大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【くちづけからもう一度】
時は、夕方4時半頃であった。
またところ変わって、愛知県警本部の館内にある会議室にて…
会議室には、私と捜査一課長《いっかちょう》と前捜査一課長《ぜんそうさいっかちょう》の3人がいた。
まず最初に、初対面のごあいさつをかわした。
捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「愛知県警捜査一課長《けんけいそうさいっかちょう》の水之江《みずのえ》でございます…こちらは、前捜査一課長《ぜんいちかちょう》の瀧本《たきもと》でございます。」
「始めまして、コリントイワマツヨシタカグラマシーともうします。」
「瀧本《たきもと》でございます。」
初対面のごあいさつをかわしたあと、水之江捜査一課長《いっかちょう》と瀧本《たきもと》さんはいすにすわった。
私は、そのまま立っていた。
このあと、部屋にいた制服姿の婦警さんが私に対して大きめのふうとうを手渡した。
大きめのふうとうを受け取った私は、ふうとうの中に入っている書面を取り出した。
ふうとうの中から取り出した書面は、コピーされた捜査資料であった。
私は、書面をみながら言うた。
「え~と、事件が発生した日時は昭和45年(1970年)の8月26日…事件現場は、豊田市足助町《とよたしあすけちょう》の山林…被害者の女性は、阿波野小巻《あわのこまき》さん…当時26歳…大学生だった。」
水之江捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「阿波野小巻《あわのこまき》さんは、豊田市内にあるスーパーマーケットで友人と待ち合わせていた時に、黒のワゴン車に乗っていた10人組の男たちに声をかけられたので、そのまま乗っていきました。」
瀧本《たきもと》さんは、私に対して声をかけた。
「その後、カノジョは事件現場の山林で10人の男たちから強姦の被害を受けたあと死亡しました。」
「死因は?」
「首をしめられたことによる窒息死です。」
私は、書類に添付されていた写真を見た。
書類に添付されていた写真に写っている女性の顔は、両ほほが赤紫色に腫れていた。
カノジョの首にはロープでしめられた跡があった。
女性が着ていたマゼンタのワンピースのフロント部分が大きく破損していた。
破損したブラウスの中から身体に巻かれていた白色のサラシがあらわになっていた。
「白色のサラシ…」
瀧本《たきもと》さんは、私に対して『どうかなさいましたか?』と声をかけた。
私は、瀧本《たきもと》さんに対して声をかけた。
「瀧本《たきもと》さん。」
「なんでしょうか?」
「被害者の女性は、なんでワンピースの下に白色のサラシを身につけていたのですか?」
「白色のサラシ?」
私は、瀧本《たきもと》さんに対して声をかけた。
「白色のサラシを身体に巻きつけていた…と言うのは、被害者の女性に深刻な事情があった…と言うことが考えられます。」
「私は…そこまでは…見ていません。」
「そうですか。」
水之江捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「コリントさまが九州の夜明駅で発生した例の事件で重井《しげい》と言う男と一緒にいた例の男が13年前の強姦殺人事件にかかわった10人組の男のひとりであったことが判明しました…男の身元は、住所不定で本籍地も不詳の尾儀原竜史《おぎわらたつし》(34歳)…事件当時は21歳でした。」
「職業は?」
「大学生でした。」
「大学生。」
「はい。」
「あとの9人の男の身元は?」
私の問いに対して、瀧本《たきもと》さんが答えた。
「9人のうち8人は、逮捕〜起訴〜裁判で死刑判決を受けました。」
「死刑判決を受けた。」
「8人のうち7人は自ら控訴を取り下げた〜死刑確定を経て6ヶ月後に死刑執行《しっこう》で死亡しました…もう一人は、去年の秋に名古屋高裁《こうさい》で死刑判決を受けたものの弁護側が最高裁へ上告しました…8人目の男の裁判は、まだ終わっていません。」
「9人目は?」
「9人目の男は、一番最初に自首したことと周りの男たちからの脅しに屈したなど…一番弱い立場に置かれていました…このため、懲役7年の判決を受けました。」
「その受刑者がシュウカンされている刑務所《ムショ》は?」
「詳しいことはこちらではハアクしていません。」
