大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【知らなかったの】
熊代《くましろ》さんと私の会話はまだつづいた。
私は、熊代《くましろ》さんに対して声をかけた。
「熊代《くましろ》さん、熊代《くましろ》さん!!」
「はい。」
「あの〜、通総《みちふさ》さんと花嫁さんが交際中に花嫁さんがささいなトラブルを起こしたことがあったと言いましたよね。」
「はい。」
「あの〜、そのことについてくわしく話していただけますか?」
「えっ?」
「あの〜…すみませんけど、通総《みちふさ》さんと花嫁さんのあいだでなにがあったのかを話していただけますか?」
「分かりました…コリントさま。」
「なんでしょうか?」
「その前に、ひとつだけ私から話をさせていただけますか?」
「ええ、どうぞ。」
「あの…挙式披露宴当日の話でございますが…家内と私が式場に来た時に…冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して『挙式披露宴をやめろ』と強要していたのを聞きました。」
「しばらくお待ちくださいませ!!」
私は、メモパッドの余白のページをひらいたあとゼブラシャーボーのシャープペンシルを使って『冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して挙式披露宴をやめるようにと強要した。』と書いた。
その後、私は熊代《くましろ》さんに声をかけた。
「あの、もう一度確認を取りますが…ご夫妻が式場に到着したのは何時ごろでしたか?」
「たしか…ああ、午前10時に…5分か6分前でした。」
私は『午前10時に5分か6分前』と言いながらメモ書きをしたあとこう言うた。
「挙式は11時…披露宴は13時…にそれぞれ始まる予定だった…しかし、冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して挙式披露宴をやめることを強要した事件があったので、予定通りに始めることができるかどうか…ビミョーな状態だった…あの…念のために熊代《くましろ》さんにもう一度おたずねしますが…熊代《くましろ》さんは、通総《みちふさ》さんと花嫁さんの挙式披露宴のバイシャクニンを引き受ける条件として、徳田さんが挙式披露宴に出席することを厳禁にしたのですね。」
「はい…間違いありません。」
「分かりました…え~と…もう一点おたずねしたいことがございますが…」
「なんでしょうか?」
「熊代《くましろ》さんがおっしゃられた『条件つき』の件についてですが…その…『条件つき』の対象者は徳田さんであるとおっしゃられましたね。」
「はい…徳田さんは挙式披露宴の出席者リストから強制的に除《の》けました。」
「徳田さんは、セクハラの前科があったので出席者リストから強制的に除《の》けたことは確認できました…ただですね~…」
「ただ、なんでしょうか?」
「熊代《くましろ》さんが提示した『条件』の対象者が徳田さん一人だけではなかった…と言うことも考えられます。」
「私が提示した条件の対象者は、徳田さん一人だけですよ。」
熊代《くましろ》さんが言うた言葉に対して、私はこう反論した。
「あの〜、私は反論したくて反論したわけじゃないのです。」
「それはよく分かっていますよ。」
「あのですね~…」
私は、メモパッドのページをパラパラとめくったあとメモ書きを見た。
その後、私は熊代《くましろ》さんに声をかけた。
「熊代《くましろ》さんは、通総《みちふさ》さんと花嫁さんが交際中にささいなトラブルが発生したとおっしゃられましたね。」
「はい、おっしゃいました。」
「え~と…通総《みちふさ》さんと花嫁さんのあいだで生じたささいなトラブルと熊代《くましろ》さんが提示した『条件』の対象者が他にいた…と言うことに関係があるかもしれないのです…あの…お気を悪くなされたら…おわびいたします。」
「いいえ、私はかまいませんよ。」
「そうですか…わかりました。」
私は、メモパッドの余白のページをひらいたあと熊代《くましろ》さんに声をかけた。
「え~とですね…熊代《くましろ》さんが提示した『条件』の対象者が他にいるかもしれないと言う件についてでございますが…ご夫妻が式場に到着なされた時に、冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して『挙式披露宴を中止しろ』と強要していた現場を目撃しました…もめごとの発端は、徳田さんが式場にやって来たことにあったと感じ取りました。」
私の問いに対して、熊代《くましろ》さんは『ああ、思い出した!!』と言うた。
私は、徳田さんに対して声をかけた。
「熊代《くましろ》さん、どうかなさいましたか?」
「コリントさま…冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して『挙式披露宴を中止しろ』と強要したことに関して、ひとつ話を思い出しました。」
「えっ?」
熊代《くましろ》さんは『そう言えば…』と言ったあと、私に対してこう言うた。
「コリントさま、冬萌子《おく》さまがレッカのごとく怒り狂っていたことについてですが…たしか…冬萌子《おく》さまが…特定の男性の名前をレンコしていたのを聞きました。」
「えっ?特定の男性の名前をレンコしていた!?」
「はい。」
「その…特定の男性の方は…熊代《くましろ》さんが設定した『条件』の対象者でしょうか!?」
「いいえ…対象者ではありませんでした。」
私は、熊代《くましろ》さんに対してこう言うた。
「対象者じゃない…すみません…もう一度確認を取りますが、熊代《くましろ》さんが設定した『条件』の対象者は徳田さん一人だけとおっしゃらましたね。」
「はい。」
「ええ…ちょっと待ってください…おかしいな〜」
私は、メモパッドのページをめくったあとメモ書きをみながら言うた。
「熊代《くましろ》さんが設定した対象者は徳田さん一人だけ!?」
大パニックを起こした私は、メモパッドに記載されている内容をもう一度確認した。
もしかしたら…
思い違いをしたのではないか…
熊代《くましろ》さんが設定した『条件』の対象者は徳田さんだけだった…
