大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【おもいで】
話は、翌朝10時頃であった。
ところ変わって、キャベンディッシュ教会のチャペルにて…
一行は、チャペル内でケントさんルイザさん夫妻と合流した。
このあと、一行はママの胎内《なか》にいる私が生まれて来た時に備えるための諸々の手続きを始めた。
諸々の手続きは、10月15日にすべて完了した。
これにより、私の本籍地はカナダ・プリンスエドワード島のフレンチリバーに変更された。
時は流れて…
1923年11月28日頃であった。
ところ変わって、カナダ・プリンスエドワード島のキャベンディッシュにあるゲストハウス内にあるレストランにて…
レストランの座席に、大きな胎《からだ》のママとマァマたちと大番頭《おおばんと》はんと事務長《じむちょう》はんと宮出さんとケントさん夫妻が座っていた。
午後1時頃であった。
番頭《ばんと》はんがレストランに入った。
番頭《ばんと》はんは、大番頭《おおばんと》はんたちに会議を始めることを伝えた。
「たいへんながらくお待たせしやした。」
「ほな、ぼちぼち始めまひょか?」
大番頭《おおばんと》はんは、事務長《じむちょう》はんに対して『例のアレを…』と伝えた。
例のアレとは、公正証書に書き換えたセヴァスチャンじいさんの遺言《ゆいごん》であった。
セヴァスチャンじいさんが書いた遺言書《ゆいごんしょ》は、この日を持って破棄されることが決まった。
イワマツの全財産《すべて》をママの胎内《なか》にいる私・コリントイワマツヨシタカグラマシーに所有権を移すことが訣定《けってい》した…
これに伴って、公正証書遺言《ユイゴンジョウ》の中身をすべて公表されるはこびとなった。
イワマツグループとイワマツ家の財産をママの胎内《なか》にいる私にジョウトされることは訣定《けってい》されたが、より厳しい条件が課されていた。
私自身がより厳しい条件を全部クリアするまでの間、イワマツグループとイワマツ家の財産一式は大番頭《おおばんと》はんたち連帯後見人の預かりとなる。
事務長はんは、ママの近くにいる施設のスタッフさんたち5人に対してこう言うた。
「すまんけど、きょうこのパンティを脱がしてくれるか?」
施設のスタッフさんたち5人は、なにも言わずにママが着ていたマタニティショーツを脱がした。
その後、施設のスタッフさんたち5人は赤ちゃんが生まれてくる部分を事務長はんに向けた。
事務長《じむちょう》はんは、公正証書《こうせいしょうしょ》が入っている封筒をはさみでゆっくりと開封したあと中身を取り出した。
その後、事務長《じむちょう》はんは赤ちゃんが生まれてくる部分に向かって書面に記載されている文書を読み始めた。
まず、事務長《じむちょう》はんは、本籍地をフレンチリバーに移したいきさつを伝えた。
「まず最初に、コリントイワマツヨシタカグラマシーの本籍地をフレンチリバーに移したいきさつについて申し上げる…実の父親ときょうこは、1923年1月に両方の戸籍抄本《こせきしょうほん》を愛媛県周桑郡壬生川町《えひめけんしゅうそうぐんにゅうがわちょう》(今の西条市)の役場に移したあと、婚姻届を提出した…保証人は、町内で暮らしているセヴァスチャンじいさん(実父)の知人夫婦である…夫婦は模範的《もはんてき》で社会的信頼が厚《あつ》い方なのでの保証人と認定した…これにより、コリントイワマツヨシタカグラマシーの出生届はここ(キャベンディッシュ)の役場で提出できるようになった…よって、コリントイワマツヨシタカグラマシーの出生地ならびに本籍地はカナダ・プリンスエドワード島・キャベンディッシュ・フレンチリバー…である!!」
事務長はんは、長い前置きを述べたあとイワマツの全財産《すべて》を実母の胎内《なか》にいる私に所有権を全部移すことと生まれて来たあとの人生設計《ライフプラン》について読み上げた。
