ユウレイみたいな声で言うてたわよ。」
「ユウレイみたいな声で言ってた?」
「ええ。」
「ちょっとお待ちくださいませ!!」
私は、メモパッドの余白のページをめくったあとメモをとる準備を整えた。
「おかみさん、あの…その時の様子をくわしく話していただけますか!?」
…………………………
それからまた80分後であった。
またところ変わって、国鉄と広電の西広島駅の前にある広場にて…
広場に設置されているベンチに座っている三永《みえ》さんは、コンパクトについている鏡をみながらほほにチークを塗っていた。
この時であった。
私が叫び声を上げながら三永《みえ》さんが座っているベンチへ向かった。
「三永《みえ》さん!!たいへんだ!!」
三永《みえ》さんは、私が到着したあとベンチから立ち上がった。
私は、ベンチから立ち上がった三永《みえ》さんに対して声をかけた。
「三永《みえ》さんたいへんだ!!」
「どうしたのよ?」
「(十日市町《とおかいちまち》の)クリーニング屋のおかみからとんでもない話を聞いたぞ!!」
「とんでもない話を聞いたって!?」
「ああ!!」
「とにかく、場所を変えて話をしましょう!!」
「分かった!!」
………………………
それからまた30分後であった。
またところ変わって、平和記念公園の敷地内にて…
三永《みえ》さんと私は、公園内に設置されているベンチに座っていた。
私は、三永《みえ》さんに対してクリーニング屋のおかみから聞いた話を全部話した。
三永《みえ》さんは、私に対して声をかけた。
「パスポートを隠された?」
「ああ。」
「パスポートと言えば、ももこがロスアンゼルスへ修学旅行へ行くときに必要だったものよね。」
「ああ。」
「ももこさんが取得したパスポートを隠したのは誰なの?」
三永《みえ》さんの問いに対して私はこう答えた。
「ももこのパスポートを隠した人間は…あの当時、久枝の家にイソウロウしていた…ももこのクソいとこの子どもだった。」
「クソいとこの子ども?」
「ももこの母方の親類の娘だよ。」
「その…クソいとこは…なんで久枝の家でイソウロウしていたのよ?」
「そこまでは聞いてない。」
「ヨシタカさん。」
「なに?」
「ももこのクソいとこの子どもは、どうしてももこさんが取得したパスポートを隠したのよ?」
私は、三永《みえ》さんの問いに対してこう答えた。
「理由は二つある…ひとつは、ももこが修学旅行へ行くことに対して『心細い』ことを理由に不満を募らせていた…二つ目は、ももこがクソいとこの遊び相手をしていたこともあった。」
「クソいとこは、子どもさんたち2人とは接してないの?」
「クソいとこは、2人の子どもさんの育児をせずにブラブラしていたのだよ…2人の子どもたちは、5歳の男の子と3歳の女の子だった…ふたりとも幼稚園に行ってなかった…地域に年の近い子どもたちがいなかった。」
「そのクソいとこは、久枝の家に来る前はどこにいたの?」
「ダンナと別居する前はたしか…東京で暮らしていた。」
「東京。」
「ああ。」
「なんでダンナと別居したのよ?」
「クソいとこがダンナに対して『リコンしてやる!!』と叫んだあと、子どもたちを連れて家出した。」
「それで久枝の家にやってきた…と言うことね。」
「ああ。」
「話を変えるけど、ももこが取得したパスポートを隠した事件だけど…パスポートは見つかったの?」
「見つからなかった。」
「見つからなかったのね。」
「隠した場所は、お風呂を焚く場所にあった。」
「パスポートは灰になったと言うことよね。」
「ああ。」
「それでどうなったのよ?」
「ももこは、クソいとこについてものを投げつけたなどの暴行を加えた…その後、家出した。」
「家出した。」
「ああ。」
「その後はどうなったのよ?」
「ことの次第を聞いたクソいとこのダンナが久枝の家にやってきた…子どもたちが犯した過ちを全部つぐなうために会社をやめました…って…クソいとこのダンナは『心を入れ替えてやり直します〜』とは言うたが、その言葉は…家族に対するまごころがまったくなかった。」
「パスポートを隠した問題については…」
「ひとこともわびてないよ。」
「サイアク…」
「ああ、サイアクだよ。」
「ほかに話は聞いてないの?」
「聞いてない。」
「そう。」
……………………
(ミーンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミーン…ジー)
この時、公園の木々にとまっているミンミンゼミとアブラゼミの大合唱がさらに大きく響いた。
……………………………
時は、7月29日の朝10時半頃であった。
この日は、朝から雲ひとつない快晴で日中の予想最高気温は39度の酷暑日であった。
木々にとまっているミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声が響いていた。
この日は、三永《みえ》さんと私の二手に分かれて調査をした。
またところ変わって、十日市町《とおかいちまち》にあるクリーニング店にて…
