大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【ゆうこ】
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、夕方6時半頃であった。
私は、筑後吉井駅から九大本線《きゅうだいせん》の久留米方面行きの各駅停車《どんこう》に乗って再び旅に出た。
座席の上に1981〜1983年の手帳がひらいた状態で置かれていた。
私は、万年筆を使ってメモパッドに記載されている内容を手帳に転記する作業に取り組んでいた。
久留米駅には、夜7時40分頃に到着した。
……………………………
時は、夜8時半頃であった。
またところ変わって、にしてつ久留米駅付近の二番街《アーケード》にて…
通りのスピーカーから村下孝蔵さんの歌で『ゆうこ』が流れていた。
通りには、若いカップルさんたちがたくさん歩いていた。
ショルダーバックを持って旅を続けていた私は、つらそうな表情を浮かべながら歩いていた。
好きな恋人がいない…
妻子《かぞく》がいない…
帰る家がない…
迎えてくださる妻子《かぞく》がいない…
私は…
ひとりぼっちで人生を終えるしかないのか…
………………………
私は、途中で足を止めたあとアーケードの天井がひらいている部分から見えていた夜空《そら》をみあげた。
夜空《そら》には、たくさんの星がきらめいていた。
………………………………
またところ変わって、星空の世界にて…
小さな星くずたちが流れている川のほとりに深眠の私と桜子たち(80億39人)がいた。
桜子たちは、ぐすんぐすんと泣きながら深眠の私の身体にキスをしていた。
みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、小さな星くずたちが流れている川に入っていた。
アンナとみどりは、声をあげて泣いていた。
「ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」
「オギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャー…」
「ヤダー、ヨシタカが死ぬのはヤダー…ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」
「オギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャー…」
アンナとみどりが流したたくさんの涙が川にしたたり落ちた。
小さな星くずたちは、アンナとみどりが流したたくさんの涙によってさらに増えていた。
小さな星くずたちは、空の下に向かって一気に流れ落ちた。
……………………………
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
時は、夜10時50分頃であった。
またところ変わって、国道3号線にて…
久留米市中心部《しないちゅうしんぶ》を出た私は、国道3号線の歩道を歩いて鹿児島方面へ向かった。
車道には、自動車がたくさん走っていた。
ショルダーバックを持って旅を続けていた私は、村下孝蔵さんの歌『ゆうこ』を歌いながら歩道を歩いていた。
つらい…
悲しい…
いつになったら…
放浪《このたび》が終わるのか…
こんなフラフラした暮らしは…
もうイヤだ…
………………………
時は、夕方6時半頃であった。
私は、筑後吉井駅から九大本線《きゅうだいせん》の久留米方面行きの各駅停車《どんこう》に乗って再び旅に出た。
座席の上に1981〜1983年の手帳がひらいた状態で置かれていた。
私は、万年筆を使ってメモパッドに記載されている内容を手帳に転記する作業に取り組んでいた。
久留米駅には、夜7時40分頃に到着した。
……………………………
時は、夜8時半頃であった。
またところ変わって、にしてつ久留米駅付近の二番街《アーケード》にて…
通りのスピーカーから村下孝蔵さんの歌で『ゆうこ』が流れていた。
通りには、若いカップルさんたちがたくさん歩いていた。
ショルダーバックを持って旅を続けていた私は、つらそうな表情を浮かべながら歩いていた。
好きな恋人がいない…
妻子《かぞく》がいない…
帰る家がない…
迎えてくださる妻子《かぞく》がいない…
私は…
ひとりぼっちで人生を終えるしかないのか…
………………………
私は、途中で足を止めたあとアーケードの天井がひらいている部分から見えていた夜空《そら》をみあげた。
夜空《そら》には、たくさんの星がきらめいていた。
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またところ変わって、星空の世界にて…
小さな星くずたちが流れている川のほとりに深眠の私と桜子たち(80億39人)がいた。
桜子たちは、ぐすんぐすんと泣きながら深眠の私の身体にキスをしていた。
みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、小さな星くずたちが流れている川に入っていた。
アンナとみどりは、声をあげて泣いていた。
「ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」
「オギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャーオギャー…」
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アンナとみどりが流したたくさんの涙が川にしたたり落ちた。
小さな星くずたちは、アンナとみどりが流したたくさんの涙によってさらに増えていた。
小さな星くずたちは、空の下に向かって一気に流れ落ちた。
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(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
時は、夜10時50分頃であった。
またところ変わって、国道3号線にて…
久留米市中心部《しないちゅうしんぶ》を出た私は、国道3号線の歩道を歩いて鹿児島方面へ向かった。
車道には、自動車がたくさん走っていた。
ショルダーバックを持って旅を続けていた私は、村下孝蔵さんの歌『ゆうこ』を歌いながら歩道を歩いていた。
つらい…
悲しい…
いつになったら…
放浪《このたび》が終わるのか…
こんなフラフラした暮らしは…
もうイヤだ…
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