他にも対象者がいたと言うのは…
大間違いだったのか…
………………………………
私は、熊代《くましろ》さんに対して声をかけた。
「熊代《くましろ》さん、熊代《くましろ》さん!!」
「はい。」
「あの〜、通総《みちふさ》さんと花嫁さんが交際中に花嫁さんがささいなトラブルを起こしたことがあったと言いましたよね。」
「はい。」
「あの〜、そのことについてくわしく話していただけますか?」
「えっ?」
「あの〜…すみませんけど、通総《みちふさ》さんと花嫁さんのあいだでなにがあったのかを話していただけますか?」
「分かりました…コリントさま。」
「なんでしょうか?」
「その前に、ひとつだけ私から話をさせていただけますか?」
「ええ、どうぞ。」
「あの…挙式披露宴当日の話でございますが…家内と私が式場に来た時に…冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して『挙式披露宴をやめろ』と強要していたのを聞きました。」
「しばらくお待ちくださいませ!!」
私は、メモパッドの余白のページをひらいたあとゼブラシャーボーのシャープペンシルを使って『冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して挙式披露宴をやめるようにと強要した。』と書いた。
その後、私は熊代《くましろ》さんに声をかけた。
「あの、もう一度確認を取りますが…ご夫妻が式場に到着したのは何時ごろでしたか?」
「たしか…ああ、午前10時に…5分か6分前でした。」
私は『午前10時に5分か6分前』と言いながらメモ書きをしたあとこう言うた。
「挙式は11時…披露宴は13時…にそれぞれ始まる予定だった…しかし、冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して挙式披露宴をやめることを強要した事件があったので、予定通りに始めることができるかどうか…ビミョーな状態だった…あの…念のために熊代《くましろ》さんにもう一度おたずねしますが…熊代《くましろ》さんは、通総《みちふさ》さんと花嫁さんの挙式披露宴のバイシャクニンを引き受ける条件として、徳田さんが挙式披露宴に出席することを厳禁にしたのですね。」
「はい…間違いありません。」
「分かりました…え~と…もう一点おたずねしたいことがございますが…」
「なんでしょうか?」
「熊代《くましろ》さんがおっしゃられた『条件つき』の件についてですが…その…『条件つき』の対象者は徳田さんであるとおっしゃられましたね。」
「はい…徳田さんは挙式披露宴の出席者リストから強制的に除《の》けました。」
「徳田さんは、セクハラの前科があったので出席者リストから強制的に除《の》けたことは確認できました…ただですね~…」
「ただ、なんでしょうか?」
「熊代《くましろ》さんが提示した『条件』の対象者が徳田さん一人だけではなかった…と言うことも考えられます。」
「私が提示した条件の対象者は、徳田さん一人だけですよ。」
熊代《くましろ》さんが言うた言葉に対して、私はこう反論した。
「あの〜、私は反論したくて反論したわけじゃないのです。」
「それはよく分かっていますよ。」
「あのですね~…」
私は、メモパッドのページをパラパラとめくったあとメモ書きを見た。
その後、私は熊代《くましろ》さんに声をかけた。
「熊代《くましろ》さんは、通総《みちふさ》さんと花嫁さんが交際中にささいなトラブルが発生したとおっしゃられましたね。」
「はい、おっしゃいました。」
「え~と…通総《みちふさ》さんと花嫁さんのあいだで生じたささいなトラブルと熊代《くましろ》さんが提示した『条件』の対象者が他にいた…と言うことに関係があるかもしれないのです…あの…お気を悪くなされたら…おわびいたします。」
「いいえ、私はかまいませんよ。」
「そうですか…わかりました。」
私は、メモパッドの余白のページをひらいたあと熊代《くましろ》さんに声をかけた。
「え~とですね…熊代《くましろ》さんが提示した『条件』の対象者が他にいるかもしれないと言う件についてでございますが…ご夫妻が式場に到着なされた時に、冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して『挙式披露宴を中止しろ』と強要していた現場を目撃しました…もめごとの発端は、徳田さんが式場にやって来たことにあったと感じ取りました。」
私の問いに対して、熊代《くましろ》さんは『ああ、思い出した!!』と言うた。
私は、徳田さんに対して声をかけた。
「熊代《くましろ》さん、どうかなさいましたか?」
「コリントさま…冬萌子《おく》さまが通総《むすこ》さんに対して『挙式披露宴を中止しろ』と強要したことに関して、ひとつ話を思い出しました。」
「えっ?」
熊代《くましろ》さんは『そう言えば…』と言ったあと、私に対してこう言うた。
「コリントさま、冬萌子《おく》さまがレッカのごとく怒り狂っていたことについてですが…たしか…冬萌子《おく》さまが…特定の男性の名前をレンコしていたのを聞きました。」
「えっ?特定の男性の名前をレンコしていた!?」
「はい。」
「その…特定の男性の方は…熊代《くましろ》さんが設定した『条件』の対象者でしょうか!?」
「いいえ…対象者ではありませんでした。」
私は、熊代《くましろ》さんに対してこう言うた。
「対象者じゃない…すみません…もう一度確認を取りますが、熊代《くましろ》さんが設定した『条件』の対象者は徳田さん一人だけとおっしゃらましたね。」
「はい。」
「ええ…ちょっと待ってください…おかしいな〜」
私は、メモパッドのページをめくったあとメモ書きをみながら言うた。
「熊代《くましろ》さんが設定した対象者は徳田さん一人だけ!?」
大パニックを起こした私は、メモパッドに記載されている内容をもう一度確認した。
もしかしたら…
思い違いをしたのではないか…
熊代《くましろ》さんが設定した『条件』の対象者は徳田さんだけだった…
他にも対象者がいたと言うのは…
大間違いだったのか…
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