大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【愛してるなんてとても言えない】

時は、夕方4時過ぎであった。

またところ変わって、国道211号線の大分県側にあるラブホにて…

部屋の中には、やよいと尾儀原《おぎわら》のふたりがいた。

全裸のふたりは、ベッドで抱き合っていた。

やよいの身体に抱きついている尾儀原《おぎわら》は、泣きそうな声でやよいに愛を求めた。

「やよい…やよい…」
「どうしたの?」
「心細いよ…心細いよ…」
「よしよし、よしよし。」

やよいは、尾儀原《おぎわら》を乳房《むね》に抱きしめていた。

やよいの乳房《むね》に抱かれている尾儀原《おぎわら》は、やよいの優しさに甘えていた。

……………………………

それからまた2時間後であった。

尾儀原《おぎわら》は、眠っていると思われるやよいに声をかけた。

「やよい…やよい…やよい…」
「………………………。」

しかし、やよいは尾儀原《おぎわら》からの呼びかけに反応しなかった。

…………………………

尾儀原《おぎわら》は、やよいに対してもう一度声をかけた。

しかし、やよいは応答しなかった。

……………………………

やよいの身体は、カチカチに固まっていた。

それを知った尾儀原《おぎわら》の顔が青ざめた。

「やよい…やよい…どうしたのだよ!!…やよい、やよい、やよい、やよい!!」

やよいは、尾儀原《おぎわら》から受けた暴力が原因で死亡した。

「やよい…やよい!!やよい!!やよい!!…ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!どうしたらいいのだ!!」

尾儀原《おぎわら》が大パニックを起こした。

(バーン!!)

そんな時であった。

重井《しげい》が部屋に乱入した。

(ドカッ!!)

重井《しげい》は、ものすごく怒り狂った表情で尾儀原《おぎわら》を殴りつけたあと身体を押さえつけた。

「オドレ尾儀原《クソバカ》!!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ〜」
「死ねや!!」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

重井《しげい》は、刃渡りの鋭いナイフで尾儀原《おぎわら》の首もとを斬りさいた。

尾儀原《おぎわら》は、出血多量による心不全で死亡した。

その際に、重井《しげい》は大量の返り血を浴びた。

(カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…)

その後、重井《しげい》は時限爆弾をセットしたあとその場から逃げ出した。

……………………………

(ドカーン!!ドカーン!!ドカーン!!)

それから20分後であった。

やよいと尾儀原《おぎわら》がいた部屋で大爆発が発生した。

重井《しげい》は、ふらついた足取りで林道を歩いていた。

………………………………
< 869 / 900 >

この作品をシェア

pagetop