「ひとつ…イワマツグループとイワマツ家の財産書に記載されている全財産《すべて》を、コリントイワマツヨシタカグラマシーに名義変更する…ただし、そのためにはより厳しい条件をすべてクリアすること…なお、正式な所有権を得るまでの間は連帯立会人《れんたいたちあいにん》のもとで預かりとする…所有権の効力が生じる条件を説明する…ひとつ、満18歳の誕生日を迎える1941年11月30日午前0時に仮の所有権が生じるが引き続き連帯立会人《れんたいたちあいにん》の預かりとする…ひとつ…正式な所有権を保有するためには法的な諸手続きを完了させること…ひとつ…公正証書遺言《ユイゴンジョウ》にしるした人生設計《ライフプランニング》通りの生き方をおくること…である…なお、コリントイワマツヨシタカグラマシーに不測の事態が発生した場合は、イワマツの全財産《すべて》は再び連帯立会人のもとで預かりとする…また、不測の事態が発生したによりプロジェクトがすべて停止した場合…連帯立会人《れんたいたちあいにん》はイワマツの独立と安全を死守する義務を全うすること…」
つづいて事務長《じむちょう》はんは、より強い口調で私の人生設計《ライフプラン》を発表した。
私の人生設計《ライフプラン》はより過酷な内容が記《しる》されていた。
事務長《じむちょう》はんは、ママの胎内《なか》にいる私に対してより厳しい条件を伝えた。
「つづいて、コリントイワマツヨシタカグラマシーの人生設計《ライフプラン》を発表する…心して聞くがよい…ひとつ・『教育』…コリントイワマツヨシタカグラマシーは、日本の国の小学校〜(旧制の)中学校〜(旧制の)高等学校…へ通うことを厳禁《げんきん》とする!!」
事務長《じむちょう》はんは、ママの胎内《なか》にいる私に対して『日本の学校ヘ行くな!!』と厳命《げんめい》した。
それを聞いた施設の女性スタッフさんふたりが、おどろいた声で言うた。
「えー、そんなー!!」
「あんまりだわ!!」
事務長《じむちょう》はんは女性スタッフさんふたりに対して『静かにせえ!!』と怒鳴りつけたあと、理由を説明した。
「理由はある…学校は楽しい時間を過ごす場所ではない!!…行事ごとがたくさんある、土曜日半休《バンドン》、夏休み冬休み春休み…休みがたくさんあるからと言う…全くけしからん!!…休みと友だちの家に遊びに行くことしか知らないヤカラどもがいる日本に行ったら…コリントイワマツヨシタカグラマシーは100パーセントダメになる!!…大学も大学だ…サークル・合コン・合宿などが目的で大学に行くやつらばかりがいるからますますけしからん!!…そんな大学に行ったら、コリントイワマツヨシタカグラマシーの人生は100パーセントダメになる!!…よって…日本の学校へ行くことは厳禁《げんきん》だ!!…同い年の子どもたちと楽しい時間を過ごすことは厳禁《げんきん》だ!!」
事務長《じむちょう》はんは、ケンカ越しの口調で言うた。
女性スタッフさんふたりは、事務長《じむちょう》はんに対して異議《いぎ》を唱えた。
「異議《いぎ》あり!!」
「うちも異議《いぎ》あり!!」
事務長《じむちょう》はんの端にいた大番頭《おおばんと》はんが女性スタッフさんふたりを怒鳴りつけた。
「あんさんら!!だまって聞きなはれ!!」
「なんでジジイが横から入って来るのよ!!」
「そうよそうよ!!」
「やめなさい!!…すみませんでした…」
この時、マァマが大番頭《おおばんと》はんに対してペコペコと頭を下げてわびたあと女性スタッフさんふたりを必死になだめた。
つづいて、『恋愛・結婚』に関する事項が発表された。
「つづいて、『恋愛・結婚』の項目について読み上げる…コリントイワマツヨシタカグラマシーは、日本の国で『恋愛』『お見合い』『結婚』をすることを厳禁《げんきん》とする…たとえ相手の女性が幼なじみであっても、『恋愛結婚』は一切認めない!!…コリントイワマツヨシタカグラマシーの恋愛は厳禁《げんきん》だ!!」
事務長《じむちょう》はんは、よりし烈な言葉で実母の胎内《なか》にいる私に対して『恋愛厳禁《れんあいげんきん》!!』とボロクソに言うた。
それを聞いた女性スタッフさんふたりが、また事務長《じむちょう》はんに対して異議《いぎ》を唱えた。
「異議あり!!」
「そうよ!!撤回してよ!!」
「やめなさい!!」
マァマは、必死になって女性スタッフさんふたりをなだめた。
その後、事務長《じむちょう》はんは書面に記載されている項目をすべて読み上げた。
約6枚に渡ってつづられた書面を事務長《じむちょう》はんが読み上げたあと、イワマツの全財産《すべて》を私に生前贈与をするために必要な手続きを取る作業に入った。
法的な手続きは、60分後に完了した。
これをもって、セヴァスチャンじいさんが書いた遺言書は完全に破棄された。
同時に、私の人生設計《ライフプラン》が固定された。
人生設計《ライフプラン》を変更したい場合は、大番頭《おおばんと》はんたちのグループ全員の賛成が必要である。
私は…