「そうですか…分かりました。」
この日は、60分で終了した。
……………………………
(ゴーッ…)
時は、8月10日の午前10時過ぎであった。
名古屋小牧空港からやってきた東亜国内航空機が宮崎ブーゲンビリア空港の滑走路に着陸した。
……………………
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
それからまた2時間後であった。
私は、空港の正面玄関付近でヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道220号線を通ってシブシ方面へ向かった。
トラックは、午後3時半頃にシブシの中心部に到着した。
…………………………
時は、夕方4時半頃であった。
またところ変わって、シブシの中心部にある警察署の会議室にて…
会議室に私と70代くらいの男性と70代くらいのご婦人と40〜50代くらいの夫婦の家族一世帯3人と警察署の生活安全課《せいあん》の男性職員2人がいた。
生活安全課《せいあん》の男性職員の一人は、私に対して声をかけた。
「コリントさま、紹介いたします…徳田長職《とくだながもと》さまでございます。」
「初めまして、コリントイワマツヨシタカグラマシーともうします。」
「徳田でございます。」
徳田さんは、私に対して70代のご婦人とご婦人の長男夫婦のご家族を紹介した。
「コリントさま、こちらは、特別手配犯の尾儀原竜史《おぎわらたつし》の姉・御幣島千代子《みてじまちよこ》さまです。」
「容疑者のお姉さまでございますね。」
「はい…そして、旦那さまの御幣島数正《みてじまかずまさ》さま…長男の数也《かずや》さん…千代子さんの義母の御幣島紗季子《みてじまさきこ》さまでございます。」
「初めまして、コリントイワマツヨシタカグラマシーともうします。」
私は、御幣島《みてじま》の家の人たち4人に対して初対面のごあいさつをかわした。
御幣島《みてじま》の家族たち4人のうち紗季子《さきこ》と千代子夫婦は私に対してものすごくあつかましい表情でにらみつけた。
私は、ものすごくいらついた表情でつぶやいた。
なんなのだ一体これは…
初対面の人間に対してにらみつけるとはなんだよ!!
…………………………
またところ変わって、愛知県警本部の館内にある会議室にて…
会議室には、私と捜査一課長《いっかちょう》と前捜査一課長《ぜんそうさいっかちょう》の3人がいた。
まず最初に、初対面のごあいさつをかわした。
捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「愛知県警捜査一課長《けんけいそうさいっかちょう》の水之江《みずのえ》でございます…こちらは、前捜査一課長《ぜんいちかちょう》の瀧本《たきもと》でございます。」
「始めまして、コリントイワマツヨシタカグラマシーともうします。」
「瀧本《たきもと》でございます。」
初対面のごあいさつをかわしたあと、水之江捜査一課長《いっかちょう》と瀧本《たきもと》さんはいすにすわった。
私は、そのまま立っていた。
このあと、部屋にいた制服姿の婦警さんが私に対して大きめのふうとうを手渡した。
大きめのふうとうを受け取った私は、ふうとうの中に入っている書面を取り出した。
ふうとうの中から取り出した書面は、コピーされた捜査資料であった。
私は、書面をみながら言うた。
「え~と、事件が発生した日時は昭和45年(1970年)の8月26日…事件現場は、豊田市足助町《とよたしあすけちょう》の山林…被害者の女性は、阿波野小巻《あわのこまき》さん…当時26歳…大学生だった。」
水之江捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「阿波野小巻《あわのこまき》さんは、豊田市内にあるスーパーマーケットで友人と待ち合わせていた時に、黒のワゴン車に乗っていた10人組の男たちに声をかけられたので、そのまま乗っていきました。」
瀧本《たきもと》さんは、私に対して声をかけた。
「その後、カノジョは事件現場の山林で10人の男たちから強姦の被害を受けたあと死亡しました。」
「死因は?」
「首をしめられたことによる窒息死です。」
私は、書類に添付されていた写真を見た。
書類に添付されていた写真に写っている女性の顔は、両ほほが赤紫色に腫れていた。
カノジョの首にはロープでしめられた跡があった。
