大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【愛が壊れて】
時は、9月2日の午後2時頃であった。
またところ変わって、鹿屋市にある宗山《むねやま》の家の前にて…
この日も、春義《はるよし》かなこ夫婦は香寿子千寿子《ふたりのむすめ》を連れて伊佐市へ行った。
家の前に白のブラウスと赤色のスカートの上にかわいいもようのエプロンをつけているさよこがいた。
さよこは、竹ほうきを使って掃き掃除をしていた。
そこへ、ド派手な柄のシャツを着た徳田さんがやって来た。
さよこのもとにやって来た徳田さんは、にこやかな表情で声をかけた。
「さよこ。」
「ヒィィィィィィィィィ!!」
徳田さんに声をかけられたさよこは、ひどくおびえた声をあげた。
徳田さんは、にこやかな表情でさよこに言うた。
「さよこ〜」
「なっ、なによ!!」
「久しぶりだね〜」
「徳田さん、何しに来たのよ!?」
「何しに来たのよって…君を迎えに来たのだよ〜」
「何しに来たって…君を迎えに来たのだよ〜」
「帰ってください!!」
「帰ってくださいって?」
「うちには、義父母とふたりの義姉がいるのです!!主人はタンシンフニン中です!!」
さよこは、徳田さんに対して激しく抵抗した。
徳田さんは、さよこを押しのけたあと家の中に入った。
「やめてください!!」
さよこは『やめてください!!』と叫びながら家の中に入った。
……………………………
またところ変わって、家の中にある大広間にて…
徳田さんは、大広間に置かれているソファにどっかりと座っていた。
さよこは、ものすごく困った声で徳田さんに言うた。
「ちょっと困ります…ここはよその家ですよ!!」
徳田さんは、ヘーゼンとした口調で言うた。
「帰るよ…用事が終わったらすぐに帰るよ〜」
「手短に済ませてください!!」
「分かったよ〜」
徳田さんは、さよこに対してヘーゼンとした口調で言うた。
「オレ…妻娘《さいし》の遺骨を妻方の実家《いえ》にかえした…これでおれは自由の身になったよ。」
「だからなんだと言いたいのよ!?」
「さよこもクソ真面目のダンナとリコンして…この家ともリエンして…オレと一緒になってくれよ〜」
徳田さんが発した言葉を聞いたさよこは、ものすごく怒った声で言うた。
「なんてことを言うのよ!!」
徳田さんは、ヘーゼンとした口調でさよこに言うた。
「そんなに怒らなくてもいいじゃないかよ…オレは、さよこを宗山《このいえ》から救うために一生懸命になって動いたのだよ〜」
「寝ぼけたことを言わないでよ!!」
さよこは、徳田さんに対して『帰ってください!!』と怒鳴りつけた。
徳田さんは『さよこが承認するまで帰らない』と言うて家に居座った。
……………………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、鴨池桟橋《かもいけさんばし》(薩摩半島側)の垂水行きのフェリー乗り場にて…
私は、フェリーに乗って鹿屋市へ帰るトラック運転手の女性に声をかけたあと話をした。
トラック運転手の女性は、宗山《むねやま》の家の近所で暮らしている住人であった。
女性は、私に対して徳田さんが宗山《むねやま》の家の近辺でうろついていたことを話した。
私は、おどろいた声で言うた。
「なんだって、徳田さんが宗山《むねやま》の家の近辺をうろついていた!?」
「ええ。」
「それはいつ頃から!?」
「たしか、8月31日頃からだったと思います。」
私は『8月31日』と言いながらゼブラシャーボーのシャープペンシルを使ってメモパッドにメモ書きをしたあと女性に声をかけた。
「あの〜、ちょっと話を戻しますが…徳田さんと言う方はご存知でしたか?」
「はい…鹿屋市《まち》の警察署の生活安全課《せいあん》の職員でした。」
「徳田さんの娘さんが昭和44年に高尾山で強姦殺人事件の被害を受けてお亡くなりになられたことは…」
「はい、ご存知です。」
「それでは、先月末に徳田さんの奥さまが急死なされたことについても…」
「はい、ご存知です。」