自分の生き方を主張できなくなった…
人生を選ぶ権利を…
すべてハクダツされた。
悲しい…
ところ変わって、キャベンディッシュ教会のチャペルにて…
一行は、チャペル内でケントさんルイザさん夫妻と合流した。
このあと、一行はママの胎内《なか》にいる私が生まれて来た時に備えるための諸々の手続きを始めた。
諸々の手続きは、10月15日にすべて完了した。
これにより、私の本籍地はカナダ・プリンスエドワード島のフレンチリバーに変更された。
時は流れて…
1923年11月28日頃であった。
ところ変わって、カナダ・プリンスエドワード島のキャベンディッシュにあるゲストハウス内にあるレストランにて…
レストランの座席に、大きな胎《からだ》のママとマァマたちと大番頭《おおばんと》はんと事務長《じむちょう》はんと宮出さんとケントさん夫妻が座っていた。
午後1時頃であった。
番頭《ばんと》はんがレストランに入った。
番頭《ばんと》はんは、大番頭《おおばんと》はんたちに会議を始めることを伝えた。
「たいへんながらくお待たせしやした。」
「ほな、ぼちぼち始めまひょか?」
大番頭《おおばんと》はんは、事務長《じむちょう》はんに対して『例のアレを…』と伝えた。
例のアレとは、公正証書に書き換えたセヴァスチャンじいさんの遺言《ゆいごん》であった。
セヴァスチャンじいさんが書いた遺言書《ゆいごんしょ》は、この日を持って破棄されることが決まった。
イワマツの全財産《すべて》をママの胎内《なか》にいる私・コリントイワマツヨシタカグラマシーに所有権を移すことが訣定《けってい》した…
これに伴って、公正証書遺言《ユイゴンジョウ》の中身をすべて公表されるはこびとなった。
イワマツグループとイワマツ家の財産をママの胎内《なか》にいる私にジョウトされることは訣定《けってい》されたが、より厳しい条件が課されていた。
私自身がより厳しい条件を全部クリアするまでの間、イワマツグループとイワマツ家の財産一式は大番頭《おおばんと》はんたち連帯後見人の預かりとなる。
事務長はんは、ママの近くにいる施設のスタッフさんたち5人に対してこう言うた。
「すまんけど、きょうこのパンティを脱がしてくれるか?」
施設のスタッフさんたち5人は、なにも言わずにママが着ていたマタニティショーツを脱がした。
その後、施設のスタッフさんたち5人は赤ちゃんが生まれてくる部分を事務長はんに向けた。
事務長《じむちょう》はんは、公正証書《こうせいしょうしょ》が入っている封筒をはさみでゆっくりと開封したあと中身を取り出した。
その後、事務長《じむちょう》はんは赤ちゃんが生まれてくる部分に向かって書面に記載されている文書を読み始めた。
まず、事務長《じむちょう》はんは、本籍地をフレンチリバーに移したいきさつを伝えた。
「まず最初に、コリントイワマツヨシタカグラマシーの本籍地をフレンチリバーに移したいきさつについて申し上げる…実の父親ときょうこは、1923年1月に両方の戸籍抄本《こせきしょうほん》を愛媛県周桑郡壬生川町《えひめけんしゅうそうぐんにゅうがわちょう》(今の西条市)の役場に移したあと、婚姻届を提出した…保証人は、町内で暮らしているセヴァスチャンじいさん(実父)の知人夫婦である…夫婦は模範的《もはんてき》で社会的信頼が厚《あつ》い方なのでの保証人と認定した…これにより、コリントイワマツヨシタカグラマシーの出生届はここ(キャベンディッシュ)の役場で提出できるようになった…よって、コリントイワマツヨシタカグラマシーの出生地ならびに本籍地はカナダ・プリンスエドワード島・キャベンディッシュ・フレンチリバー…である!!」
事務長はんは、長い前置きを述べたあとイワマツの全財産《すべて》を実母の胎内《なか》にいる私に所有権を全部移すことと生まれて来たあとの人生設計《ライフプラン》について読み上げた。
「ひとつ…イワマツグループとイワマツ家の財産書に記載されている全財産《すべて》を、コリントイワマツヨシタカグラマシーに名義変更する…ただし、そのためにはより厳しい条件をすべてクリアすること…なお、正式な所有権を得るまでの間は連帯立会人《れんたいたちあいにん》のもとで預かりとする…所有権の効力が生じる条件を説明する…ひとつ、満18歳の誕生日を迎える1941年11月30日午前0時に仮の所有権が生じるが引き続き連帯立会人《れんたいたちあいにん》の預かりとする…ひとつ…正式な所有権を保有するためには法的な諸手続きを完了させること…ひとつ…公正証書遺言《ユイゴンジョウ》にしるした人生設計《ライフプランニング》通りの生き方をおくること…である…なお、コリントイワマツヨシタカグラマシーに不測の事態が発生した場合は、イワマツの全財産《すべて》は再び連帯立会人のもとで預かりとする…また、不測の事態が発生したによりプロジェクトがすべて停止した場合…連帯立会人《れんたいたちあいにん》はイワマツの独立と安全を死守する義務を全うすること…」