女性が着ていたマゼンタのワンピースのフロント部分が大きく破損していた。
破損したブラウスの中から身体に巻かれていた白色のサラシがあらわになっていた。
「白色のサラシ…」
瀧本《たきもと》さんは、私に対して『どうかなさいましたか?』と声をかけた。
私は、瀧本《たきもと》さんに対して声をかけた。
「瀧本《たきもと》さん。」
「なんでしょうか?」
「被害者の女性は、なんでワンピースの下に白色のサラシを身につけていたのですか?」
「白色のサラシ?」
私は、瀧本《たきもと》さんに対して声をかけた。
「白色のサラシを身体に巻きつけていた…と言うのは、被害者の女性に深刻な事情があった…と言うことが考えられます。」
「私は…そこまでは…見ていません。」
「そうですか。」
水之江捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「コリントさまが九州の夜明駅で発生した例の事件で重井《しげい》と言う男と一緒にいた例の男が13年前の強姦殺人事件にかかわった10人組の男のひとりであったことが判明しました…男の身元は、住所不定で本籍地も不詳の尾儀原竜史《おぎわらたつし》(34歳)…事件当時は21歳でした。」
「職業は?」
「大学生でした。」
「大学生。」
「はい。」
「あとの9人の男の身元は?」
私の問いに対して、瀧本《たきもと》さんが答えた。
「9人のうち8人は、逮捕〜起訴〜裁判で死刑判決を受けました。」
「死刑判決を受けた。」
「8人のうち7人は自ら控訴を取り下げた〜死刑確定を経て6ヶ月後に死刑執行《しっこう》で死亡しました…もう一人は、去年の秋に名古屋高裁《こうさい》で死刑判決を受けたものの弁護側が最高裁へ上告しました…8人目の男の裁判は、まだ終わっていません。」
「9人目は?」
「9人目の男は、一番最初に自首したことと周りの男たちからの脅しに屈したなど…一番弱い立場に置かれていました…このため、懲役7年の判決を受けました。」
「その受刑者がシュウカンされている刑務所《ムショ》は?」
「詳しいことはこちらではハアクしていません。」
「そうですか…分かりました。」
この日は、60分で終了した。
……………………………
(ゴーッ…)
時は、8月10日の午前10時過ぎであった。
名古屋小牧空港からやってきた東亜国内航空機が宮崎ブーゲンビリア空港の滑走路に着陸した。
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(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
それからまた2時間後であった。
私は、空港の正面玄関付近でヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道220号線を通ってシブシ方面へ向かった。
トラックは、午後3時半頃にシブシの中心部に到着した。
…………………………
時は、夕方4時半頃であった。
またところ変わって、シブシの中心部にある警察署の会議室にて…
会議室に私と70代くらいの男性と70代くらいのご婦人と40〜50代くらいの夫婦の家族一世帯3人と警察署の生活安全課《せいあん》の男性職員2人がいた。
生活安全課《せいあん》の男性職員の一人は、私に対して声をかけた。
「コリントさま、紹介いたします…徳田長職《とくだながもと》さまでございます。」
「初めまして、コリントイワマツヨシタカグラマシーともうします。」
「徳田でございます。」
徳田さんは、私に対して70代のご婦人とご婦人の長男夫婦のご家族を紹介した。
「コリントさま、こちらは、特別手配犯の尾儀原竜史《おぎわらたつし》の姉・御幣島千代子《みてじまちよこ》さまです。」
「容疑者のお姉さまでございますね。」
「はい…そして、旦那さまの御幣島数正《みてじまかずまさ》さま…長男の数也《かずや》さん…千代子さんの義母の御幣島紗季子《みてじまさきこ》さまでございます。」
「初めまして、コリントイワマツヨシタカグラマシーともうします。」
私は、御幣島《みてじま》の家の人たち4人に対して初対面のごあいさつをかわした。
御幣島《みてじま》の家族たち4人のうち紗季子《さきこ》と千代子夫婦は私に対してものすごくあつかましい表情でにらみつけた。
私は、ものすごくいらついた表情でつぶやいた。
なんなのだ一体これは…
初対面の人間に対してにらみつけるとはなんだよ!!
…………………………