運転手の女性は、私に対してものすごく言いにくい声で言うた。
「あの〜…ものすごく言いにくい話でございますが…」
「ものすごく言いにくい話って、なんでしょうか?」
「昭和44年に徳田さんの娘さんが高尾山で強姦されたあと殺された事件のことでございますが…事件が発生した翌日以降のことについて…とんでもない話を聞いたのです。」
「とんでもない話を聞いた!?」
「はい。」
「それは一体どう言うことでしょうか?」
「徳田さんのご夫婦が八王子の警察署へ行った日のことでございますが…徳田さん夫婦が東京駅から新宿駅へ向かう途中で迷子になったのです。」
「迷子になった。」
「ええ。」
「徳田さんが奥さまと迷子になられたあと、どうなったのですか?」
運転手の女性は、私に対してものすごく言いにくい声で答えた。
「奥さまと迷子になった徳田さんは、八王子と反対の方角へ行ったようです。」
「それはどこですか!?」
「あんたにだけ話すけど…徳田さんは…わざと迷子になったあと…たしか…大宮の方へ行ったわよ。」
「大宮!?」
「ええ。」
「徳田さんは、大宮のどのあたりに行かれたのですか!?」
「そんなの決まっているわよ…徳田さんは大宮にあるソープランドへ行ったのよ〜」
「ソープランドへ行った!?」
「ええ。」
女性運転手さんからえげつない話を聞いた私は、足元が凍りついた。
なんだって…
徳田さんが…
ソープ店に出入りしていた…
………………………………
私は、運転手の女性に対して声をかけた。
「あの…徳田さんがフーゾク通いをしていたことについてでございますが、他に思い当たるフシはございますか!?」
女性運転手さんは、私に対してこう答えた。
「そうね…他にもあったと思うわよ。」
「たとえば!?」
女性運転手さんは、腕時計をちらっと見たあと私に声をかけた。
「ごめんなさい…15分後に出発するフェリーの時間が来たので、これで失礼します。」
女性運転手さんは、私に対して『フェリーに乗る時間が来たので失礼します。』と言ったあとトラックに戻った。
話は、そこで終わった。
………………………………
またところ変わって、鹿屋市にある宗山《むねやま》の家の前にて…
この日も、春義《はるよし》かなこ夫婦は香寿子千寿子《ふたりのむすめ》を連れて伊佐市へ行った。
家の前に白のブラウスと赤色のスカートの上にかわいいもようのエプロンをつけているさよこがいた。
さよこは、竹ほうきを使って掃き掃除をしていた。
そこへ、ド派手な柄のシャツを着た徳田さんがやって来た。
さよこのもとにやって来た徳田さんは、にこやかな表情で声をかけた。
「さよこ。」
「ヒィィィィィィィィィ!!」
徳田さんに声をかけられたさよこは、ひどくおびえた声をあげた。
徳田さんは、にこやかな表情でさよこに言うた。
「さよこ〜」
「なっ、なによ!!」
「久しぶりだね〜」
「徳田さん、何しに来たのよ!?」
「何しに来たのよって…君を迎えに来たのだよ〜」
「何しに来たって…君を迎えに来たのだよ〜」
「帰ってください!!」
「帰ってくださいって?」
「うちには、義父母とふたりの義姉がいるのです!!主人はタンシンフニン中です!!」
さよこは、徳田さんに対して激しく抵抗した。
徳田さんは、さよこを押しのけたあと家の中に入った。
「やめてください!!」
さよこは『やめてください!!』と叫びながら家の中に入った。
……………………………
またところ変わって、家の中にある大広間にて…
徳田さんは、大広間に置かれているソファにどっかりと座っていた。
さよこは、ものすごく困った声で徳田さんに言うた。
「ちょっと困ります…ここはよその家ですよ!!」
徳田さんは、ヘーゼンとした口調で言うた。
「帰るよ…用事が終わったらすぐに帰るよ〜」
「手短に済ませてください!!」
「分かったよ〜」
徳田さんは、さよこに対してヘーゼンとした口調で言うた。
「オレ…妻娘《さいし》の遺骨を妻方の実家《いえ》にかえした…これでおれは自由の身になったよ。」
「だからなんだと言いたいのよ!?」
「さよこもクソ真面目のダンナとリコンして…この家ともリエンして…オレと一緒になってくれよ〜」