つづいて事務長《じむちょう》はんは、より強い口調で私の人生設計《ライフプラン》を発表した。
私の人生設計《ライフプラン》はより過酷な内容が記《しる》されていた。
事務長《じむちょう》はんは、ママの胎内《なか》にいる私に対してより厳しい条件を伝えた。
「つづいて、コリントイワマツヨシタカグラマシーの人生設計《ライフプラン》を発表する…心して聞くがよい…ひとつ・『教育』…コリントイワマツヨシタカグラマシーは、日本の国の小学校〜(旧制の)中学校〜(旧制の)高等学校…へ通うことを厳禁《げんきん》とする!!」
事務長《じむちょう》はんは、ママの胎内《なか》にいる私に対して『日本の学校ヘ行くな!!』と厳命《げんめい》した。
それを聞いた施設の女性スタッフさんふたりが、おどろいた声で言うた。
「えー、そんなー!!」
「あんまりだわ!!」
事務長《じむちょう》はんは女性スタッフさんふたりに対して『静かにせえ!!』と怒鳴りつけたあと、理由を説明した。
「理由はある…学校は楽しい時間を過ごす場所ではない!!…行事ごとがたくさんある、土曜日半休《バンドン》、夏休み冬休み春休み…休みがたくさんあるからと言う…全くけしからん!!…休みと友だちの家に遊びに行くことしか知らないヤカラどもがいる日本に行ったら…コリントイワマツヨシタカグラマシーは100パーセントダメになる!!…大学も大学だ…サークル・合コン・合宿などが目的で大学に行くやつらばかりがいるからますますけしからん!!…そんな大学に行ったら、コリントイワマツヨシタカグラマシーの人生は100パーセントダメになる!!…よって…日本の学校へ行くことは厳禁《げんきん》だ!!…同い年の子どもたちと楽しい時間を過ごすことは厳禁《げんきん》だ!!」
事務長《じむちょう》はんは、ケンカ越しの口調で言うた。
女性スタッフさんふたりは、事務長《じむちょう》はんに対して異議《いぎ》を唱えた。
「異議《いぎ》あり!!」
「うちも異議《いぎ》あり!!」
事務長《じむちょう》はんの端にいた大番頭《おおばんと》はんが女性スタッフさんふたりを怒鳴りつけた。
「あんさんら!!だまって聞きなはれ!!」
「なんでジジイが横から入って来るのよ!!」
「そうよそうよ!!」
「やめなさい!!…すみませんでした…」
この時、マァマが大番頭《おおばんと》はんに対してペコペコと頭を下げてわびたあと女性スタッフさんふたりを必死になだめた。
つづいて、『恋愛・結婚』に関する事項が発表された。
「つづいて、『恋愛・結婚』の項目について読み上げる…コリントイワマツヨシタカグラマシーは、日本の国で『恋愛』『お見合い』『結婚』をすることを厳禁《げんきん》とする…たとえ相手の女性が幼なじみであっても、『恋愛結婚』は一切認めない!!…コリントイワマツヨシタカグラマシーの恋愛は厳禁《げんきん》だ!!」
事務長《じむちょう》はんは、よりし烈な言葉で実母の胎内《なか》にいる私に対して『恋愛厳禁《れんあいげんきん》!!』とボロクソに言うた。
それを聞いた女性スタッフさんふたりが、また事務長《じむちょう》はんに対して異議《いぎ》を唱えた。
「異議あり!!」
「そうよ!!撤回してよ!!」
「やめなさい!!」
マァマは、必死になって女性スタッフさんふたりをなだめた。
その後、事務長《じむちょう》はんは書面に記載されている項目をすべて読み上げた。
約6枚に渡ってつづられた書面を事務長《じむちょう》はんが読み上げたあと、イワマツの全財産《すべて》を私に生前贈与をするために必要な手続きを取る作業に入った。
法的な手続きは、60分後に完了した。
これをもって、セヴァスチャンじいさんが書いた遺言書は完全に破棄された。
同時に、私の人生設計《ライフプラン》が固定された。
人生設計《ライフプラン》を変更したい場合は、大番頭《おおばんと》はんたちのグループ全員の賛成が必要である。
私は…
自分の生き方を主張できなくなった…
人生を選ぶ権利を…
すべてハクダツされた。
悲しい…