私は、クリーニング屋のおかみと話をしていた。
クリーニング屋のおかみは、私に対してももこが石廊崎《いろうざき》で入水する何時間か前に電話をかけてきたことを私に話した。
メモを取りながら話を聞いていた私は、おかみに声をかけた。
「ももこさんが石廊崎《いろうざき》で入水する何時間か前に電話をかけてきた…あの…受話器越しにいたももこさんの様子はどうでしたか!?」
おかみは、私に対して『そうねぇ〜』と言うたあとこう答えた。
「たしかももこちゃんは、ユウレイみたいな声で言うてたわよ。」
「ユウレイみたいな声で言ってた?」
「ええ。」
「ちょっとお待ちくださいませ!!」
私は、メモパッドの余白のページをめくったあとメモをとる準備を整えた。
「おかみさん、あの…その時の様子をくわしく話していただけますか!?」
…………………………
それからまた80分後であった。
またところ変わって、国鉄と広電の西広島駅の前にある広場にて…
広場に設置されているベンチに座っている三永《みえ》さんは、コンパクトについている鏡をみながらほほにチークを塗っていた。
この時であった。
私が叫び声を上げながら三永《みえ》さんが座っているベンチへ向かった。
「三永《みえ》さん!!たいへんだ!!」
三永《みえ》さんは、私が到着したあとベンチから立ち上がった。
私は、ベンチから立ち上がった三永《みえ》さんに対して声をかけた。
「三永《みえ》さんたいへんだ!!」
「どうしたのよ?」
「(十日市町《とおかいちまち》の)クリーニング屋のおかみからとんでもない話を聞いたぞ!!」
「とんでもない話を聞いたって!?」
「ああ!!」
「とにかく、場所を変えて話をしましょう!!」
「分かった!!」
………………………
それからまた30分後であった。
またところ変わって、平和記念公園の敷地内にて…
三永《みえ》さんと私は、公園内に設置されているベンチに座っていた。
私は、三永《みえ》さんに対してクリーニング屋のおかみから聞いた話を全部話した。
三永《みえ》さんは、私に対して声をかけた。
「パスポートを隠された?」
「ああ。」
「パスポートと言えば、ももこがロスアンゼルスへ修学旅行へ行くときに必要だったものよね。」
「ああ。」
「ももこさんが取得したパスポートを隠したのは誰なの?」
三永《みえ》さんの問いに対して私はこう答えた。
「ももこのパスポートを隠した人間は…あの当時、久枝の家にイソウロウしていた…ももこのクソいとこの子どもだった。」
「クソいとこの子ども?」
「ももこの母方の親類の娘だよ。」
「その…クソいとこは…なんで久枝の家でイソウロウしていたのよ?」
「そこまでは聞いてない。」
「ヨシタカさん。」
「なに?」
「ももこのクソいとこの子どもは、どうしてももこさんが取得したパスポートを隠したのよ?」
私は、三永《みえ》さんの問いに対してこう答えた。
「理由は二つある…ひとつは、ももこが修学旅行へ行くことに対して『心細い』ことを理由に不満を募らせていた…二つ目は、ももこがクソいとこの遊び相手をしていたこともあった。」
「クソいとこは、子どもさんたち2人とは接してないの?」
「クソいとこは、2人の子どもさんの育児をせずにブラブラしていたのだよ…2人の子どもたちは、5歳の男の子と3歳の女の子だった…ふたりとも幼稚園に行ってなかった…地域に年の近い子どもたちがいなかった。」
「そのクソいとこは、久枝の家に来る前はどこにいたの?」
「ダンナと別居する前はたしか…東京で暮らしていた。」
「東京。」
「ああ。」
「なんでダンナと別居したのよ?」
「クソいとこがダンナに対して『リコンしてやる!!』と叫んだあと、子どもたちを連れて家出した。」
「それで久枝の家にやってきた…と言うことね。」
「ああ。」
「話を変えるけど、ももこが取得したパスポートを隠した事件だけど…パスポートは見つかったの?」
「見つからなかった。」
「見つからなかったのね。」
「隠した場所は、お風呂を焚く場所にあった。」
「パスポートは灰になったと言うことよね。」
「ああ。」
「それでどうなったのよ?」
「ももこは、クソいとこについてものを投げつけたなどの暴行を加えた…その後、家出した。」
「家出した。」
「ああ。」
「その後はどうなったのよ?」
「ことの次第を聞いたクソいとこのダンナが久枝の家にやってきた…子どもたちが犯した過ちを全部つぐなうために会社をやめました…って…クソいとこのダンナは『心を入れ替えてやり直します〜』とは言うたが、その言葉は…家族に対するまごころがまったくなかった。」
「パスポートを隠した問題については…」
「ひとこともわびてないよ。」
「サイアク…」
「ああ、サイアクだよ。」
「ほかに話は聞いてないの?」
「聞いてない。」
「そう。」
……………………
(ミーンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミーン…ジー)
この時、公園の木々にとまっているミンミンゼミとアブラゼミの大合唱がさらに大きく響いた。
……………………………