徳田さんが発した言葉を聞いたさよこは、ものすごく怒った声で言うた。
「なんてことを言うのよ!!」
徳田さんは、ヘーゼンとした口調でさよこに言うた。
「そんなに怒らなくてもいいじゃないかよ…オレは、さよこを宗山《このいえ》から救うために一生懸命になって動いたのだよ〜」
「寝ぼけたことを言わないでよ!!」
さよこは、徳田さんに対して『帰ってください!!』と怒鳴りつけた。
徳田さんは『さよこが承認するまで帰らない』と言うて家に居座った。
……………………………
さて、その頃であった。
またところ変わって、鴨池桟橋《かもいけさんばし》(薩摩半島側)の垂水行きのフェリー乗り場にて…
私は、フェリーに乗って鹿屋市へ帰るトラック運転手の女性に声をかけたあと話をした。
トラック運転手の女性は、宗山《むねやま》の家の近所で暮らしている住人であった。
女性は、私に対して徳田さんが宗山《むねやま》の家の近辺でうろついていたことを話した。
私は、おどろいた声で言うた。
「なんだって、徳田さんが宗山《むねやま》の家の近辺をうろついていた!?」
「ええ。」
「それはいつ頃から!?」
「たしか、8月31日頃からだったと思います。」
私は『8月31日』と言いながらゼブラシャーボーのシャープペンシルを使ってメモパッドにメモ書きをしたあと女性に声をかけた。
「あの〜、ちょっと話を戻しますが…徳田さんと言う方はご存知でしたか?」
「はい…鹿屋市《まち》の警察署の生活安全課《せいあん》の職員でした。」
「徳田さんの娘さんが昭和44年に高尾山で強姦殺人事件の被害を受けてお亡くなりになられたことは…」
「はい、ご存知です。」
「それでは、先月末に徳田さんの奥さまが急死なされたことについても…」
「はい、ご存知です。」
運転手の女性は、私に対してものすごく言いにくい声で言うた。
「あの〜…ものすごく言いにくい話でございますが…」
「ものすごく言いにくい話って、なんでしょうか?」
「昭和44年に徳田さんの娘さんが高尾山で強姦されたあと殺された事件のことでございますが…事件が発生した翌日以降のことについて…とんでもない話を聞いたのです。」
「とんでもない話を聞いた!?」
「はい。」
「それは一体どう言うことでしょうか?」
「徳田さんのご夫婦が八王子の警察署へ行った日のことでございますが…徳田さん夫婦が東京駅から新宿駅へ向かう途中で迷子になったのです。」
「迷子になった。」
「ええ。」
「徳田さんが奥さまと迷子になられたあと、どうなったのですか?」
運転手の女性は、私に対してものすごく言いにくい声で答えた。
「奥さまと迷子になった徳田さんは、八王子と反対の方角へ行ったようです。」
「それはどこですか!?」
「あんたにだけ話すけど…徳田さんは…わざと迷子になったあと…たしか…大宮の方へ行ったわよ。」
「大宮!?」
「ええ。」
「徳田さんは、大宮のどのあたりに行かれたのですか!?」
「そんなの決まっているわよ…徳田さんは大宮にあるソープランドへ行ったのよ〜」
「ソープランドへ行った!?」
「ええ。」
女性運転手さんからえげつない話を聞いた私は、足元が凍りついた。
なんだって…
徳田さんが…
ソープ店に出入りしていた…
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私は、運転手の女性に対して声をかけた。
「あの…徳田さんがフーゾク通いをしていたことについてでございますが、他に思い当たるフシはございますか!?」
女性運転手さんは、私に対してこう答えた。
「そうね…他にもあったと思うわよ。」
「たとえば!?」
女性運転手さんは、腕時計をちらっと見たあと私に声をかけた。
「ごめんなさい…15分後に出発するフェリーの時間が来たので、これで失礼します。」
女性運転手さんは、私に対して『フェリーに乗る時間が来たので失礼します。』と言ったあとトラックに戻った。
話は、そこで終わった。
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